2025年01月
2025年01月28日
【From America】「中国のお正月」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の皆さんはそろそろお正月気分も抜けてきて、普段の生活に戻ったかとおもいます。ラスベガスでは、1月29日の中国のお正月の為のデコレーションが盛んです。日本では、横浜の中華街などではお正月のお祝いのイベントがありますが、日本全体の大きなお祭りにはなっていないと思います。
一方でアメリカ、特にラスベガスではとても大切な時期で、中国からの旅行客が沢山やってきます。中国人はギャンブル好きの国民とも言われているので、カジノホテルにとっては中国からのお客様をおもてなしするのは非常に大切な仕事でもあります。
噴水ショーで有名なカジノホテルのベラージオには大きな植物園があり、一年に数回デコレーションが変わります。クリスマスの飾り付けが終わり、今は盛大に中国のお正月の飾り付けに変わりました。全てが生のお花で作られていることで有名なこの植物園の飾り付けはいつ見ても見ごたえがあります。
今年は巳年なので、巨大な蛇が飾られていますが、これが全て生の花で出来ているところが圧巻です。中国のシンボルでもあるパンダもお花で作られていて、華やかな飾りつけになっています。他のホテルでもこぞって中国のお正月をテーマにして、ロビーは巳年の蛇で飾られています。春節は1月29日から2月4日までの8連休には大勢の中国人がラスベガスを訪れることでしょう。
日本は外国の文化や祝い事を取り入れるのが得意で、クリスマスは勿論のこと、最近になって急に盛んになったものにハロウィンがありますね。アメリカは人種のるつぼと呼ばれる正に国際的な国で、日本以上に様々な外国のお祝い事を取り入れる姿勢はいち早く始まっています。中国のお正月は、多くの中国人がアメリカに住んでいることと、お正月の時期に中国本土からの観光客が多いことに起因していると思います。
日本でも節分が終われば、なんとなく春の訪れを感じる季節になります。寒い冬に早く終わりを告げて、初春を待ち望む梅の花やうぐいすの声が聞こえるのも目の前かもしれませんね。
ハッピーニューイヤー!
日本の皆さんはそろそろお正月気分も抜けてきて、普段の生活に戻ったかとおもいます。ラスベガスでは、1月29日の中国のお正月の為のデコレーションが盛んです。日本では、横浜の中華街などではお正月のお祝いのイベントがありますが、日本全体の大きなお祭りにはなっていないと思います。

噴水ショーで有名なカジノホテルのベラージオには大きな植物園があり、一年に数回デコレーションが変わります。クリスマスの飾り付けが終わり、今は盛大に中国のお正月の飾り付けに変わりました。全てが生のお花で作られていることで有名なこの植物園の飾り付けはいつ見ても見ごたえがあります。
今年は巳年なので、巨大な蛇が飾られていますが、これが全て生の花で出来ているところが圧巻です。中国のシンボルでもあるパンダもお花で作られていて、華やかな飾りつけになっています。他のホテルでもこぞって中国のお正月をテーマにして、ロビーは巳年の蛇で飾られています。春節は1月29日から2月4日までの8連休には大勢の中国人がラスベガスを訪れることでしょう。
日本は外国の文化や祝い事を取り入れるのが得意で、クリスマスは勿論のこと、最近になって急に盛んになったものにハロウィンがありますね。アメリカは人種のるつぼと呼ばれる正に国際的な国で、日本以上に様々な外国のお祝い事を取り入れる姿勢はいち早く始まっています。中国のお正月は、多くの中国人がアメリカに住んでいることと、お正月の時期に中国本土からの観光客が多いことに起因していると思います。
日本でも節分が終われば、なんとなく春の訪れを感じる季節になります。寒い冬に早く終わりを告げて、初春を待ち望む梅の花やうぐいすの声が聞こえるのも目の前かもしれませんね。
ハッピーニューイヤー!
2025年01月14日
【From America】「New Year’s Resolution」
アメリカのウインドゲイト緑です。
お正月は新しい年の始まりで、何か新しいことを始めよう、去年の悪い習慣を断ち切ろう、など一から出直す良い機会です。日本では、「お書初め」で、一年の抱負を掲げて筆で書き、その半紙を壁に飾って目標にする、という事も行われていました。
アメリカにも「ニューイヤーズ・レゾルーション」と呼ばれる新年の抱負を決めてそれに向かっていく、という習慣があります。多くの人は「今年こそ ダイエット」「今年こそ 禁煙」「今年こそ 禁酒」みたいな内容を掲げるようです。
さて、最近よく聞かれる言葉に「Dry January」という言葉があります。このドライとはお酒を飲まないという意味です。突然 禁酒と言っても全くゼロにするのは難しいので、1月中だけ頑張ってみよう、というハードルを低く設定した新年の抱負です。
クリスマスそして新年とお酒を飲む機会が多くて、最近飲みすぎたな、と反省している人は多いはずです。アメリカのクリスマスは日本のお正月のように家族の集まりですが、一方大晦日は友人たちと大いに盛り上がって騒いで飲み明かす、というのがアメリカ式です。従ってアメリカの元旦は、二日酔いの回復日に当てる、というのが一般的です。アメリカは1月2日からは通常通りに仕事が始まるから、大晦日はホリデーシーズン最後のパーティーで楽しむ時なのです。
そんな習慣の違いが、このドライ・ジャニュアリーという言葉を生んだのかもしれません。あちこちで、カクテルの代わりにアルコールゼロの「モックティル」という飲み物をメニューに加えているレストランも多いです。アルコールゼロでも気分だけはお酒を飲んでいる気持ちになれるのがこの「モックテイル」です。日本ではノンアルコールビールが盛んですが、アメリカにはノンアルコールのウイスキー、ジン、テキーラ、シャンペン、ワインなど各種のアルコール飲料のノンアルコール版があります。
甘い物好きの私は、1月だけ甘いものを絶つ、というのをやってみようかな? と思いますが 果たして1か月も続くかどうか? 自信がありません。
皆さんの新年の抱負は何ですか?
お正月は新しい年の始まりで、何か新しいことを始めよう、去年の悪い習慣を断ち切ろう、など一から出直す良い機会です。日本では、「お書初め」で、一年の抱負を掲げて筆で書き、その半紙を壁に飾って目標にする、という事も行われていました。
アメリカにも「ニューイヤーズ・レゾルーション」と呼ばれる新年の抱負を決めてそれに向かっていく、という習慣があります。多くの人は「今年こそ ダイエット」「今年こそ 禁煙」「今年こそ 禁酒」みたいな内容を掲げるようです。
さて、最近よく聞かれる言葉に「Dry January」という言葉があります。このドライとはお酒を飲まないという意味です。突然 禁酒と言っても全くゼロにするのは難しいので、1月中だけ頑張ってみよう、というハードルを低く設定した新年の抱負です。
クリスマスそして新年とお酒を飲む機会が多くて、最近飲みすぎたな、と反省している人は多いはずです。アメリカのクリスマスは日本のお正月のように家族の集まりですが、一方大晦日は友人たちと大いに盛り上がって騒いで飲み明かす、というのがアメリカ式です。従ってアメリカの元旦は、二日酔いの回復日に当てる、というのが一般的です。アメリカは1月2日からは通常通りに仕事が始まるから、大晦日はホリデーシーズン最後のパーティーで楽しむ時なのです。

甘い物好きの私は、1月だけ甘いものを絶つ、というのをやってみようかな? と思いますが 果たして1か月も続くかどうか? 自信がありません。
皆さんの新年の抱負は何ですか?
2025年01月11日
ビュッケブルグ歳時記 335
Boellern ー爆音花火ー による新年!
皆様、良い新年をお迎えになられたことと思います。
日本では、遠近の除夜の鐘を聴きながら静寂な夜の後、新年を迎えるという印象なのですが、ドイツの新年は大晦日の24時に Boeller と言う爆音の大きい各種(ほとんどが地上の向けてではなく、空に向けて打ち上げる)の花火を庭や道路で空に向かってあげて、その爆音と夜空に破裂する色、形の様々な花火とともにやってくるのが新年なのです。
クリスマスが終わった後直ぐに、売れ残りのクリスマス用品が片付けられた商店の売り場には、さまざまな形・色の花火が並べられます。箱に入った大きな図体の花火です。この花火の歴史は17−18世紀にさかのぼり、男性貴族が白い付け髪をつけて自分の持つ支配力、財産、権力を周囲に見せつけるために打ち上げた花火が、その元だということです。
そして、現在のこの花火は12月28日以後に18歳になった客にしか売ることができないし、火をつけることの許可もされていないということです。これに反した場合の罰金は5000ユーロという大金だということです。
前後してしまいますが、現在の12月31日はドイツの若い層にはパーティ日なのです。夕方から友達同士が集まって、飲んで、食べて、踊ってと楽しんで、新年を待つのです。そして24時になると外へ出て、買いためておいた花火をあげて新年を祝うのです。最後の12月31日は都会の街路も住宅街の路地も全て大晦日花火に占領されるのです。
この時の花火は普通、2階建ての家よりも高く揚がるものが多く、出る音も大きく、光る密度も大きく、鑑賞に値するものですが、この感覚は若い人たちのもので静寂を尊重する年老いた市民達にはその反対の効果となるのかもしれません。歳の多い市民の賛意が少ないためか、今年の調査では59%の市民がこの花火爆発大晦日の取りやめに賛成しているということが新聞載っていました。
最後に、今の Scholz 首相は「その年の最後の日が無くなるという感覚には、自分としてはついてゆけない」という感想だということです。首相も花火をあげて、最後に国歌を口ずさみたいのだと思います。
今年も読んで下さると嬉しいです!
皆様、良い新年をお迎えになられたことと思います。
日本では、遠近の除夜の鐘を聴きながら静寂な夜の後、新年を迎えるという印象なのですが、ドイツの新年は大晦日の24時に Boeller と言う爆音の大きい各種(ほとんどが地上の向けてではなく、空に向けて打ち上げる)の花火を庭や道路で空に向かってあげて、その爆音と夜空に破裂する色、形の様々な花火とともにやってくるのが新年なのです。
クリスマスが終わった後直ぐに、売れ残りのクリスマス用品が片付けられた商店の売り場には、さまざまな形・色の花火が並べられます。箱に入った大きな図体の花火です。この花火の歴史は17−18世紀にさかのぼり、男性貴族が白い付け髪をつけて自分の持つ支配力、財産、権力を周囲に見せつけるために打ち上げた花火が、その元だということです。
そして、現在のこの花火は12月28日以後に18歳になった客にしか売ることができないし、火をつけることの許可もされていないということです。これに反した場合の罰金は5000ユーロという大金だということです。
前後してしまいますが、現在の12月31日はドイツの若い層にはパーティ日なのです。夕方から友達同士が集まって、飲んで、食べて、踊ってと楽しんで、新年を待つのです。そして24時になると外へ出て、買いためておいた花火をあげて新年を祝うのです。最後の12月31日は都会の街路も住宅街の路地も全て大晦日花火に占領されるのです。
この時の花火は普通、2階建ての家よりも高く揚がるものが多く、出る音も大きく、光る密度も大きく、鑑賞に値するものですが、この感覚は若い人たちのもので静寂を尊重する年老いた市民達にはその反対の効果となるのかもしれません。歳の多い市民の賛意が少ないためか、今年の調査では59%の市民がこの花火爆発大晦日の取りやめに賛成しているということが新聞載っていました。
最後に、今の Scholz 首相は「その年の最後の日が無くなるという感覚には、自分としてはついてゆけない」という感想だということです。首相も花火をあげて、最後に国歌を口ずさみたいのだと思います。
今年も読んで下さると嬉しいです!
2025年01月07日
【From America】「年賀状じまいについて」
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
アメリカのウインドゲイト緑です。
最近、日本では「年賀状じまい」という言葉が聞かれるようになりました。年賀状離れは、若い人の間では携帯電話のショートメールやラインが普及した時に始まったと思いますが、当時、高齢者は携帯電話がうまく使えなった事や、伝統的な年賀状交換の習慣を無視出来なかったために、年賀状を送り続けていたのだと思います。
しかし、年齢が高くなり、様々なことが大変になってきて、もう年賀状を止めたい。でも、年賀状を急に送らなくなったら、死んでしまったのではないか? と逆に心配をかけることになるのではないか? など心配が尽きないと悩んでいるお年寄りも多いと思います。さて、アメリカでも高齢者は居るわけですが、日本の年賀状に当たるアメリカのクリスマスカードで「クリスマス・カードじまい」という言葉を聞いたことがありません。その違いは何なのだろう? と考えてみました。
先ず、年賀状とクリスマスカードの共通点は、年末に一年のご無沙汰と近況を報告し合う、事だと思います。しかし、大きな違いは、クリスマスカードは12月に入ったらいつ送っても良い、ということで送る期間が長いこと。また、綺麗なカードを部屋に飾るので、クリスマスのデコレーションになるため、身近なところに長く置いておく、という点にあると思います。日本で年賀状を部屋に飾る人は先ず居ないので、受け取ったら読んだ後にしまってしまうのが日本の年賀状でしょう。この違いは大きいのではないでしょうか? お年寄りで、部屋にクリスマスツリーが無くても、綺麗なクリスマスカードを飾るだけで、ぐーんとクリスマス気分が上がります。
クリスマスカードの中にはプレゼントの小切手を入れたり、家族の写真を入れたり、或いは日本の喪中はがきでお知らせするような亡くなった人のニュースも入れます。新しい住所に引っ越したお知らせや赤ちゃんが生まれた嬉しいお知らせから、不幸があったお知らせまで、一年に一度だけ連絡を取る方たちとつながる大切なツールのようです。日本のように毎年干支にちなんだ年賀状というものがないので、クリスマスカードを沢山買い占めて、夏のころから準備することも出来る点が、日本の年賀状より準備には便利なのかもしれません。
どんな形にしても、旧友や遠い親戚と上手につながっていられる方法があると、嬉しいですね。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
アメリカのウインドゲイト緑です。

しかし、年齢が高くなり、様々なことが大変になってきて、もう年賀状を止めたい。でも、年賀状を急に送らなくなったら、死んでしまったのではないか? と逆に心配をかけることになるのではないか? など心配が尽きないと悩んでいるお年寄りも多いと思います。さて、アメリカでも高齢者は居るわけですが、日本の年賀状に当たるアメリカのクリスマスカードで「クリスマス・カードじまい」という言葉を聞いたことがありません。その違いは何なのだろう? と考えてみました。
先ず、年賀状とクリスマスカードの共通点は、年末に一年のご無沙汰と近況を報告し合う、事だと思います。しかし、大きな違いは、クリスマスカードは12月に入ったらいつ送っても良い、ということで送る期間が長いこと。また、綺麗なカードを部屋に飾るので、クリスマスのデコレーションになるため、身近なところに長く置いておく、という点にあると思います。日本で年賀状を部屋に飾る人は先ず居ないので、受け取ったら読んだ後にしまってしまうのが日本の年賀状でしょう。この違いは大きいのではないでしょうか? お年寄りで、部屋にクリスマスツリーが無くても、綺麗なクリスマスカードを飾るだけで、ぐーんとクリスマス気分が上がります。
クリスマスカードの中にはプレゼントの小切手を入れたり、家族の写真を入れたり、或いは日本の喪中はがきでお知らせするような亡くなった人のニュースも入れます。新しい住所に引っ越したお知らせや赤ちゃんが生まれた嬉しいお知らせから、不幸があったお知らせまで、一年に一度だけ連絡を取る方たちとつながる大切なツールのようです。日本のように毎年干支にちなんだ年賀状というものがないので、クリスマスカードを沢山買い占めて、夏のころから準備することも出来る点が、日本の年賀状より準備には便利なのかもしれません。
どんな形にしても、旧友や遠い親戚と上手につながっていられる方法があると、嬉しいですね。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。