2023年11月

2023年11月28日

【From America】「アメリカでも味噌が人気」

味噌アメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカでは日本食が様々なところで人気を集めていますが、最初はシェフの間で隠し味のように使っていた味噌が、今では普通の家庭でも使われるようになってきました。
その良い例が、「サーモンの味噌グレーズ」。軽く塩コショウをした生サーモンを白ワインで蒸し焼きにし、その上に味噌とマヨネーズを混ぜたものを乗せて、軽くオーブンで焼き、こんがりと色を付ける、というものです。なんと1週間に一度はこれを食べる、というイタリア系アメリカ人の友人に聞くと、このメニューの時には白いご飯を一緒に食べるとのことです。びっくりですね。

更にびっくりしたのは、行きつけのイタリアン・レストランでのこと。お客をいつも同じメニューで飽きさせないように、と新しいメニューの研究に余念がないオーナーが見せてくれたのは、驚きの味噌でした。
「味噌を使ったソースを開発中なんだ。これ、見て」と見せてくれたのは、ひよこ豆の味噌。「味噌は大豆で作るのが本来の姿なのですが、、、、、。」というと、「それは分かっているよ。だけど、僕の行きつけの店では、ひよこ豆で作った味噌のほかに、玄米で作った味噌もあるんだ。色々使って新しいソースを開発しているんだよ」。と言います。

お寿司がアメリカに行って、カリフォルニア巻きのような姿になって人気を集めているのと同じで、味噌もアメリカに渡って、ひよこ豆の味噌や玄米の味噌が誕生して、それがイタリア料理に使われるようになっていくのでしょうか?
どんな新しいメニューが開発されるのか?楽しみですね。

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2023年11月25日

ビュッケブルグ歳時記 309

来年の国家予算決定を定かにできない今のドイツ


 ドイツ政府は、来週、2024年の国家予算を決める予定になっていたのですが、15日に連邦憲法裁判所から「Ampel連合党は2021年の追加予算の件で基本法則に違反した」との判決がおりたため、12月1日に予定されていた国家予算計画日を不定期間延期すると発表しました。


 国家予算が立たないことはこの国の未来に大きな損害 が予想されています。

 それはさておき、今回は原因となった追加予算に関する裁判がどのような裁判でそれに続く判決がどのようなものであったかをお伝えしてみます。


* 2021年の予算計画で、コロナ・パンデミーの終局対策として60Milliarde が許可されたが、この金額は使われずにおいてあった。
 それをAmpel 連合党は今年の国家予算に入れて KlimafondsとかTransformationsfonds とかに使っていた。

* このAmpel 連合党の予算の扱い方には扱い方だけではなく多々、不当な点がある。
1、上記のKlimafonds に使う理由が明確ではない。
2、Ampel 連合党は、地球温暖化を防御する政治はその国の企業の好転にも関係すると言っているが、これだけの説明ではなんの役にも立たない。


 このようなことはさておき、規則に背いている第一は、前期のための予算を今期に回すことは不法であるということです。
 このことを2022年に野党のCDU /CSUが告訴して、Ampel連合党の前期の予算についての扱い方が正しくなかったことが、2024年の国家予算を決議する今になって判明したというわけです。

 そして2023年11月15日に、連邦憲法裁判所が「Ampel連合党の追加予算の扱い方は違憲である」との判決を下したのです。


 そしてこの判決の結果は、大きな経済的負担となってAmpel連合のこれからの経済問題となっているわけです。使えなくなった60Milliarde をどのようにして補うかです。
 それだけならまだいいが、経営企業界を 活発にするための 200Milliarden ー fonds も忘れてはならないことである、とも言われています。


 そして一方では E-稼働性、水素化学者、地方団体における暖房方式などへの費用は節約されるのでこの面では発展も進歩も期待できないとの失望の声も大きく聞こえる今のドイツです。

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2023年11月21日

【From America】「スポーツのメッカになりつつあるラスベガス」

アメリカのウインドゲイト緑です。

ベガス皆さんはラスベガスという地名を聞いて何を思い浮かべますか?先ずはとにかくギャンブル=カジノだと思います。

ラスベガスの歴史を辿れば、最初はマフィアの経営するなんとなく怪しい感じがしないでもないカジノ街でした。
それが、様々なテーマパークのようなパフォーマンスを取り入れて、ファミリーが遊びに行かれる観光地に変身し、同時にマフィアは表から姿を消して、安全な楽しい観光地になりました。
そのラスベガスが、今度はスポーツ観戦のメッカに再度変身しようとしています。

フットボール:
ラスベガスには、レイダーズという名前のフットボールのチームがやってきました。最新のスタジアムが出来上がり、来年の2月に行われるスーパーボールの試合がこのスタジアムで行われることで、今ラスベガスは大いに盛り上がっています。

アイスホッケー:
ラスベガスには、新しいアイスホッケーチームが誕生して、その名前はゴールデン・ナイツ。チーム誕生から大いに活躍して、頂点のスタンリーカップを手に入れました。

バスケットボール:
女子バスケットボールのチームであるエーシズ。こちらも大いに活躍していて、過日 優勝パレードをストリップで行ったほどの実力あるチームです。

野球:
現在交渉中ですが、オークランドの「アスレチックス」を誘致するために、野球スタジアムを建設中です。メジャーリーグのチームがラスベガスにやってくるようです。

これ以外にも、車のレースはNAS Carのレース場があり、車のF1レースをカジノ街のストリップを使って行うとか、ボクシングの試合など、スポーツファンにとっては、見るものが盛りだくさんの場所になってきています。

今まではギャンブル一辺倒のラスベガスというイメージで来ましたが、ギャンブルあり、ショーあり、食べ放題のビュッフェあり、買い物のアウトレットあり、大きなコンサート会場あり、トレードショーが行われるコンベンションセンターあり、に、今度はスポーツ観戦あり、が加わります。

集客力を増やす工夫を惜しまずどんどん実行しているラスベガスです。常に進化するラスベガスから目を離すことが出来ませんね。

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2023年11月14日

【From America】「和牛が英語になった」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本では英語をカタカナで表記して日本語化することがどんどん加速しています。お年寄りがニュースを見ていて意味が分からないといけないので、字幕にはカタカナの後にかっこ書きで日本語を添えている心遣いもありますが、日本語の語彙にどんどんカタカナ英語が入ってきていることを強く感じます。エビデンス(証拠)などは最近急速に大勢の人が使い始めたカタカナ英語ではないでしょうか。
和牛01
一方、アメリカでも沢山の日本語が英語の中にそのまま使われることが増えています。昔の例を取れば、豆腐や津波などが良い例でしょうか。醤油はSoy Sauceが正式ですが短縮してSoyと読んだり、キッコーマンと呼ばれたりしています。

和牛02さて、今回ご紹介するのは、和食ブーム、寿司ブームに加えて、最近は日本の牛肉の「和牛」が誰にでも通じる英語になっています。アメリカでは牛肉と言えばアンガス・ビーフが定番でした。所が最近では「WAGYU」が大人気です。メニューに和牛と書き込めば、勿論値段は跳ね上がり、大勢の方がこぞって「食べてみたい!」と思う牛肉なんです。

写真のように、アメリカのコストコで売っているひき肉にも「WAGYU」表示があります。お肉専門店で売っているビーフステーキもしっかりと「WAGYU」が表示され、こちらは値段もグーンとアップします。

日本の皆さんはいつでも和牛が手に入るので、ラッキーですね。
和牛 万歳!

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2023年11月11日

ビュッケブルグ歳時記 308

ショルツ首相の半年首相業務の結果は・・・


 このような標題の下で首相と記者との問答が新聞に載りましましたので、その模様をお伝えしてみます。


*問:首相業2年目の今、どのような教訓を得ましたか。

 返答:アンペル連合の元でドイツは様々の困難を克服したと思う。例えば液体ガスを気体ガスにするターミナル建設を成功に導いたし、さまざまな企業を Klimaneutralitaet(環境に沿った)にすることにも精を出している。


*問:最近、我が国だけではなくヨーロッパに多く流れ込んでくる異住民の問題の解決は?

 返答:この国に流れ込んでくる移民だけではなく、ヨーロッパに流れこんでくる不正規の異住民をストップすることは自国だけで解決できることではなく、他の国との協力と団結が必要である。そのための政案は、長い間眠っていたのだが、この夏の欧州移住民洪水に再考することになった。
 この政策とは、外部からEU圏に流れ込んでくる異住民をEU圏に入る前の地で分別し、移住民としての資格を与え、この資格を持つ人だけをEU圏の国々に送り込む、という政策である。今まではドイツに来る異住民の70%は、移民として資格を持たない人達であったのだ。


*問:この案がEU圏の賛意を得るまでにはまだ期間がかかると思われるが、それまでの解決策は?

 返答:その前に言っておかなければならないのは、ドイツを目指してくる移住民の数は多すぎるということである。この解決にはオーストリア、スイスの両国とに協力を求めている。


*問:移民問題は我が国の社会的問題になるほど大きな問題なのか。

 返答:我が国の国民は不正規な移民と、知性や技術を持つ労働力を持つ移民との区別があることを知っている。またドイツはこれから先、今の豊富な社会を保つためには、多数の優秀な技術者を必要としているのである。
 そこから、技術を持っている移民と、ただの移民との差があるわけで、ただの移民には滞在権利は与えられず、強制帰国となるわけである。ただし、政治的迫害が予想される場合はまた別に検討される。


*問:最低賃金について。役所は2024年1月から12、41ユーロ、2025年からは12、82ユーロと発表したが。

 返答:自分としてもがっかりした。原因は雇用者が勝手に決めた額で、社会的精神を持つ団体の決めた額ではないと思う。


*問:ウクライナ戦争の関することとして、何故 Taurus-Marschflugkoerper をキエフに送れないかの原因は?

 返答:まず、ウクライナへの武器応援は、ドイツは米国に次いで多くの武器を応援している。闘争戦車、大砲、弾薬など。
 そして自分としてはこの戦争がロシアとNato間の戦争にならないことを切に願っている!


 ここにご紹介した問いと返答は全体の約3分の1ぐらいなのですが、それでも首相の考えをお分かりいただけると思います。
 
 長く続いたCDU,CSU の政治の後のアンペル連合党の政治に期待を寄せながら・・・

aokijuku at 00:30|この記事のみを表示コメント(0)
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