2019年10月
2019年10月17日
2019年10月15日
【From America】「蚊が媒介するEEE病とは」
アメリカのウインドゲイト緑です。
夏も過ぎて「蚊」のシーズンは過ぎ去ったと思っている方も多いと思いますが、蚊を媒介とする感染症は色々あります。
蚊と聞いて一番に思い浮かぶのは、マラリアでしょうか?
しかし、最近はウエストナイル熱、ジカ熱、デング熱など様々な名前が挙がって来ます。
今回ご紹介するのはEEE病です。日本語では「東部ウマ脳炎ウイルス」というそうで、アメリカの東海岸で流行っているようです。症状は、頭痛、高熱、脳に炎症が起き、発作を起こして、神経にも障害を残す、といわれています。
TVのニュースでは、消毒剤を巻いている様子が映し出され、致死率が30%近いとも言われていることで、住民に脅威を与えています。
日本では、蚊にさされたら痒い、という位にしか考えていないので、刺されないに越したことは無いけれど、まあ さされてもしばらくすれば治る、と軽く考えがちです。
海外にいらっしゃる場合には、本当に蚊にご注意です。
夏も過ぎて「蚊」のシーズンは過ぎ去ったと思っている方も多いと思いますが、蚊を媒介とする感染症は色々あります。
蚊と聞いて一番に思い浮かぶのは、マラリアでしょうか?
しかし、最近はウエストナイル熱、ジカ熱、デング熱など様々な名前が挙がって来ます。
今回ご紹介するのはEEE病です。日本語では「東部ウマ脳炎ウイルス」というそうで、アメリカの東海岸で流行っているようです。症状は、頭痛、高熱、脳に炎症が起き、発作を起こして、神経にも障害を残す、といわれています。
TVのニュースでは、消毒剤を巻いている様子が映し出され、致死率が30%近いとも言われていることで、住民に脅威を与えています。
日本では、蚊にさされたら痒い、という位にしか考えていないので、刺されないに越したことは無いけれど、まあ さされてもしばらくすれば治る、と軽く考えがちです。
海外にいらっしゃる場合には、本当に蚊にご注意です。
2019年10月12日
ビュッケブルグ歳時記 212
壁崩壊後30年
10月3日は、大戦後ドイツを2分していた壁が崩され、東西が統合した記念日として休日です。
長い間ソ連の支配下にあった東ドイツ国民が、武力のない革命で自由になった喜びを、壁に登って歓喜したシーンは、世界中の人々に感動を与えたことでした。この日から30年が経った今年は、統合の結果がメデイアや歴史家の間で盛んに云々されています。この問題も範囲が大きすぎるのですが、おおよそのことを皆様にお伝えしてみたいと思います。
まず、著名な新聞が、千人の旧東ドイツ市民に行なった質疑応答調査の中から主要なものを選んでみました。その結果は次の通りです。
1 民主主義に対しては30歳までの若い人たちは66%、60歳以上は41%が異議なく受け入れる。 2 生活の進化については、物品が豊富になり、職場が確保されたことに88%が満足。3 政治などに参与する権利については、若者は半分以上が満足、60歳以上は大半が不満足。4 両国間のお互いへの真価を認め合う感情については、 西側は東側の業績を認めないことが多いと不満。5 外交については、80%がソ連に対する外交も米国と同等にするべきであるとの意見。etc.
この調査結果に対して西側のコメントは、「壁崩壊後30年経った今、旧東ドイツ市民は東西結合に興ざめして失望し、惨めな感じを持つ市民が多いということは実に残念である。そして、東の58%の市民が今でも国からの専制政治から逃れたという感じを持てないということから、AfD(ドイツのための選択肢党)という右派の党の東州での圧倒的勝利となり、我が国を脅かす結果となっているのも非常に遺憾なことである。
また、言論の自由についても、昔のシステムと殆ど変わらないし、東の意見は西の世の中では意味を認められないことが多いとの意見が、年を経るごとに多くなっている。これらの不満は、60−70%の東市民が、現在西とほぼ同じになった給料や年金に満足していて生活水準への不満が原因では無いということが、再考への重要点と思われる」と書かれています。
もう一つの例として、東出身で有名な歴史家で、今はベルリンでジャーナリストをしている52歳の K. 氏が出刷した本、”この様な道を東市民は歩きたくない”をご紹介したいと思います。
「東西統合革命が起きた当時、若者であった我々は将来に光明が当てられたと大喜びをした。これで好きな科目を大学で学ぶことも出来ると人生の道が拓けたと思った。しかし、時が経つにつれてこの革命は、東側の人間は西側を理解しなくてはならないという、いわば西側から煽動された挑発的革命であったことがわかってきた。この様な誤解と無理な期待に満ちた革命は、我々東市民の歩もうとした道ではないことがわかったのだが、残念ながら時が遅すぎた。このことは西側だけの責任ではなく、東の市民の責任でもあるのは自覚しているのだが」
最後にドイツ統合日に発表されたメルケル首相の見解意見を。
「今、我々に必要なのは強い団結力と、お互いを理解しようとする精励精神と、統合を全うするための自己責任感である。困難なことや不快な事が起こったときにその根元を国、すなわち政治に押し付ける傾向が広まっている今日この頃であるが、この流末は悲惨な事になると思われる。東市民は連邦国ドイツの中で一段下の等級市民である様に思う傾向がある様だが、この様な誤解は東西の市民の統合までの異なるシステムの下での人生経験をよく話し合って、相互の理解を深める事で解消すると思われる。
自由とは自己の持つ責任と深くつながるものである」
この3つの例から、表面上では統合を成し遂げたと思われるこの国ですが、内実はまだ困難が多いことを読み取れると思います。
わたしたち日本人は大戦後すぐに民主国家となった祖国で、民主主義の中で育ちましたが、ドイツの東の市民は長い間共産主義の中で生きてきたわけで、二つの思想の違いがこうも同民族の統合に大きな障害になるとは思ってもみなかったことです。これを無くすには、メルケル首相の言うように、お互いにとことん話し合って理解を深め、本当に平和な統合国になるように願ってのブログです。
10月3日は、大戦後ドイツを2分していた壁が崩され、東西が統合した記念日として休日です。
長い間ソ連の支配下にあった東ドイツ国民が、武力のない革命で自由になった喜びを、壁に登って歓喜したシーンは、世界中の人々に感動を与えたことでした。この日から30年が経った今年は、統合の結果がメデイアや歴史家の間で盛んに云々されています。この問題も範囲が大きすぎるのですが、おおよそのことを皆様にお伝えしてみたいと思います。
まず、著名な新聞が、千人の旧東ドイツ市民に行なった質疑応答調査の中から主要なものを選んでみました。その結果は次の通りです。
1 民主主義に対しては30歳までの若い人たちは66%、60歳以上は41%が異議なく受け入れる。 2 生活の進化については、物品が豊富になり、職場が確保されたことに88%が満足。3 政治などに参与する権利については、若者は半分以上が満足、60歳以上は大半が不満足。4 両国間のお互いへの真価を認め合う感情については、 西側は東側の業績を認めないことが多いと不満。5 外交については、80%がソ連に対する外交も米国と同等にするべきであるとの意見。etc.
この調査結果に対して西側のコメントは、「壁崩壊後30年経った今、旧東ドイツ市民は東西結合に興ざめして失望し、惨めな感じを持つ市民が多いということは実に残念である。そして、東の58%の市民が今でも国からの専制政治から逃れたという感じを持てないということから、AfD(ドイツのための選択肢党)という右派の党の東州での圧倒的勝利となり、我が国を脅かす結果となっているのも非常に遺憾なことである。
また、言論の自由についても、昔のシステムと殆ど変わらないし、東の意見は西の世の中では意味を認められないことが多いとの意見が、年を経るごとに多くなっている。これらの不満は、60−70%の東市民が、現在西とほぼ同じになった給料や年金に満足していて生活水準への不満が原因では無いということが、再考への重要点と思われる」と書かれています。
もう一つの例として、東出身で有名な歴史家で、今はベルリンでジャーナリストをしている52歳の K. 氏が出刷した本、”この様な道を東市民は歩きたくない”をご紹介したいと思います。
「東西統合革命が起きた当時、若者であった我々は将来に光明が当てられたと大喜びをした。これで好きな科目を大学で学ぶことも出来ると人生の道が拓けたと思った。しかし、時が経つにつれてこの革命は、東側の人間は西側を理解しなくてはならないという、いわば西側から煽動された挑発的革命であったことがわかってきた。この様な誤解と無理な期待に満ちた革命は、我々東市民の歩もうとした道ではないことがわかったのだが、残念ながら時が遅すぎた。このことは西側だけの責任ではなく、東の市民の責任でもあるのは自覚しているのだが」
最後にドイツ統合日に発表されたメルケル首相の見解意見を。
「今、我々に必要なのは強い団結力と、お互いを理解しようとする精励精神と、統合を全うするための自己責任感である。困難なことや不快な事が起こったときにその根元を国、すなわち政治に押し付ける傾向が広まっている今日この頃であるが、この流末は悲惨な事になると思われる。東市民は連邦国ドイツの中で一段下の等級市民である様に思う傾向がある様だが、この様な誤解は東西の市民の統合までの異なるシステムの下での人生経験をよく話し合って、相互の理解を深める事で解消すると思われる。
自由とは自己の持つ責任と深くつながるものである」
この3つの例から、表面上では統合を成し遂げたと思われるこの国ですが、内実はまだ困難が多いことを読み取れると思います。
わたしたち日本人は大戦後すぐに民主国家となった祖国で、民主主義の中で育ちましたが、ドイツの東の市民は長い間共産主義の中で生きてきたわけで、二つの思想の違いがこうも同民族の統合に大きな障害になるとは思ってもみなかったことです。これを無くすには、メルケル首相の言うように、お互いにとことん話し合って理解を深め、本当に平和な統合国になるように願ってのブログです。
2019年10月10日
ブログ19-41
プーチン幻想
グレンコ アンドリーより
安倍総理大臣は20回以上プーチンと会つている。
なにか道がひらかれましたか。
ロシアの歴史認識とは、どんなに醜いことをやつてもそれを正当化する、という原則に基づいている。
ロシアの面積は1700万平方キロメートルで、世界最大の面積である。中国の2倍近い。当然、このような膨大な領土はロシアの侵略や征服の繰り返しによつて手に入れたものどある。ロシアの歴史とは領土征服の歴史と言っても過言ではない。ロシア人は平気でロシアは歴史上他国を侵略したことがない といつている。
ロシア人の領土に対する執着は異常なものである。ロシア人は8,9割方いかなる領土に関する妥協にも猛反対する。
しかし、侵略によつて強奪した領土の返還にたいしても猛反対がおきる。
グレンコ アンドリーより
安倍総理大臣は20回以上プーチンと会つている。
なにか道がひらかれましたか。
ロシアの歴史認識とは、どんなに醜いことをやつてもそれを正当化する、という原則に基づいている。
ロシアの面積は1700万平方キロメートルで、世界最大の面積である。中国の2倍近い。当然、このような膨大な領土はロシアの侵略や征服の繰り返しによつて手に入れたものどある。ロシアの歴史とは領土征服の歴史と言っても過言ではない。ロシア人は平気でロシアは歴史上他国を侵略したことがない といつている。
ロシア人の領土に対する執着は異常なものである。ロシア人は8,9割方いかなる領土に関する妥協にも猛反対する。
しかし、侵略によつて強奪した領土の返還にたいしても猛反対がおきる。
2019年10月08日
【From America】「くら寿司 in Las Vegas」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本のお寿司はいまや世界的ブームになっています。アメリカでも寿司ブームに乗って日本の回転寿司のくら寿司がラスベガスにオープンしました。
そこで 早速行ってみましたので、レポートします。
場所はチャイナタウンの真ん中で、アジア料理店が多い場所です。その名も 「Kura Revolving Sushi」です。回転という意味のRevolvingを使っています。店内の造りは、日本と同じにしていますので、英語であることだけの違いです。
座席に座ると、ウエイトレスが説明に来てくれて、お寿司のカバーをどうやってはずすのか。タッチトーンのスクリーンでどうやって注文するのか。お皿を集めるとおもちゃがもらえる仕組みなどを教えてくれます。
店内を見回すと、私たち以外は全部アメリカ人。アメリカでの寿司ブームを反映していると思いました。また、おもちゃが貰える、画面に漫画キャラクターが出てくるなど、お子さん向けの部分が人気を呼ぶみたいで、皆 子供ずれでした。
日本の江戸前の握り寿司は勿論ですが、やはりアメリカ人を意識してカリフォルニアロールなどの日本では見かけない巻物もあり、楽しい食事になりました。
日本の回転寿司も世界的に市民権を得た、というのが実感でした。
日本のお寿司はいまや世界的ブームになっています。アメリカでも寿司ブームに乗って日本の回転寿司のくら寿司がラスベガスにオープンしました。
そこで 早速行ってみましたので、レポートします。
場所はチャイナタウンの真ん中で、アジア料理店が多い場所です。その名も 「Kura Revolving Sushi」です。回転という意味のRevolvingを使っています。店内の造りは、日本と同じにしていますので、英語であることだけの違いです。
座席に座ると、ウエイトレスが説明に来てくれて、お寿司のカバーをどうやってはずすのか。タッチトーンのスクリーンでどうやって注文するのか。お皿を集めるとおもちゃがもらえる仕組みなどを教えてくれます。
店内を見回すと、私たち以外は全部アメリカ人。アメリカでの寿司ブームを反映していると思いました。また、おもちゃが貰える、画面に漫画キャラクターが出てくるなど、お子さん向けの部分が人気を呼ぶみたいで、皆 子供ずれでした。
日本の江戸前の握り寿司は勿論ですが、やはりアメリカ人を意識してカリフォルニアロールなどの日本では見かけない巻物もあり、楽しい食事になりました。
日本の回転寿司も世界的に市民権を得た、というのが実感でした。