2022年07月
2022年07月05日
【From America】「大学用資金の無税制度」
アメリカのウインドゲイト緑です。
前回に続いてアメリカの大学についての話題です。前回は、いわゆる「飛び級」に似た制度で、高校生の時から大学の授業を受けて単位を先取りして、18歳になった時にはもう既に短大卒業に必要な単位を取得できる制度についてお話しました。
今回は大学用の資金についてです。
大学の授業料は洋の東西を問わず大変高額なのは皆が知るところです。日本でも祖父母からの教育資金援助に対する優遇措置などありますが、アメリカでは孫が生まれた時から「College Fund」という名前でお金を積み立てることが出来ます。そして、この利点は無税であることです。投資信託などの形にして孫の名前を明記し、カレッジ・ファンドにお金を移動しておきます。その資金は時間が経つにつれて増えていきます。そして孫が18歳になって実際にそのお金を使う時、つまりお金を引き出すタイミングでも、目的が大学の授業料、教科書、寮やアパートを借りる家賃などでその子供の教育に関するならば、無税なのです。普通の投資ならお金が増えた分に対して税金がかかりますが、このカレッジ・ファンドは税金を無料にしてくれる得点があります。
祖父母から贈与という形で孫にお金を渡すことも出来ますが、このカレッジ・ファンド制度はそれよりも税金面で優遇された方法です。しかし、目的が大学の教育に関することに限られていますので、それ以外に使うと罰金が課されますから注意が必要です。もし、そのお金を使い切れなったらどうするのか? その時にはその人の子供、つまりひ孫の大学資金に使えるので心配はご無用だそうです。とにかく大学用の資金に限る、というルールのようです。
アメリカでは大学資金のローンという方法があり、裕福な祖父母が居ない場合には多くの学生がこのローン制度を使って大学に行くことが出来ます。しかし返済無用の奨学金制度ではないので返済が必要で、その返済には長い時間がかかります。特に医学の道を選んだ人などは40歳代でもローンを返し続けているお医者様が沢山居ることは周知の沙汰です。
様々な形で大学資金を調達する制度がある中でこのカレッジ・ファンド制度はなかなか魅力的だと思います。
前回に続いてアメリカの大学についての話題です。前回は、いわゆる「飛び級」に似た制度で、高校生の時から大学の授業を受けて単位を先取りして、18歳になった時にはもう既に短大卒業に必要な単位を取得できる制度についてお話しました。
今回は大学用の資金についてです。
大学の授業料は洋の東西を問わず大変高額なのは皆が知るところです。日本でも祖父母からの教育資金援助に対する優遇措置などありますが、アメリカでは孫が生まれた時から「College Fund」という名前でお金を積み立てることが出来ます。そして、この利点は無税であることです。投資信託などの形にして孫の名前を明記し、カレッジ・ファンドにお金を移動しておきます。その資金は時間が経つにつれて増えていきます。そして孫が18歳になって実際にそのお金を使う時、つまりお金を引き出すタイミングでも、目的が大学の授業料、教科書、寮やアパートを借りる家賃などでその子供の教育に関するならば、無税なのです。普通の投資ならお金が増えた分に対して税金がかかりますが、このカレッジ・ファンドは税金を無料にしてくれる得点があります。
祖父母から贈与という形で孫にお金を渡すことも出来ますが、このカレッジ・ファンド制度はそれよりも税金面で優遇された方法です。しかし、目的が大学の教育に関することに限られていますので、それ以外に使うと罰金が課されますから注意が必要です。もし、そのお金を使い切れなったらどうするのか? その時にはその人の子供、つまりひ孫の大学資金に使えるので心配はご無用だそうです。とにかく大学用の資金に限る、というルールのようです。
アメリカでは大学資金のローンという方法があり、裕福な祖父母が居ない場合には多くの学生がこのローン制度を使って大学に行くことが出来ます。しかし返済無用の奨学金制度ではないので返済が必要で、その返済には長い時間がかかります。特に医学の道を選んだ人などは40歳代でもローンを返し続けているお医者様が沢山居ることは周知の沙汰です。
様々な形で大学資金を調達する制度がある中でこのカレッジ・ファンド制度はなかなか魅力的だと思います。