2023年07月
2023年07月04日
【From America】「薬局にミニクリニック」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本とアメリカの医療の違いには、アメリカに引っ越して以来30年間ずっと馴染めずにいます。日米の違いは保険制度の違いがありますが、それとは別に全てが予約制ですので「すぐに医者に診てもらえない」という部分が非常に困ります。
日本の制度なら朝の9時からオープンのクリニックに受付さえすれば、いくら待たされたとしてもその日のうちにお医者様に会えます。目の具合が悪ければ目医者さん。耳が痛ければ耳鼻咽喉科、と自分で専門のお医者様を選んでそのクリニックに行くことが出来ます。所がアメリカでは、先ずはファミリードクター(かかりつけ医)に診てもらってからでなければ、専門医にはいかれません。目やにがおおいのですが、、、、と言えば目薬をくれて様子を見なさい。耳が痛いのですが、、、と言えば耳垢が溜まっているので、この薬で耳垢を取ってから鼓膜の様子を見ましょう、など、簡単なことでは専門医に診てもらえません。かかりつけ医で手に負えないような重大な問題があって初めて専門医に紹介されますが、それも予約制です。医師からの紹介状があれば2週間くらいで予約が取れますが、自分で専門医に電話をすると、初診ならほとんどの場合3か月先の予約になります。これは大変不便であり、事と次第によっては命にかかわることにもなりかねません。そこで最近登場しているのが、薬局に併設されたミニクリニックです。
前にもご紹介したように、アメリカの薬局では予防注射はクリニックに行かないでも接種して貰えます。コロナ禍では簡単な検査もして貰えて、Urgent Careのような予約なしの患者さんを診てくれるクリニックの役割の一部を担ってくれていました。それが最近では、ナースが常勤する(予約なしで行かれる)クリニックとして大きく広がってきました。これは実に助かる改善策で、必要があれば専門医に紹介してくれたり、検査のオーダーを出してくれたり、かかりつけ医に匹敵する仕事をしてくれています。
かかりつけ医は元気な時に会いに行くお医者さんで、定期健診の血液検査などをしてくれる医師。ミニクリニックのナースは急に具合が悪くなったら診てもらい、手配をしてくれるお医者さんの役目。本当に大変な病あなたを一番良く知っていてくれて頼りになる医師、という感覚がありますが、アメリカではいかかつつけ医はいざという時にすぐに診てくれるお医者さんという存在ではないようです。
だからこそ、駆け込み寺のようなこのミニクリニックの存在は頼りになる、と言えそうな気がします。
日本とアメリカの医療の違いには、アメリカに引っ越して以来30年間ずっと馴染めずにいます。日米の違いは保険制度の違いがありますが、それとは別に全てが予約制ですので「すぐに医者に診てもらえない」という部分が非常に困ります。
日本の制度なら朝の9時からオープンのクリニックに受付さえすれば、いくら待たされたとしてもその日のうちにお医者様に会えます。目の具合が悪ければ目医者さん。耳が痛ければ耳鼻咽喉科、と自分で専門のお医者様を選んでそのクリニックに行くことが出来ます。所がアメリカでは、先ずはファミリードクター(かかりつけ医)に診てもらってからでなければ、専門医にはいかれません。目やにがおおいのですが、、、、と言えば目薬をくれて様子を見なさい。耳が痛いのですが、、、と言えば耳垢が溜まっているので、この薬で耳垢を取ってから鼓膜の様子を見ましょう、など、簡単なことでは専門医に診てもらえません。かかりつけ医で手に負えないような重大な問題があって初めて専門医に紹介されますが、それも予約制です。医師からの紹介状があれば2週間くらいで予約が取れますが、自分で専門医に電話をすると、初診ならほとんどの場合3か月先の予約になります。これは大変不便であり、事と次第によっては命にかかわることにもなりかねません。そこで最近登場しているのが、薬局に併設されたミニクリニックです。
前にもご紹介したように、アメリカの薬局では予防注射はクリニックに行かないでも接種して貰えます。コロナ禍では簡単な検査もして貰えて、Urgent Careのような予約なしの患者さんを診てくれるクリニックの役割の一部を担ってくれていました。それが最近では、ナースが常勤する(予約なしで行かれる)クリニックとして大きく広がってきました。これは実に助かる改善策で、必要があれば専門医に紹介してくれたり、検査のオーダーを出してくれたり、かかりつけ医に匹敵する仕事をしてくれています。
かかりつけ医は元気な時に会いに行くお医者さんで、定期健診の血液検査などをしてくれる医師。ミニクリニックのナースは急に具合が悪くなったら診てもらい、手配をしてくれるお医者さんの役目。本当に大変な病あなたを一番良く知っていてくれて頼りになる医師、という感覚がありますが、アメリカではいかかつつけ医はいざという時にすぐに診てくれるお医者さんという存在ではないようです。
だからこそ、駆け込み寺のようなこのミニクリニックの存在は頼りになる、と言えそうな気がします。