2019年02月
2019年02月12日
【From America】「アルツハイマー対策が望まれる」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本でも将来大幅に増えると予想されるアルツハイマーを含む認知症問題は、アメリカでも同じです。
アメリカもメモリーケアー専門の老人ホームを次々と建設していますが、やはり家族が自宅で看てあげたいと思うのは洋の東西を問わず同じです。しかし、自宅でアルツハイマーの老人の面倒を看ることは、ケアーをしている家族の負担が多く、60%の人がストレスを感じると答え、40%の人は看病が原因でウツになっている、というアンケート調査結果が出ました。
アメリカ人は陽気で明るい。何事にも前向きで積極的。というイメージがありますが、この問題に関しては、さすがのアメリカ人も今のところ、これと言った対策が見つからず困っているようです。
これから先に、この問題は日米ともに、そして世界中が真剣に対策を考えないといけないところまで来ています。アルツハイマーに効果があるといわれていた薬も、どうやら副作用が強いのにその割に効果が得られない、ということが分かってきたので、フランスではこれらの薬を保険適用から外した、ということです。それに代わる新たな薬の研究も頑張って貰いたいですね。
日本でも将来大幅に増えると予想されるアルツハイマーを含む認知症問題は、アメリカでも同じです。
アメリカもメモリーケアー専門の老人ホームを次々と建設していますが、やはり家族が自宅で看てあげたいと思うのは洋の東西を問わず同じです。しかし、自宅でアルツハイマーの老人の面倒を看ることは、ケアーをしている家族の負担が多く、60%の人がストレスを感じると答え、40%の人は看病が原因でウツになっている、というアンケート調査結果が出ました。
アメリカ人は陽気で明るい。何事にも前向きで積極的。というイメージがありますが、この問題に関しては、さすがのアメリカ人も今のところ、これと言った対策が見つからず困っているようです。
これから先に、この問題は日米ともに、そして世界中が真剣に対策を考えないといけないところまで来ています。アルツハイマーに効果があるといわれていた薬も、どうやら副作用が強いのにその割に効果が得られない、ということが分かってきたので、フランスではこれらの薬を保険適用から外した、ということです。それに代わる新たな薬の研究も頑張って貰いたいですね。
2019年02月09日
ビュッケブルグ歳時記 196
自動車の国ドイツの今
フォルクスワーゲン、メルセデス、アウデイ、BMW, ポルシェと銘柄の名に事欠かない優秀な車を世界に誇っていたこの国ですが、数年前に、各会社が行った排気ガス量、特にデイーゼル車の偽証問題が(排気ガスアフェアーと呼ばれたこの件は日本にも報道されたことと思います)が明るみに出て以来、製造も売れ行きもぐらついているようです。
日曜の夜のTVに、女性司会による、数人の政治、経済その他の専門家によるトークショウがあるのですが、先週は「デイーゼル車運行禁止令の行方」がテーマでした。 また数日前の新聞の見出しが「未来の交通について争論している我が国」だったので、少し調べてみました。その結果をお伝えして、今メデイアを占領している、”人々の生活に無くてはならない行動性を持つ道具、車” がおかれているこの国の状勢を知っていただければと思います。
住民,特に人口も交通も緻密な都市の住民に ”きれいな空気を”ということで、排気ガスに含まれている Stickoxid( 酸化窒素)は、空気1立方メートル に40マイクログラム以下でなければならないという規制が、すでにEUで発令されています。そしてドイツの大・中都市ではすでに、緑区間とか病院や施設などの多い街路でのデイーゼル車の通交は禁止されているにもかかわらず、交通局は最近、肺医者連盟にこの値の正否を問いかけたのです。
結果は否の方が多く、前記のトークショウ出席の代表医者も「この化学物質は、人間が生きるために必要なガスで人間の身体が自動的に造るものでもある。喫煙者はもっと大量のこのガスを吐き出している。健康に直接大きな影響を与えるものではないので、デイーゼル車の運転禁止は必要ない」と力説していました。しかし、党によって支持する方向が違い、トークショウでは意見一致は見られませんでした。因みに、確答を避けるためか主要議員の出席はありませんでした。
また、良い空気には有害物質が少ない方がよいということからか、ある党から、高速道路に新しいテンポ・リミットを置こうという意見が出てきて、議会で争論されていました。自動車がゆっくり走れば排気する有害物の少なくなるのかなと疑問に思ったことを覚えています。そして結局は既にある制限速度(130km)で充分だとの結論に至ったようです。
このように排気ガス量を誤魔化したことがきっかけとなって、車・交通の未来が色々と討論されているのです。そして、空気をきれいにするということは、今世界中で問題となっている地球気温温暖化に繋がり、CO2を少なくする努力にまで至っているのです。2038年までに、現在活動している約140の火力発電所を無くすという、今までには考えられなかった政策実現にまで広がっています。
このように、今の世の中に必要な”可動性”を持続するために広範囲に渡る考慮が為されているのは良いことだと思います。地球の健康のために、CO2を少なくするパリ条約をもっと重視することの重要さも学ばされます。
そして交通の行く先とは、鉄道と近距離交通機関の充実に力を注ぐべきではないかとの意見にも頷けます。生産国では製品運搬にはもっと鉄道を使うべきであるし、通勤には電車、バスを格安にし、魅力的にするべきではないかとの意見です。
フォルクスワーゲン、メルセデス、アウデイ、BMW, ポルシェと銘柄の名に事欠かない優秀な車を世界に誇っていたこの国ですが、数年前に、各会社が行った排気ガス量、特にデイーゼル車の偽証問題が(排気ガスアフェアーと呼ばれたこの件は日本にも報道されたことと思います)が明るみに出て以来、製造も売れ行きもぐらついているようです。
日曜の夜のTVに、女性司会による、数人の政治、経済その他の専門家によるトークショウがあるのですが、先週は「デイーゼル車運行禁止令の行方」がテーマでした。 また数日前の新聞の見出しが「未来の交通について争論している我が国」だったので、少し調べてみました。その結果をお伝えして、今メデイアを占領している、”人々の生活に無くてはならない行動性を持つ道具、車” がおかれているこの国の状勢を知っていただければと思います。
住民,特に人口も交通も緻密な都市の住民に ”きれいな空気を”ということで、排気ガスに含まれている Stickoxid( 酸化窒素)は、空気1立方メートル に40マイクログラム以下でなければならないという規制が、すでにEUで発令されています。そしてドイツの大・中都市ではすでに、緑区間とか病院や施設などの多い街路でのデイーゼル車の通交は禁止されているにもかかわらず、交通局は最近、肺医者連盟にこの値の正否を問いかけたのです。
結果は否の方が多く、前記のトークショウ出席の代表医者も「この化学物質は、人間が生きるために必要なガスで人間の身体が自動的に造るものでもある。喫煙者はもっと大量のこのガスを吐き出している。健康に直接大きな影響を与えるものではないので、デイーゼル車の運転禁止は必要ない」と力説していました。しかし、党によって支持する方向が違い、トークショウでは意見一致は見られませんでした。因みに、確答を避けるためか主要議員の出席はありませんでした。
また、良い空気には有害物質が少ない方がよいということからか、ある党から、高速道路に新しいテンポ・リミットを置こうという意見が出てきて、議会で争論されていました。自動車がゆっくり走れば排気する有害物の少なくなるのかなと疑問に思ったことを覚えています。そして結局は既にある制限速度(130km)で充分だとの結論に至ったようです。
このように排気ガス量を誤魔化したことがきっかけとなって、車・交通の未来が色々と討論されているのです。そして、空気をきれいにするということは、今世界中で問題となっている地球気温温暖化に繋がり、CO2を少なくする努力にまで至っているのです。2038年までに、現在活動している約140の火力発電所を無くすという、今までには考えられなかった政策実現にまで広がっています。
このように、今の世の中に必要な”可動性”を持続するために広範囲に渡る考慮が為されているのは良いことだと思います。地球の健康のために、CO2を少なくするパリ条約をもっと重視することの重要さも学ばされます。
そして交通の行く先とは、鉄道と近距離交通機関の充実に力を注ぐべきではないかとの意見にも頷けます。生産国では製品運搬にはもっと鉄道を使うべきであるし、通勤には電車、バスを格安にし、魅力的にするべきではないかとの意見です。
2019年02月05日
【From America】「中国の春節」
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本ではお正月気分ももうすっかり抜けて、平常どおりの生活になっています。
日本の2月の初めの行事としては「節分」の豆まきですね。
アメリカでは中国の「春節」を大きく扱って、あちこちのカジノホテルでは春節の飾りつけで一杯です。このお祝いは日にちが決まっているわけではなく、毎年変わるのですが 今年は春節が2月5日で2月4日から2月10日までの1週間です。2月2日(土)と2月3日(日)も休みになると合計9日間の大型連休です。日本のゴールデン・ウイークのような大型連休ですね。
私の住んでいるラスベガスは、この時期の中国からの観光客を目当てに、そして地元のアジア人達も視野に入れて、飾りつけは勿論、レストランも特別なメニューでお迎えしようと頑張っています。アメリカは「人種のるつぼ」といわれるように様々な国からの移民が住んでいます。世界各地のお祝いをどんどん取り入れていくアメリカの柔軟さを、それをビジネスにしてしまうしたたかさはアメリカならではでしょうか。
日本では横浜中華街で春節のお祝いをするので、春節の気分を味わいたい方はラスベガスにいらっしゃるか、或いは手軽なところでは横浜にいらっしゃると良いかも知れませんね。
2019年 二度目の新年のご挨拶
ハッピー・ニューイヤー!
日本ではお正月気分ももうすっかり抜けて、平常どおりの生活になっています。
日本の2月の初めの行事としては「節分」の豆まきですね。
アメリカでは中国の「春節」を大きく扱って、あちこちのカジノホテルでは春節の飾りつけで一杯です。このお祝いは日にちが決まっているわけではなく、毎年変わるのですが 今年は春節が2月5日で2月4日から2月10日までの1週間です。2月2日(土)と2月3日(日)も休みになると合計9日間の大型連休です。日本のゴールデン・ウイークのような大型連休ですね。
私の住んでいるラスベガスは、この時期の中国からの観光客を目当てに、そして地元のアジア人達も視野に入れて、飾りつけは勿論、レストランも特別なメニューでお迎えしようと頑張っています。アメリカは「人種のるつぼ」といわれるように様々な国からの移民が住んでいます。世界各地のお祝いをどんどん取り入れていくアメリカの柔軟さを、それをビジネスにしてしまうしたたかさはアメリカならではでしょうか。
日本では横浜中華街で春節のお祝いをするので、春節の気分を味わいたい方はラスベガスにいらっしゃるか、或いは手軽なところでは横浜にいらっしゃると良いかも知れませんね。
2019年 二度目の新年のご挨拶
ハッピー・ニューイヤー!