2021年08月
2021年08月31日
【From America】「鹿は困り者」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の皆さんが「鹿」と聞くと奈良のお辞儀をする鹿を一番先に思い出すのではないでしょうか? 奈良では鹿をとても大切にしていますし、日本の他の地域でも鹿を困り者と思うことは余り無いと思います。しかし、アメリカのニューイングランド地方では野生の鹿が沢山居て、庭木を食べて仕舞ったり、夜道を運転していて突然飛び出してきて事故になってしまったり、とあまり歓迎されないことが多いのです。
私が現在住んでいるコネチカット州でも鹿は余り歓迎されません。というのも、せっかく植えた植物を食べられてしまうので、悲しくなったり腹を立てたりすることの方が多いといっても過言ではありません。写真を見ていただけば分かると思いますが、無残にも食べられてしまった時には悲しくなります。私の家でも、明日咲くだろうと楽しみに待っていたチューリップの蕾がその翌日の朝には何も無くなって仕舞った時の驚きと腹立たしさは今でも忘れられないほどです。
さて、対策を講じなくてはなりません。人様に聞くところによると、料理に使うタバスコ。これはスパイスの効いた辛くて赤い液体の香料として日本の皆さんも良くご存知ですね。
日本の皆さんはピザやパスタ料理にかけることが多いのではないでしょうか。
これを大匙1杯、そこに約1リットルの水を加えて草花などにスプレーすると良い、と聞きました。鹿はスパイシーなものが嫌いということで多くの人がやっているようです。やってみる価値はあると思いますが、人間もスパイシーな味が好きな人もいます。鹿も、うーん、今回は味がついていて更に美味しくなった、とパクパク食べてしまう可能性もあります。どうなるか、先ずは試してみたいと思います。


私が現在住んでいるコネチカット州でも鹿は余り歓迎されません。というのも、せっかく植えた植物を食べられてしまうので、悲しくなったり腹を立てたりすることの方が多いといっても過言ではありません。写真を見ていただけば分かると思いますが、無残にも食べられてしまった時には悲しくなります。私の家でも、明日咲くだろうと楽しみに待っていたチューリップの蕾がその翌日の朝には何も無くなって仕舞った時の驚きと腹立たしさは今でも忘れられないほどです。

日本の皆さんはピザやパスタ料理にかけることが多いのではないでしょうか。
これを大匙1杯、そこに約1リットルの水を加えて草花などにスプレーすると良い、と聞きました。鹿はスパイシーなものが嫌いということで多くの人がやっているようです。やってみる価値はあると思いますが、人間もスパイシーな味が好きな人もいます。鹿も、うーん、今回は味がついていて更に美味しくなった、とパクパク食べてしまう可能性もあります。どうなるか、先ずは試してみたいと思います。

2021年08月28日
ビュッケブルグ歳時記 255
Wie die ”Generation-Merkel” tickt( ”メルケル年代の若者” とは)
選挙まで数週間となり選挙運動が活発になっている中で、投票に挑むこの国の若者に対しての興味ある研究記事が目に止まりましたのでお知らせしてみます。
今回の選挙に因む若い人たちはいろいろな面で、今までの選挙年代とは違った育ち方をしてきた年代であることからの、これからの政治に対する影響などの憶測が述べられているのです。
第一に、表題の”メルケル年代” とは、他の国にはない(と思われる)特殊なことだと思われます。メルケル首相が16年間、ドイツ国を統率してきたということは、例えば最初の投票に行くこの国の多くの若者は(この国ではある種の選挙の開始は16歳からです)、メルケル首相以外の首相を経験していないという珍しい環境で育った年代であるわけです。メルケル無しの政治を経験していない年代なわけで、これはドイツだけの特殊世代の話なわけです。
この特赦な例の他に、世界的に時代に沿った興味深い年齢層についての観察が示されています。例えば ”Gretaー年代” とか、Y - 年代(1980−1994年に生まれた層で、デジタル化しつつある社会で育った世代)とか Z - 年代(1995ー2010生の層で、デジタル化の他に、人間間のコミュニケーションにはスマートホーンと共に育った年齢層)とか呼ばれる新しい社会で育った人たちの年代であるということで、この世代の考える政治や政治家に対する考えについて暗示が示されているのです。
この世代の若人に重要な政治は1.楽しめること=楽しんですることは人を誘引するから 2. 意義があること=することの意義を明確に示すこと 3. 安全保証があること=彼らの晩年への保証がしっかりしていることが、これからの政治活動には必要だと研究者は述べています。
そしてこの年代層は決して統一された層ではないのでこの層を統一するのには困難があると思われるが、やはりメガ・テーマとなっているのは地球の温暖化ということには変わりがないということです。
温暖化対策には41%の若者が興味を示し、この解決策が彼らを”政治化”させているのが現状である。ここで重要なのは”彼らが自分から政治的何かをやり出すこと”だ、というのが研究者の観察です。
又、反対に今の政治家は、我々が何を考えているか顧みてもくれないとの評価を持っている若者も多く(この考えは特にパンデミーで、より強くなったということです)彼らは政党にも信用をおかず、右翼やポプリステッシュ派の政党に票を入れることになり、国全体の政治を混乱させる悪要因となるということも書き出されています。
最後に、全体的に見て、学識に基づいて行われたメルケル政治は、若い世代にも良い影響を与えたと見られて、次の世代に残す後継遺産も相続に値するものであるとの結論が読めました。
このような政治理解と、若者と政治間の距離の近さは、日本では理解されないかと心配です。
日本の選挙の折に聞く、若い人の棄権意見が”誰に入れて良いか分からないから”との意見を聞くと、2國間の選挙意識の違いに驚きます。
77%の若者が信用を置いているというこの国のデモクラシイーと、日本との相違に驚くのです。
この国の民主主義政治は家庭で養育されてゆくのです。小さな子供時代からこの国の人たちは政治について話し合い、聞き合うのです。
2021年の選挙が、近代機械の発展とともに人間社会の世代変化も変わってくる可能性もあるのかと思うと、地球の未来は果てしがないとも思えてきます。
選挙まで数週間となり選挙運動が活発になっている中で、投票に挑むこの国の若者に対しての興味ある研究記事が目に止まりましたのでお知らせしてみます。
今回の選挙に因む若い人たちはいろいろな面で、今までの選挙年代とは違った育ち方をしてきた年代であることからの、これからの政治に対する影響などの憶測が述べられているのです。
第一に、表題の”メルケル年代” とは、他の国にはない(と思われる)特殊なことだと思われます。メルケル首相が16年間、ドイツ国を統率してきたということは、例えば最初の投票に行くこの国の多くの若者は(この国ではある種の選挙の開始は16歳からです)、メルケル首相以外の首相を経験していないという珍しい環境で育った年代であるわけです。メルケル無しの政治を経験していない年代なわけで、これはドイツだけの特殊世代の話なわけです。
この特赦な例の他に、世界的に時代に沿った興味深い年齢層についての観察が示されています。例えば ”Gretaー年代” とか、Y - 年代(1980−1994年に生まれた層で、デジタル化しつつある社会で育った世代)とか Z - 年代(1995ー2010生の層で、デジタル化の他に、人間間のコミュニケーションにはスマートホーンと共に育った年齢層)とか呼ばれる新しい社会で育った人たちの年代であるということで、この世代の考える政治や政治家に対する考えについて暗示が示されているのです。
この世代の若人に重要な政治は1.楽しめること=楽しんですることは人を誘引するから 2. 意義があること=することの意義を明確に示すこと 3. 安全保証があること=彼らの晩年への保証がしっかりしていることが、これからの政治活動には必要だと研究者は述べています。
そしてこの年代層は決して統一された層ではないのでこの層を統一するのには困難があると思われるが、やはりメガ・テーマとなっているのは地球の温暖化ということには変わりがないということです。
温暖化対策には41%の若者が興味を示し、この解決策が彼らを”政治化”させているのが現状である。ここで重要なのは”彼らが自分から政治的何かをやり出すこと”だ、というのが研究者の観察です。
又、反対に今の政治家は、我々が何を考えているか顧みてもくれないとの評価を持っている若者も多く(この考えは特にパンデミーで、より強くなったということです)彼らは政党にも信用をおかず、右翼やポプリステッシュ派の政党に票を入れることになり、国全体の政治を混乱させる悪要因となるということも書き出されています。
最後に、全体的に見て、学識に基づいて行われたメルケル政治は、若い世代にも良い影響を与えたと見られて、次の世代に残す後継遺産も相続に値するものであるとの結論が読めました。
このような政治理解と、若者と政治間の距離の近さは、日本では理解されないかと心配です。
日本の選挙の折に聞く、若い人の棄権意見が”誰に入れて良いか分からないから”との意見を聞くと、2國間の選挙意識の違いに驚きます。
77%の若者が信用を置いているというこの国のデモクラシイーと、日本との相違に驚くのです。
この国の民主主義政治は家庭で養育されてゆくのです。小さな子供時代からこの国の人たちは政治について話し合い、聞き合うのです。
2021年の選挙が、近代機械の発展とともに人間社会の世代変化も変わってくる可能性もあるのかと思うと、地球の未来は果てしがないとも思えてきます。
2021年08月24日
【From America】「ホーム・スクーリング」
アメリカのウインドゲイト緑です。
コロナウイルスが蔓延する前からあったアメリカのホーム・スクーリングのシステムですが、コロナの影響で学校に子供を行かせることに不安を抱える両親が増えて、去年はホーム・スクーリングを選ぶ親が増えたと聞いています。
ホーム・スクーリングとは学校教材を取り寄せ、基本的には親が学校のカリキュラムに合わせて、自宅で全ての学科を教えるというシステムです。1学期にはここまでを勉強しなければいけないという予定表があり、それに合わせて勉強をさせて、ちゃんとテストもします。そして、きちんと習得出来たかを確認して次に進むので、知識としてはホーム・スクーリングでも全く問題はないでしょう。しかし、学校で学ぶということは知識を身につけるだけではありません。
多くの同じ年齢の子供達が一緒に勉強することでの、団体生活、協調性を学ぶこと、友達を作ること、学業だけではないクラブ活動などを通して学ぶチームワークの大切さなど、沢山のメリットを挙げたらきりがありません。
一時的にホーム・スクーリングをしていた親たちは、ワクチン接種が行き渡ってきたら再び学校に行かせたいと思っているようです。
しかし、年齢の低い子供達のワクチン接種の問題、デルタ変異株の蔓延など、次の年度に子供を学校にいかせるかどうかは、難しい決断のようです。
コロナウイルスが蔓延する前からあったアメリカのホーム・スクーリングのシステムですが、コロナの影響で学校に子供を行かせることに不安を抱える両親が増えて、去年はホーム・スクーリングを選ぶ親が増えたと聞いています。

多くの同じ年齢の子供達が一緒に勉強することでの、団体生活、協調性を学ぶこと、友達を作ること、学業だけではないクラブ活動などを通して学ぶチームワークの大切さなど、沢山のメリットを挙げたらきりがありません。
一時的にホーム・スクーリングをしていた親たちは、ワクチン接種が行き渡ってきたら再び学校に行かせたいと思っているようです。
しかし、年齢の低い子供達のワクチン接種の問題、デルタ変異株の蔓延など、次の年度に子供を学校にいかせるかどうかは、難しい決断のようです。
2021年08月17日
【From America】「新学期は目の前」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の夏休みは7月下旬から始まり、9月1日に学校に戻る、というカレンダーが全国に行き渡っています。一方、アメリカは5月の末から6月初めには学校が終わり、長い夏休みになります。以前は9月最初の祝日であるレイバー・デーが終わって初めて学校が始まるという夏休みのルールでした。これは聞くところによると、アメリカの農家では子供に夏休みの間 畑で手伝わせる為に夏休みを長く取っていたという説もあり、約3ヶ月の長い夏休みがありました。
所が最近は、学年の年度末、卒業式もある5月末から6月初めに学校が終わる部分は変わらないものの、9月からの新学期を始めるのが段々早まり、8月下旬、早いところでは8月半ばから学校が始まる地域もあります。日本の夏の蒸し暑い時期を考えると、8月に学校再開はかわいそう、と思う方も多いと思いますが、ニューイングランド地方は日本で言えば北海道のような緯度ですから、8月下旬にはかなり涼しくなります。TVなどでも「Back to School」と銘打って沢山の学用品や文房具品を売り出します。新しい学年度が始まるわけですから、日本で言えば4月の入学式に向けてランドセルのセールをするのに似ています。
つまり日本では「お盆」の時期である8月半ばが夏休みシーズン真っ只中なのに対して、アメリカは8月に入ると「もう夏休みは終わりに近い」という気分になるのです。
コロナウイルスが蔓延して、学校が長期で休みになった時には「この際に学校の年度を9月始まりにしてはどうか?」という案が出ていたことは皆さんもご存知だと思います。これには賛否両論あり、やはり難しいという結果におわったのですが、欧米にカレンダーを合わせるこの議論はまた浮上する時が来るのかもしれませんね。いずれにせよ、欧米ではまもなく新学期の時期がやってきます。

所が最近は、学年の年度末、卒業式もある5月末から6月初めに学校が終わる部分は変わらないものの、9月からの新学期を始めるのが段々早まり、8月下旬、早いところでは8月半ばから学校が始まる地域もあります。日本の夏の蒸し暑い時期を考えると、8月に学校再開はかわいそう、と思う方も多いと思いますが、ニューイングランド地方は日本で言えば北海道のような緯度ですから、8月下旬にはかなり涼しくなります。TVなどでも「Back to School」と銘打って沢山の学用品や文房具品を売り出します。新しい学年度が始まるわけですから、日本で言えば4月の入学式に向けてランドセルのセールをするのに似ています。
つまり日本では「お盆」の時期である8月半ばが夏休みシーズン真っ只中なのに対して、アメリカは8月に入ると「もう夏休みは終わりに近い」という気分になるのです。
コロナウイルスが蔓延して、学校が長期で休みになった時には「この際に学校の年度を9月始まりにしてはどうか?」という案が出ていたことは皆さんもご存知だと思います。これには賛否両論あり、やはり難しいという結果におわったのですが、欧米にカレンダーを合わせるこの議論はまた浮上する時が来るのかもしれませんね。いずれにせよ、欧米ではまもなく新学期の時期がやってきます。
2021年08月14日
ビュッケブルグ歳時記 254
ワクチン接種をしない人たちの毎日は!?
一時、非常に減っていたコロナ感染が、デルタ変形が入ってきたことでまた増加していることから、接種数を上げる奨励が政府から出ているのがドイツの現状です。
国民の79%が Covit-19 の第一回目の接種を、59%が二回目の接種を終えているとRobertKochーInstitute から発表されているのですが、デルタ・ヴァリエイション対策として接種数をもっと迅速に、多くするがこの国の現在のコロナ対策といってよいと思われます。
どのような対策かを書き出してみます。
この対策は「3ーGー規則」と呼ばれて、Geimpft, Genesen, Getestet この頭文字の3G規則で、接種済の人、全快した人、テスト結果が良の人 の人々は健康な市民として、国民の持つ自由の権利を返還された人間とみなされ、証明書があれば昔と同じような自由な生活ができるという意味があるのです。ですから秋、9月ごろに来ると想像されるパンデミーの四波に備えて、今、少しでも多くの人にワクチンを接種する対策が行われているわけです。
接種が始まった頃は「市民の接種所」として、おおきな会館などが使われていたのですが、勤め人や労働者には仕事を休んで行くだけにも時間がかかることなどで不都合ということで、今は家庭医が接種をしていますし、大きなスーパーや駐車場など、身近なところで接種ができるように最大の工夫がされてもいるのです。
にもかかわらず5%の市民は接種反対の、いわゆる偏屈者たちがいるということです。このような人たちを含めた接種反対者に対する対策として、今までは無料で受けられた即刻テストを有料にするということで、表題のワクチン接種をしない人たちの毎日には費用がかかり、高くなるという重石をかける政策が始まっているのです。テストをしなければ様々な催し場にも、レストランにも、美容院にも、フィットネス・センターにも入れないのですから。
テストに経費をかけることで、接種反対意見を取り除こうという対策な訳です。
次に、この国の新学期は夏休みの終わった秋になります。
今年の新学期の新しいことは、12歳から17歳までの生徒に、接種センターを学校に置き、医者に行かなくても学校で接種ができるようにする、が対策の一つとして挙げられ施行されています。
子供達と未成年の生徒の接種には保護者の同意が必要なわけですが、保健省の話では既に90万人の子供たちに第1回目の接種が行われたということです。
全国の学校がこの案を受け入れたということも珍しいことだと思います。理由は教育は各州が高権を持っているからです。しかし、パンデミー療法としては反対行為は受け付けられないのかもしれません。
この国は連邦国なので、パンデミー対策も最初は政府からの指示に連帯意識を持って全国民が団結していたのですが、時と共に、基本法で与えられている自己主張権利が大きくなってきたのか、現在は全国一様のコロナ対策ではなく、各州がそれぞれに適当な対策を行っているのが現状です。
感染者の多い州ではLockdown が行われることもあり、接種者の多い州ではほぼ昔の自由な生活が戻ってくるということもあり得るわけです。
ともあれ、パンデミーや地球温暖化などに対して、地球住人の一人一人が真面目に考える時が来ているように思われる今日この頃です。
一時、非常に減っていたコロナ感染が、デルタ変形が入ってきたことでまた増加していることから、接種数を上げる奨励が政府から出ているのがドイツの現状です。
国民の79%が Covit-19 の第一回目の接種を、59%が二回目の接種を終えているとRobertKochーInstitute から発表されているのですが、デルタ・ヴァリエイション対策として接種数をもっと迅速に、多くするがこの国の現在のコロナ対策といってよいと思われます。
どのような対策かを書き出してみます。
この対策は「3ーGー規則」と呼ばれて、Geimpft, Genesen, Getestet この頭文字の3G規則で、接種済の人、全快した人、テスト結果が良の人 の人々は健康な市民として、国民の持つ自由の権利を返還された人間とみなされ、証明書があれば昔と同じような自由な生活ができるという意味があるのです。ですから秋、9月ごろに来ると想像されるパンデミーの四波に備えて、今、少しでも多くの人にワクチンを接種する対策が行われているわけです。
接種が始まった頃は「市民の接種所」として、おおきな会館などが使われていたのですが、勤め人や労働者には仕事を休んで行くだけにも時間がかかることなどで不都合ということで、今は家庭医が接種をしていますし、大きなスーパーや駐車場など、身近なところで接種ができるように最大の工夫がされてもいるのです。
にもかかわらず5%の市民は接種反対の、いわゆる偏屈者たちがいるということです。このような人たちを含めた接種反対者に対する対策として、今までは無料で受けられた即刻テストを有料にするということで、表題のワクチン接種をしない人たちの毎日には費用がかかり、高くなるという重石をかける政策が始まっているのです。テストをしなければ様々な催し場にも、レストランにも、美容院にも、フィットネス・センターにも入れないのですから。
テストに経費をかけることで、接種反対意見を取り除こうという対策な訳です。
次に、この国の新学期は夏休みの終わった秋になります。
今年の新学期の新しいことは、12歳から17歳までの生徒に、接種センターを学校に置き、医者に行かなくても学校で接種ができるようにする、が対策の一つとして挙げられ施行されています。
子供達と未成年の生徒の接種には保護者の同意が必要なわけですが、保健省の話では既に90万人の子供たちに第1回目の接種が行われたということです。
全国の学校がこの案を受け入れたということも珍しいことだと思います。理由は教育は各州が高権を持っているからです。しかし、パンデミー療法としては反対行為は受け付けられないのかもしれません。
この国は連邦国なので、パンデミー対策も最初は政府からの指示に連帯意識を持って全国民が団結していたのですが、時と共に、基本法で与えられている自己主張権利が大きくなってきたのか、現在は全国一様のコロナ対策ではなく、各州がそれぞれに適当な対策を行っているのが現状です。
感染者の多い州ではLockdown が行われることもあり、接種者の多い州ではほぼ昔の自由な生活が戻ってくるということもあり得るわけです。
ともあれ、パンデミーや地球温暖化などに対して、地球住人の一人一人が真面目に考える時が来ているように思われる今日この頃です。