2025年04月
2025年04月29日
【From America】「イースターの卵バーゲンセール」
アメリカのウインドゲイト緑です。
4月20日はイースターのお祝いです。日本ではあまり馴染みがない祝日ですが、キリスト教徒にとってはクリスマスと並ぶとても大切なお祝いです。皆さんも、ホワイトハウスで行われるイースターエッグの催しをTVのニュースなどでご覧になったことがあると思います。復活を意味する卵はイースターのシンボルで、ゆで卵に色を塗ったり、イースターエッグを庭に隠してハンテイングしたり、と子供にとっても楽しいお祝いです。そして、そのイースターに欠かせないのが卵です。
日本でも卵の価格高騰が続いているようですが、アメリカの卵の値段の高騰は本当に悩みの種です。以前から鳥インフルエンザの影響で大量のニワトリを処分したから、という理由で卵の値段が上がり、ちっとも下がらないのでレストラン業者達も値段を上げるかどうか? 悩んでいる時期が続きました。そして、このイースターの時期が来てしまったわけです。
日本では1パックに卵が10個入った形で売られています。アメリカでは1ダース、つまり12個入っているのですが、その値段は日本円に換算して800円とか900円位していました。そんな時に写真のような広告を見つけました。1パックが1ドル99セント。つまり日本円に直したら(1ドル=150円として)299円位です。これは破格のバーゲン価格です。一家族に2パックまでという制限付きではありますが、イースターの時期には嬉しい値段です。しかし、よくよく広告を見ると「25ドルの買い物をした場合につき、卵を1パック1ドル99セントで買えます」という条件付きです。
アメリカではこの手の広告が実に多いのです。特にクリスマスや感謝祭など家族が大勢で集まる祝日の前には大量の買い物をすることが予想されます。「3万円買い物をしたら3千円引いてあげますよ」という感じの広告です。日本なら、「卵1パックXX円です。お一人様1パック限り」という感じの広告があると思います。しかし、私は日本では条件付きは見たことがありません。これなら誰でも公平にそのバーゲンの恩恵を受けられますね。スーパーの狙いは「卵を買いに来てくれたら、ついでに他の品物も色々買ってくれるだろう。だから卵で利益を得なくても、お客に来てもらうことが大切で、とにかくスーパーに足を踏み入れてくれることが一番だ」と考えているのだと思います。だから、バーゲンの卵だけを買って帰ってしまうお客がいても、誰もそれをとがめることはないですよね。一方、アメリカはバーゲン品を餌にして「馬の前にニンジンをぶら下げる」ようにして、XXドル買ってくれたお客様に対しては、そのお礼としてバーゲン価格を差し上げます、というアプローチです。
バーゲン価格は消費者にとっては嬉しいですが、アメリカ式と日本式のバーゲンでお客を呼び込む違いが興味深いと思いました。
ハッピーイースター!
4月20日はイースターのお祝いです。日本ではあまり馴染みがない祝日ですが、キリスト教徒にとってはクリスマスと並ぶとても大切なお祝いです。皆さんも、ホワイトハウスで行われるイースターエッグの催しをTVのニュースなどでご覧になったことがあると思います。復活を意味する卵はイースターのシンボルで、ゆで卵に色を塗ったり、イースターエッグを庭に隠してハンテイングしたり、と子供にとっても楽しいお祝いです。そして、そのイースターに欠かせないのが卵です。
日本でも卵の価格高騰が続いているようですが、アメリカの卵の値段の高騰は本当に悩みの種です。以前から鳥インフルエンザの影響で大量のニワトリを処分したから、という理由で卵の値段が上がり、ちっとも下がらないのでレストラン業者達も値段を上げるかどうか? 悩んでいる時期が続きました。そして、このイースターの時期が来てしまったわけです。

アメリカではこの手の広告が実に多いのです。特にクリスマスや感謝祭など家族が大勢で集まる祝日の前には大量の買い物をすることが予想されます。「3万円買い物をしたら3千円引いてあげますよ」という感じの広告です。日本なら、「卵1パックXX円です。お一人様1パック限り」という感じの広告があると思います。しかし、私は日本では条件付きは見たことがありません。これなら誰でも公平にそのバーゲンの恩恵を受けられますね。スーパーの狙いは「卵を買いに来てくれたら、ついでに他の品物も色々買ってくれるだろう。だから卵で利益を得なくても、お客に来てもらうことが大切で、とにかくスーパーに足を踏み入れてくれることが一番だ」と考えているのだと思います。だから、バーゲンの卵だけを買って帰ってしまうお客がいても、誰もそれをとがめることはないですよね。一方、アメリカはバーゲン品を餌にして「馬の前にニンジンをぶら下げる」ようにして、XXドル買ってくれたお客様に対しては、そのお礼としてバーゲン価格を差し上げます、というアプローチです。
バーゲン価格は消費者にとっては嬉しいですが、アメリカ式と日本式のバーゲンでお客を呼び込む違いが興味深いと思いました。
ハッピーイースター!
2025年04月22日
【From America】「日本の黄砂」
アメリカのウインドゲイト緑です。
しばらくアメリカを離れていましたので、ご無沙汰しました。
日本では桜が満開で春爛漫の事と思います。しかし、花粉症の方々には春はあまり嬉しい時期ではありませんよね。そこに中国から飛んでくる黄砂が加わると、症状はさらに酷くなることでしょう。
黄砂は中国あたりから偏西風によって運ばれて日本に到達する、とのことで、目に見えるほど空が曇ってしまうこともあるようです。私はこのような現象は日本だけかと思っていましたが、実はアメリカにも同じようなことが起こるそうです。
勿論、中国からではなくて、こちらはサハラ砂漠からの砂がアフリカ偏東風や貿易風に乗って大西洋を渡り、アメリカに到達するそうです。びっくりですね。サハラ砂漠で砂嵐が発生して、大量の砂が巻き上げられるそうです。それが上空の強風によって西に運ばれる、というのは日本の黄砂と同じ現象です。大西洋を渡り、カリブ海やアメリカのフロリダ州やテキサス州に到達するのだそうです。そして極まれには、もっと北のアメリカ東海岸でもこの砂が観測されることがあるそうです。
アメリカでも花粉症の人がいますから、アレルギーのある方々にとって、この時期は嫌な時期でもありますね。でも、あちこちに花が咲き始めて春の到来を感じられるのは、なんとなくウキウキする時期です。
どうぞ春を思いっきり楽しんでくださいね。
しばらくアメリカを離れていましたので、ご無沙汰しました。

黄砂は中国あたりから偏西風によって運ばれて日本に到達する、とのことで、目に見えるほど空が曇ってしまうこともあるようです。私はこのような現象は日本だけかと思っていましたが、実はアメリカにも同じようなことが起こるそうです。
勿論、中国からではなくて、こちらはサハラ砂漠からの砂がアフリカ偏東風や貿易風に乗って大西洋を渡り、アメリカに到達するそうです。びっくりですね。サハラ砂漠で砂嵐が発生して、大量の砂が巻き上げられるそうです。それが上空の強風によって西に運ばれる、というのは日本の黄砂と同じ現象です。大西洋を渡り、カリブ海やアメリカのフロリダ州やテキサス州に到達するのだそうです。そして極まれには、もっと北のアメリカ東海岸でもこの砂が観測されることがあるそうです。
アメリカでも花粉症の人がいますから、アレルギーのある方々にとって、この時期は嫌な時期でもありますね。でも、あちこちに花が咲き始めて春の到来を感じられるのは、なんとなくウキウキする時期です。
どうぞ春を思いっきり楽しんでくださいね。