2018年12月
2018年12月11日
【From America】「インフルエンザ予防注射」
アメリカのウインドゲイト緑です。
いよいよインフルエンザのシーズン到来です。皆さんは、もうインフルエンザの予防注射を済ませましたか?
アメリカでは昨年、何と8万人もの人がインフルエンザで亡くなってしまったのです。どうして、そんな事になってしまったのでしょうか? アメリカでもインフルエンザ予防注射を声高に呼びかけていますが、それでも宗教的な理由、予防注射をすることによって逆にインフルエンザにかかってしまうと信じている人(特別な処理をしているので、生きた菌を入れるわけではないから、予防注射が原因でインフルエンザになることは無い、と説明をしていますが)、以前に予防注射をして体調を崩したのでやりたくない、卵アレルギー、などなど理由は様々ですが、予防注射をしない人はかなり居ます。
費用に関しても、殆どの健康保険が補助を出したり、無料にしてくれたりするのですが、統計では、予防注射をした人は37%だそうです。予防注射をしたから、絶対にインフルエンザにかからない、というわけではないけれど、かかっても重症化しない。つまり、昨年の8万人もの死者を出すことにはならないで済むだろう、ということです。アメリカは広いから、人口も多いので、8万人になってしまうのか? とも思えますが、やはりとても多い数字だと感じます。防げる方法があるのなら、是非とも防ぎたいですよね。
但し、予防注射をしたことによってギランバレー症候群になってしまった、という人の稀な例も報道されているので、自分の体調と相談して自己判断をすることの大切さも勿論、視野に入れる必要があるのでしょうが、、、。
日本の皆さんも、このインフルエンザの時期を元気に乗り越えてくださいね。
いよいよインフルエンザのシーズン到来です。皆さんは、もうインフルエンザの予防注射を済ませましたか?
アメリカでは昨年、何と8万人もの人がインフルエンザで亡くなってしまったのです。どうして、そんな事になってしまったのでしょうか? アメリカでもインフルエンザ予防注射を声高に呼びかけていますが、それでも宗教的な理由、予防注射をすることによって逆にインフルエンザにかかってしまうと信じている人(特別な処理をしているので、生きた菌を入れるわけではないから、予防注射が原因でインフルエンザになることは無い、と説明をしていますが)、以前に予防注射をして体調を崩したのでやりたくない、卵アレルギー、などなど理由は様々ですが、予防注射をしない人はかなり居ます。
費用に関しても、殆どの健康保険が補助を出したり、無料にしてくれたりするのですが、統計では、予防注射をした人は37%だそうです。予防注射をしたから、絶対にインフルエンザにかからない、というわけではないけれど、かかっても重症化しない。つまり、昨年の8万人もの死者を出すことにはならないで済むだろう、ということです。アメリカは広いから、人口も多いので、8万人になってしまうのか? とも思えますが、やはりとても多い数字だと感じます。防げる方法があるのなら、是非とも防ぎたいですよね。
但し、予防注射をしたことによってギランバレー症候群になってしまった、という人の稀な例も報道されているので、自分の体調と相談して自己判断をすることの大切さも勿論、視野に入れる必要があるのでしょうが、、、。
日本の皆さんも、このインフルエンザの時期を元気に乗り越えてくださいね。
2018年12月08日
ビュッケブルグ歳時記 192
首都ベルリンにまつわり・・・
最近、ベルリンは”自由の都市”として、統合以来住民が増え続けていると同時に、世界中から多くの若者たちが観光に来るということを耳にします。その事実と自由の都といわれることに興味が湧くので、ベルリンについて、わたしの目に入る範囲の様子をお伝えしてみます。
ドイツが第2次世界大戦の敗戦国となってソ連、米、英、仏国の4国に支配権を取られていたことは衆知のことですが、首都ベルリンも、東のソ連と西の3国圏に分けられて統治されていたということは余り知られていないように思えます。
大戦を経験しなかった若い読者のために、ベルリンのおかれている地形を少し詳しく説明すると、ソ連が支配権を取った東ドイツに、まるで共産圏の海の中に孤島のように位置していたのがベルリンなのです。西のドイツ連邦共和国(西ドイツのこと)からベルリンに行くには長々とドイツ民主共和国(東ドイツのこと)を横切って行かなければならなかったのです。そしてベルリン自体も東(ソ連圏)と西(米・英・仏圏)に分けられていたのです。東から西圏に行けないように建てられたのがベルリンの壁なのです。今でも路上を市電が走っているのが旧東区だと、整備された町並みの中で昔の東西区別に戸惑う観光客の目安になっています。
この、4国に支配権があった時代のベルリンは一つの島国だったような感じがあるのですが、実際には、わたしも最近知ったのですが、法的には国として認められることも出来ず、非常に曖昧なモノだったということです。首都としての存在もなかったのです。壁崩壊まで西ではボンが首都だったのですから。
そして、当然かもしれませんがベルリンと旧西ドイツ間には同じ民主国としても様々な相違があったようです。例えば1956年に西ドイツでは徴兵制度が設定されたのですが西ベルリンに住む男性にはその義務がなかったということです。ですから徴兵義務を逃れようとする多くの西からの年齢相当の男性連がベルリン移住を希望したということです。これに対して西側からは、西で徴兵検査を終わった後の男性の移住は認めても、また戻って来ることは許されないなどの制約があったということです。それでもその時代には、徴兵を逃れる若い男性の移住者が多かったということです。
又、統合後は学生の数が3万人と、ドイツの都市では学生に限らず若い人の数が一番多いのがベルリンということです。これ等のことが原因かもしれないと勝手に思っているのですが、ベルリンには同性者のカップルが多いとよく聞くのです。先市長も当時からアウテイングして公然のことでした。ベルリンではどんな人でも自由に振る舞える、自分の思うように行動しても文句を云う人は居ない、などと聞くと、やはり地方の、人の口を避けなければならなかった人達の逃避所であったのかとも思えます。このような事実からベルリンが”自由の都市”と思われるのかもしれません。
現在のベルリンへの移住希望者の目的が「自分探し」が多いこと、皆がそれぞれ自己の構想を持って、それの達成を夢見てベルリンに集まるなどと読むと、やはりこの国の首都は、未だにある合併による混沌の中にでもエネルギーが溢れているようにも思えます。
皇帝時代に小都市から首都となり、ナチス時代には世界を恐怖させた政治が行われ、戦後は東西に分けられたという多彩な歴史が ”自由都市”を形造り、自分を自由にしたい人達のメッカになっているのがベルリンなのかもしれません。
このような自由都市ベルリンにも、降誕節の照明が輝やいています。
最近、ベルリンは”自由の都市”として、統合以来住民が増え続けていると同時に、世界中から多くの若者たちが観光に来るということを耳にします。その事実と自由の都といわれることに興味が湧くので、ベルリンについて、わたしの目に入る範囲の様子をお伝えしてみます。
ドイツが第2次世界大戦の敗戦国となってソ連、米、英、仏国の4国に支配権を取られていたことは衆知のことですが、首都ベルリンも、東のソ連と西の3国圏に分けられて統治されていたということは余り知られていないように思えます。
大戦を経験しなかった若い読者のために、ベルリンのおかれている地形を少し詳しく説明すると、ソ連が支配権を取った東ドイツに、まるで共産圏の海の中に孤島のように位置していたのがベルリンなのです。西のドイツ連邦共和国(西ドイツのこと)からベルリンに行くには長々とドイツ民主共和国(東ドイツのこと)を横切って行かなければならなかったのです。そしてベルリン自体も東(ソ連圏)と西(米・英・仏圏)に分けられていたのです。東から西圏に行けないように建てられたのがベルリンの壁なのです。今でも路上を市電が走っているのが旧東区だと、整備された町並みの中で昔の東西区別に戸惑う観光客の目安になっています。
この、4国に支配権があった時代のベルリンは一つの島国だったような感じがあるのですが、実際には、わたしも最近知ったのですが、法的には国として認められることも出来ず、非常に曖昧なモノだったということです。首都としての存在もなかったのです。壁崩壊まで西ではボンが首都だったのですから。
そして、当然かもしれませんがベルリンと旧西ドイツ間には同じ民主国としても様々な相違があったようです。例えば1956年に西ドイツでは徴兵制度が設定されたのですが西ベルリンに住む男性にはその義務がなかったということです。ですから徴兵義務を逃れようとする多くの西からの年齢相当の男性連がベルリン移住を希望したということです。これに対して西側からは、西で徴兵検査を終わった後の男性の移住は認めても、また戻って来ることは許されないなどの制約があったということです。それでもその時代には、徴兵を逃れる若い男性の移住者が多かったということです。
又、統合後は学生の数が3万人と、ドイツの都市では学生に限らず若い人の数が一番多いのがベルリンということです。これ等のことが原因かもしれないと勝手に思っているのですが、ベルリンには同性者のカップルが多いとよく聞くのです。先市長も当時からアウテイングして公然のことでした。ベルリンではどんな人でも自由に振る舞える、自分の思うように行動しても文句を云う人は居ない、などと聞くと、やはり地方の、人の口を避けなければならなかった人達の逃避所であったのかとも思えます。このような事実からベルリンが”自由の都市”と思われるのかもしれません。
現在のベルリンへの移住希望者の目的が「自分探し」が多いこと、皆がそれぞれ自己の構想を持って、それの達成を夢見てベルリンに集まるなどと読むと、やはりこの国の首都は、未だにある合併による混沌の中にでもエネルギーが溢れているようにも思えます。
皇帝時代に小都市から首都となり、ナチス時代には世界を恐怖させた政治が行われ、戦後は東西に分けられたという多彩な歴史が ”自由都市”を形造り、自分を自由にしたい人達のメッカになっているのがベルリンなのかもしれません。
このような自由都市ベルリンにも、降誕節の照明が輝やいています。
2018年12月06日
ブログ18-37
しっかりした学校とは、
10年前に高校のOB,OGら8人と提携先の、ドイツの学校に行った時に同行した保健室の先生に聞きました。
保健室が今大切です。
登校しても、教室にいかないで直接保健室に行く生徒さんがかならず、3,4人いるそうです。それから10年、知人のめいが同じ保健室を担当しています。中高一貫校でかなりレベルが高いらしいのですがなんと毎日30〜40人が朝から保健室にきて、ほぼ満室になるとのこと、ベッドらしきものも奪い合い?。
家の問題、学校関係、友人との関係等々、確かに中一から高三まで6学年で各学年5人としても30人です。
問題はこの現実が公表されません。どんな手があるのでしようか?
10年前に高校のOB,OGら8人と提携先の、ドイツの学校に行った時に同行した保健室の先生に聞きました。
保健室が今大切です。
登校しても、教室にいかないで直接保健室に行く生徒さんがかならず、3,4人いるそうです。それから10年、知人のめいが同じ保健室を担当しています。中高一貫校でかなりレベルが高いらしいのですがなんと毎日30〜40人が朝から保健室にきて、ほぼ満室になるとのこと、ベッドらしきものも奪い合い?。
家の問題、学校関係、友人との関係等々、確かに中一から高三まで6学年で各学年5人としても30人です。
問題はこの現実が公表されません。どんな手があるのでしようか?
2018年12月04日
【From America】「新しい広告の形」
アメリカのウインドゲイト緑です。
商品の広告には、新聞広告やTVコマーシャルなど、色々な形がありますが、最近はインターネットが発達して、誰もが携帯電話を持ち歩くようになりましたので、ネットで情報を集める人が多くなりました。写真や動画は「百聞は一見にしかず」の言葉通り、言葉で説明するよりも目に訴えることが効果的ですね。
以前は、有名な映画俳優や歌手、アスリートなど知名度の高い人を起用して、TVコマーシャルやポスターを作りました。その目的は、商品ではなく、先ずその俳優、歌手、アスリートなどに目を向けてもらい、その次に「へーっ、こんな商品があるんだね」と目に留めてもらえれば良い、という作戦だったと思います。そして、その作戦は成功してきたのです。
所が、最近はソーシャル・メデイアで見てから買い物をする、という人が40%。有名人ではない人が「これはいいよ」と言ったことによって買い物をする方が良い、と言う人が70%にもなった、という結果が出ました。
つまり、コマーシャルの形が大きく変化してきたということですね。
そんな中で、6歳の子供がYouTubeでオモチャの使い心地、どんなオモチャが面白いかを発信していて、子供ならではの意見が大変貴重だと評価されました。6歳にして年間1100万ドルも稼ぐことになった彼は、アメリカの大手スーパーであるウオルマートと契約を結ぶこととなりました。
以前の有名人を採用するコマーシャル戦略から、インスタグラムやYouTubeからの情報を優先する傾向が明らかになってきました。これは興味深い変化だと思いました。
商品の広告には、新聞広告やTVコマーシャルなど、色々な形がありますが、最近はインターネットが発達して、誰もが携帯電話を持ち歩くようになりましたので、ネットで情報を集める人が多くなりました。写真や動画は「百聞は一見にしかず」の言葉通り、言葉で説明するよりも目に訴えることが効果的ですね。
以前は、有名な映画俳優や歌手、アスリートなど知名度の高い人を起用して、TVコマーシャルやポスターを作りました。その目的は、商品ではなく、先ずその俳優、歌手、アスリートなどに目を向けてもらい、その次に「へーっ、こんな商品があるんだね」と目に留めてもらえれば良い、という作戦だったと思います。そして、その作戦は成功してきたのです。
所が、最近はソーシャル・メデイアで見てから買い物をする、という人が40%。有名人ではない人が「これはいいよ」と言ったことによって買い物をする方が良い、と言う人が70%にもなった、という結果が出ました。
つまり、コマーシャルの形が大きく変化してきたということですね。
そんな中で、6歳の子供がYouTubeでオモチャの使い心地、どんなオモチャが面白いかを発信していて、子供ならではの意見が大変貴重だと評価されました。6歳にして年間1100万ドルも稼ぐことになった彼は、アメリカの大手スーパーであるウオルマートと契約を結ぶこととなりました。
以前の有名人を採用するコマーシャル戦略から、インスタグラムやYouTubeからの情報を優先する傾向が明らかになってきました。これは興味深い変化だと思いました。