2022年11月
2022年11月29日
【From America】「クレジットカードの更新」
アメリカのウインドゲイト緑です。
前回は11月第四金曜日から始まる「ブラックフライデー」のセールについてお話しました。
買い物と言えば、最近は日本もクレジットカード払いを始めとするいわゆる「キャッシュレス決済」が普及してきました。今回はそのクレジットカードの更新についての話題です。
クレジットカードには有効期限がついています。ある一定の時期が過ぎたら新しいカードに切り替えますね。さて、日本ではその新しいカードはあなたの住所に書留で送られてきます。現代社会は皆さん仕事をしていますから昼間の時間帯に在宅というのはなかなか難しいですね。郵便配達は昼間に来るので書留郵便を受け取れない方も多いでしょう。宅配便がなかなか受け取れないのも同じことで、最近は自宅に宅配ボックスを置いたり、他の場所で受け取ったり、様々な工夫がなされています。
アメリカのクレジットカードは実は普通郵便で届きます。ポストにポンと入れるだけなのです。えー? それって危なくないですか? と思われると思います。日本のクレジットカードは既に使える状態で届けられますから、もし盗難紛失したら悪用されるという心配があり、だからこそ書留できちんと手渡しする方法が取られています。アメリカのカードはまだ使える状態ではない形で届きます。従って、そのカードが他者に渡ってしまっても、使える状態ではないのです。普通郵便で届いたカードには、「このカードを受け取ったらトールフリー番号に電話をするか、又はオンラインであなたのアカウントにアクセスしてください」と書いてあります。自分の登録してある電話番号(自宅の固定電話、又は登録の携帯番号)から電話をします。オペレーターと話す必要もなく、電話番号であなたが本人であることの確認が出来て、アクテイベート(使える状態にすること)します。又はそのカード会社のサイトに行ってアクテイベートをします。これでやっとそのカードが使えるようになります。実に便利ですよね。この方法なら、郵便屋さんが何度も書留を届けて不在通知を入れる必要はなく、カード利用者も不在中に普通郵便で届いたカードを夜中でも週末でも簡単に使えるようにアクテイベート出来ます。
現代社会は利用者が簡単にクレジットカードを使えるように様々な工夫がされています。この新しいクレジットカードへの更新時のやり方が日本でももう少し利便性を重視した形になると良いかな、と思います。
前回は11月第四金曜日から始まる「ブラックフライデー」のセールについてお話しました。
買い物と言えば、最近は日本もクレジットカード払いを始めとするいわゆる「キャッシュレス決済」が普及してきました。今回はそのクレジットカードの更新についての話題です。
クレジットカードには有効期限がついています。ある一定の時期が過ぎたら新しいカードに切り替えますね。さて、日本ではその新しいカードはあなたの住所に書留で送られてきます。現代社会は皆さん仕事をしていますから昼間の時間帯に在宅というのはなかなか難しいですね。郵便配達は昼間に来るので書留郵便を受け取れない方も多いでしょう。宅配便がなかなか受け取れないのも同じことで、最近は自宅に宅配ボックスを置いたり、他の場所で受け取ったり、様々な工夫がなされています。
アメリカのクレジットカードは実は普通郵便で届きます。ポストにポンと入れるだけなのです。えー? それって危なくないですか? と思われると思います。日本のクレジットカードは既に使える状態で届けられますから、もし盗難紛失したら悪用されるという心配があり、だからこそ書留できちんと手渡しする方法が取られています。アメリカのカードはまだ使える状態ではない形で届きます。従って、そのカードが他者に渡ってしまっても、使える状態ではないのです。普通郵便で届いたカードには、「このカードを受け取ったらトールフリー番号に電話をするか、又はオンラインであなたのアカウントにアクセスしてください」と書いてあります。自分の登録してある電話番号(自宅の固定電話、又は登録の携帯番号)から電話をします。オペレーターと話す必要もなく、電話番号であなたが本人であることの確認が出来て、アクテイベート(使える状態にすること)します。又はそのカード会社のサイトに行ってアクテイベートをします。これでやっとそのカードが使えるようになります。実に便利ですよね。この方法なら、郵便屋さんが何度も書留を届けて不在通知を入れる必要はなく、カード利用者も不在中に普通郵便で届いたカードを夜中でも週末でも簡単に使えるようにアクテイベート出来ます。

2022年11月26日
ビュッケブルグ歳時記 285
「Eine WM zum Weggucken - 目を逸らしたい世界選手権試合」
これは、昨日カタールで行われたサッカー世界選手権大会で、2:1で日本に敗れたこの国のある朝刊新聞の見出しです。
このようなドイツに反して日本では多分、強豪ドイツに勝ったと喜びに溢れていることと思います。
ウクライナ戦争、依然として蔓延るパンデミー、エネルギー問題など暗いことの多いこの頃、今回のサッカー国際大会はもう一つ、この国に暗い陰を作った出来事のように思われます。その様子をお伝えしてみます。
この記事にはただの試合結果だけではなく、スポーツを通して政治にまで広がるさまざまな問題がうつされているように思われるのす。
今までは、4年毎に行われるサッカーの世界選手権大会は決まって夏(ドイツ・リーグが終わった休暇期間)に行われていて、サマータイムでもっと日の長い夏の夜を、並木道に大きく貼ったスクリーンを見ながら、テーブルと椅子を外に持ち出した喫茶店で大勢の観衆が皆で観戦して楽しんでいたのです。
今回は開催国カタールの気候から、ドイツでは冬に入り口の11月末なので、観戦者が非常に少なかったと言うことです。多くの居酒屋も観戦者用の用意をしなかったということです。
なぜ開催がカタール国に決まったかということが次に出てくる質問なのですが、
Fifa( Federation International de Football Association) という、スイスに本部をおくサッカー国際競技会の管理やコントロールを受け持つ機関の中心人物と、西の国から見ると不法の国カタールの政治家との、ある意味では買収 ととれる話し合いで決まったと報道されています。
Fifaという国際機関がこのような不純な取引をすることに驚きます。
カタールが不法の国(Unrechtsstaat) という言葉がどのようなことを示しているかは次の例でお分かりいただけると思います、大きく写されたドイツチームの十一人が皆右手で口を覆っているのです。
例えばこの国では人権が認められていないのです。ホモホビー、ユダヤ人排斥、人種差別主義、人権侵害、婦人選挙権をも認めない国なのです。サッカー選手でも人権に関することを口に出してはいけないという意味で口を覆っているわけです。
One-Love- ゴールキーパー上腕布(虹色に染められた布の上に、One-Love と書かれたもの。日本ではジェンダー・フリーだと思う)も使用禁止で、つけているキーパーには黄色のカードが出され、退場を命じられるという具合だったのです。
競技者の口も行動も監視されていたわけです。
このように今回の WM は、ファンとサッカー競技の間を大きく広げてしまい、またリーグの形も大きなところだけが威力を持ち、選手の契約金額は上がり、若いファンと地方のクラブとの関係も薄れるばかりだろうと、未来に対する見解が暗い、最悪の批判をしているのす。
ただ最後に「この事情を救う助けは外から来なければならない。サッカーファンが少なくなることかから、スポンサーが神経質になり、これまでのように商売として利益の多い競技をさせるようになれば、それが救いとなるだろう。
これはカタールWMがカタルシス(Katharsis = 悲劇などによる観客の心の浄化効果)となって、サッカーの未来を救うことになるかもしれない」と、記事を締めくくっています。
このような状態がWM2022 の最初の戦いに負けてしまったサッカー王国のドイツの姿です。
これは、昨日カタールで行われたサッカー世界選手権大会で、2:1で日本に敗れたこの国のある朝刊新聞の見出しです。
このようなドイツに反して日本では多分、強豪ドイツに勝ったと喜びに溢れていることと思います。
ウクライナ戦争、依然として蔓延るパンデミー、エネルギー問題など暗いことの多いこの頃、今回のサッカー国際大会はもう一つ、この国に暗い陰を作った出来事のように思われます。その様子をお伝えしてみます。
この記事にはただの試合結果だけではなく、スポーツを通して政治にまで広がるさまざまな問題がうつされているように思われるのす。
今までは、4年毎に行われるサッカーの世界選手権大会は決まって夏(ドイツ・リーグが終わった休暇期間)に行われていて、サマータイムでもっと日の長い夏の夜を、並木道に大きく貼ったスクリーンを見ながら、テーブルと椅子を外に持ち出した喫茶店で大勢の観衆が皆で観戦して楽しんでいたのです。
今回は開催国カタールの気候から、ドイツでは冬に入り口の11月末なので、観戦者が非常に少なかったと言うことです。多くの居酒屋も観戦者用の用意をしなかったということです。
なぜ開催がカタール国に決まったかということが次に出てくる質問なのですが、
Fifa( Federation International de Football Association) という、スイスに本部をおくサッカー国際競技会の管理やコントロールを受け持つ機関の中心人物と、西の国から見ると不法の国カタールの政治家との、ある意味では買収 ととれる話し合いで決まったと報道されています。
Fifaという国際機関がこのような不純な取引をすることに驚きます。
カタールが不法の国(Unrechtsstaat) という言葉がどのようなことを示しているかは次の例でお分かりいただけると思います、大きく写されたドイツチームの十一人が皆右手で口を覆っているのです。
例えばこの国では人権が認められていないのです。ホモホビー、ユダヤ人排斥、人種差別主義、人権侵害、婦人選挙権をも認めない国なのです。サッカー選手でも人権に関することを口に出してはいけないという意味で口を覆っているわけです。
One-Love- ゴールキーパー上腕布(虹色に染められた布の上に、One-Love と書かれたもの。日本ではジェンダー・フリーだと思う)も使用禁止で、つけているキーパーには黄色のカードが出され、退場を命じられるという具合だったのです。
競技者の口も行動も監視されていたわけです。
このように今回の WM は、ファンとサッカー競技の間を大きく広げてしまい、またリーグの形も大きなところだけが威力を持ち、選手の契約金額は上がり、若いファンと地方のクラブとの関係も薄れるばかりだろうと、未来に対する見解が暗い、最悪の批判をしているのす。
ただ最後に「この事情を救う助けは外から来なければならない。サッカーファンが少なくなることかから、スポンサーが神経質になり、これまでのように商売として利益の多い競技をさせるようになれば、それが救いとなるだろう。
これはカタールWMがカタルシス(Katharsis = 悲劇などによる観客の心の浄化効果)となって、サッカーの未来を救うことになるかもしれない」と、記事を締めくくっています。
このような状態がWM2022 の最初の戦いに負けてしまったサッカー王国のドイツの姿です。
2022年11月22日
【From America】「ブラックフライデーセール」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本でもこの時期にTVのコマーシャルで「ブラックフライデーセール」と銘打ってセールを行っていますが その名前の由来をご存知でしょうか? 理由はなんでもセールなら嬉しい、という気持ちもあるでしょうが、実はこれはアメリカのコピーなのです。日本はアメリカの文化を取り入れるのが大好きです。ハロウィーンがその良い例だと思います。この秋のお祭りの次にはブラックフライデーセールのようです。
11月第四週目の木曜日はサンクスギビング(感謝祭)のお祝いです。アメリカ独特のお祝いで日本のお正月に似ています。あちこちに散らばっている家族が一斉に帰省して集まり、アメリカ全土で同じ伝統的な食事をする時期です。七面鳥とパンプキンパイはサンクスギビングの定番料理です。アメリカに移民してきた人たちが初めて食べ物を収穫した秋を土着民のアメリカインデアンと共に祝ったという大切なお祝いの日です。
11月第四木曜日は祝日になりますが、その翌日の金曜日は基本的にはお休みではありません。しかし、お休みにして木曜日から日曜日まで4連休にする会社も多いので、ほぼお休み気分です。そして、このブラックフライデーからXmas商戦の本番。セール合戦が繰り広げられます。そして、そのセールは本来金曜日の朝からでした。ところが、それが段々と早くなり、中には木曜日の夜からセールが始まる店も出てきました。
本当は家族で集まり、みんなでゆっくりと七面鳥ほかのたくさんのご馳走を食べる筈の感謝祭当日も、のんびりしていられない。早く七面鳥を食べて仕事に行かなくてはいけない、という人も出てきます。また、お目当ての品を激安で買うためはのんびりしていられない、早く買い物に行かなくてはいけない、という人も出てきています。
殆どの人は朝早く6時7時に店に駆けつけるので、朝9時頃に会うと「買い物してきたわー。激安で買えたので嬉しい」と言っている人を良く見かけます。勿論 セールは金曜日だけではなくしばらく続くので、朝寝坊してから出かけてもオッケーです。
日本のブラックフライデーはここまで凄い勢いではないと思いますが、皆さんも今まで欲しいと思っていたものが安く買えたら嬉しいですね。
日本でもこの時期にTVのコマーシャルで「ブラックフライデーセール」と銘打ってセールを行っていますが その名前の由来をご存知でしょうか? 理由はなんでもセールなら嬉しい、という気持ちもあるでしょうが、実はこれはアメリカのコピーなのです。日本はアメリカの文化を取り入れるのが大好きです。ハロウィーンがその良い例だと思います。この秋のお祭りの次にはブラックフライデーセールのようです。

11月第四木曜日は祝日になりますが、その翌日の金曜日は基本的にはお休みではありません。しかし、お休みにして木曜日から日曜日まで4連休にする会社も多いので、ほぼお休み気分です。そして、このブラックフライデーからXmas商戦の本番。セール合戦が繰り広げられます。そして、そのセールは本来金曜日の朝からでした。ところが、それが段々と早くなり、中には木曜日の夜からセールが始まる店も出てきました。
本当は家族で集まり、みんなでゆっくりと七面鳥ほかのたくさんのご馳走を食べる筈の感謝祭当日も、のんびりしていられない。早く七面鳥を食べて仕事に行かなくてはいけない、という人も出てきます。また、お目当ての品を激安で買うためはのんびりしていられない、早く買い物に行かなくてはいけない、という人も出てきています。
殆どの人は朝早く6時7時に店に駆けつけるので、朝9時頃に会うと「買い物してきたわー。激安で買えたので嬉しい」と言っている人を良く見かけます。勿論 セールは金曜日だけではなくしばらく続くので、朝寝坊してから出かけてもオッケーです。
日本のブラックフライデーはここまで凄い勢いではないと思いますが、皆さんも今まで欲しいと思っていたものが安く買えたら嬉しいですね。
2022年11月15日
【From America】「投票しましたシール」
アメリカのウインドゲイト緑です。
11月の8日はアメリカの中間選挙でした。その行方を世界中の人たちが見守っていますが、本決まりになるのにはもう少し時間がかかりそうですね。
アメリカ人は日本人に比べて選挙に対する関心が高いと感じます。というのも、自分達の生活に直接影響がある、と考えるからです。アメリカ人は権利の主張が激しいともいわれますが、権利と義務は表裏一体です。アメリカ人であれば自分の一票を投じる義務がある、と考える人が多いようです。アメリカでは「選挙に行きましょう」という呼びかけを沢山していますが、それだけではなく、選挙に行った人には写真のようなシールを配っています。
この写真はその人の胸に貼られたシールをお見せするだけでお顔は隠しているので、ちょっと分かり難いかもしれませんが、子供が幼稚園などでもらうシールと同じで、裏の紙を剥がせば簡単に衣類につけることが出来ます。勿論 簡単に剥がすことも出来ます。当日のみ使用できる簡単なシールです。その意味は「私は投票してきましたよ」という事が分かるようにするためです。自分はアメリカ人としての義務を果たした、ということを誇示する効果があります。それを付けていることに誇りを感じ、付けていない人に投票することを促す効果があると思います。
この「投票しましたシール」を貼るのは、私が感じるのには日本で赤い羽根や緑の羽根募金をすると羽根をもらい胸に付けるのに似ていると思います。
赤い羽根を付けている人を見ると、「あっ、あの人は募金したんだ」「あー、私も募金しないといけないな」と感じます。その心理に似ていると思います。つまり、無言のプレッシャーをかけるということでしょうか?
果たしてこの「投票しましたシール」の効果がどの位あるのか分かりませんが、日本人は周りの人からどのように思われるか、をとても大切にする国民性があるので、何かの機会にシールを配って胸につけてもらうという方法は日本ではアメリカ以上に効果が上がるように思います。
11月の8日はアメリカの中間選挙でした。その行方を世界中の人たちが見守っていますが、本決まりになるのにはもう少し時間がかかりそうですね。
アメリカ人は日本人に比べて選挙に対する関心が高いと感じます。というのも、自分達の生活に直接影響がある、と考えるからです。アメリカ人は権利の主張が激しいともいわれますが、権利と義務は表裏一体です。アメリカ人であれば自分の一票を投じる義務がある、と考える人が多いようです。アメリカでは「選挙に行きましょう」という呼びかけを沢山していますが、それだけではなく、選挙に行った人には写真のようなシールを配っています。

この「投票しましたシール」を貼るのは、私が感じるのには日本で赤い羽根や緑の羽根募金をすると羽根をもらい胸に付けるのに似ていると思います。
赤い羽根を付けている人を見ると、「あっ、あの人は募金したんだ」「あー、私も募金しないといけないな」と感じます。その心理に似ていると思います。つまり、無言のプレッシャーをかけるということでしょうか?
果たしてこの「投票しましたシール」の効果がどの位あるのか分かりませんが、日本人は周りの人からどのように思われるか、をとても大切にする国民性があるので、何かの機会にシールを配って胸につけてもらうという方法は日本ではアメリカ以上に効果が上がるように思います。
2022年11月12日
ビュッケブルグ歳時記 284
「望ましいことではないが、是認できる事柄」
ウクライナ戦争の行方もわからない、温暖化対策も足踏み、物価高、エネルギー欠乏等々に加えて、もう一つこの国の議会で議論がされていた中国の船舶会社 COSCO のハンブルグ港使用権について今回はお伝えしたいと思います。
(世界中の大きな港の使用についての権利や使用料などの法則について聞いたことも考えたこともなかったので普通の家庭主婦のわたしにも勉強になったことを、前提としてお伝えしておきます)
「中国の国家船舶会社のCOSCOは、ハンブルグ港のコンテナ・ターミナルの使用権利35%を、HHLA(ハンブルグ港論理局)に申請していたが、今回の議会でドイツ政府は24、9%の権利を与えることに決定した。25%を超えると業務執行者となり、業績とか人事に拒否権を持つことになるのを避けるための決定である。24、9%ではこのような権限はなく、入港の時に申請をしなくてよいという効果だけである。
11月の初めに首相は中国訪問をしたが、その時の首相の言葉は「”ハンブルグ港を売ったわけではない!”」
この決定について野党やその他から、下記のようなさまざまな意見が発表されています。
野党の党首は「この機会に中国との関係を改めて考えることが必要で、自分としてはただの経済的な関係ではなく政治的戦略的な面から考える必要があると思う。
今回のような権利を与えることは、我が国の安全保障を脅かすことになるのではないかと懸念する」と言う意見を発表しています。
またもう一人の議員も、「このような取り決めは我が国の経済的独立と主権を脅かすことである」として、新しい対中国政治が必要であると言う意見です。「この投資を単なる経済的問題と考えることは、今まで我々が経験してきたロシアの政治から何も学ばなかっっということの証明でもあるのはないか。新しい対中国政策は、新しい外国貿易法を作成し、これのヨ EU での同意を得て、新しい交通網での戦術を行うことが必要である」との意見を発表しています。
「COSCO社は40年以来、ヨーロッパの8つのコンテナ・ターミナルに使用権利を持ち、世界の四大コンテナにも寄港している。
先日、国家及び党首として選出された 中国の党首 XI は, ローロッパの諸国を”取引き相手”としての政策に力を入れている。
中国は、ドイツの輸入も輸出も重要なパートナーであり、三台めの車の輸出先は中国である。この関係が崩れるということは我が国の自動車経済が(も)揺れると言うことを意味する。
その他の部門、例えば特殊な原料を中国から買い入れるなども同様に我が国にとっても中国は取引相手としも重要な国でもあるのだ。
ここからも中国を”締め出す”ということは、出来ないことであるし、大きな目で見ても Deglobalisierung (国家という単位を囲えて世界を一つにまとめようとする考え方の否定形)は出来ないし、してはならないことである。
そこから出る結論が表題の「望ましいことではないが、是認できる事柄」というわけです。
学ばせられることも大きいと思います。与党と野党と話し合って結論を出す政治は民主政治だと思います。
ウクライナ戦争の行方もわからない、温暖化対策も足踏み、物価高、エネルギー欠乏等々に加えて、もう一つこの国の議会で議論がされていた中国の船舶会社 COSCO のハンブルグ港使用権について今回はお伝えしたいと思います。
(世界中の大きな港の使用についての権利や使用料などの法則について聞いたことも考えたこともなかったので普通の家庭主婦のわたしにも勉強になったことを、前提としてお伝えしておきます)
「中国の国家船舶会社のCOSCOは、ハンブルグ港のコンテナ・ターミナルの使用権利35%を、HHLA(ハンブルグ港論理局)に申請していたが、今回の議会でドイツ政府は24、9%の権利を与えることに決定した。25%を超えると業務執行者となり、業績とか人事に拒否権を持つことになるのを避けるための決定である。24、9%ではこのような権限はなく、入港の時に申請をしなくてよいという効果だけである。
11月の初めに首相は中国訪問をしたが、その時の首相の言葉は「”ハンブルグ港を売ったわけではない!”」
この決定について野党やその他から、下記のようなさまざまな意見が発表されています。
野党の党首は「この機会に中国との関係を改めて考えることが必要で、自分としてはただの経済的な関係ではなく政治的戦略的な面から考える必要があると思う。
今回のような権利を与えることは、我が国の安全保障を脅かすことになるのではないかと懸念する」と言う意見を発表しています。
またもう一人の議員も、「このような取り決めは我が国の経済的独立と主権を脅かすことである」として、新しい対中国政治が必要であると言う意見です。「この投資を単なる経済的問題と考えることは、今まで我々が経験してきたロシアの政治から何も学ばなかっっということの証明でもあるのはないか。新しい対中国政策は、新しい外国貿易法を作成し、これのヨ EU での同意を得て、新しい交通網での戦術を行うことが必要である」との意見を発表しています。
「COSCO社は40年以来、ヨーロッパの8つのコンテナ・ターミナルに使用権利を持ち、世界の四大コンテナにも寄港している。
先日、国家及び党首として選出された 中国の党首 XI は, ローロッパの諸国を”取引き相手”としての政策に力を入れている。
中国は、ドイツの輸入も輸出も重要なパートナーであり、三台めの車の輸出先は中国である。この関係が崩れるということは我が国の自動車経済が(も)揺れると言うことを意味する。
その他の部門、例えば特殊な原料を中国から買い入れるなども同様に我が国にとっても中国は取引相手としも重要な国でもあるのだ。
ここからも中国を”締め出す”ということは、出来ないことであるし、大きな目で見ても Deglobalisierung (国家という単位を囲えて世界を一つにまとめようとする考え方の否定形)は出来ないし、してはならないことである。
そこから出る結論が表題の「望ましいことではないが、是認できる事柄」というわけです。
学ばせられることも大きいと思います。与党と野党と話し合って結論を出す政治は民主政治だと思います。