2018年07月
2018年07月31日
【From America】「Road Rage: 怒りをどうする?」
アメリカのウインドゲイト緑です。
車の運転をしていると、マナーも何もないような運転をする人がいて腹立たしくなることもあります。しかし、普通なら「あらあら、、、」と思っても、直ぐにそのことを忘れられると思うのですが、最近はこんなちょっとした事で、非常に腹を立てて、その怒りを抑えきれずに仕返しを試みるいわゆる「Road Rage」が増えてきました。
以前にも、子供に運転を練習させていたためにゆっくり走っていたことに腹を立てた人が、その家まで追っかけていき、銃で殺してしまった、という悲惨な事件がありました。今回もまた、腹を立てた人がその車をボコボコにした事件、他にも殺人に繋がってしまったという事件を報道していました。
世の中は自分の思うようにばかりは行きません。きっと、別のことで様々な怒りが溜まりに溜まっていたところに、ちょっとした運転マナーのイライラが加わって怒りが爆発した、ということなのかも知れませんが、実に悲惨な事件です。
いつ、どこで、そんな場面に直面するかも分からないので、とにかく 運転手の気持ちを逆なでしないような運転の仕方が自分の身をまもることになるのかも知れませんね。
車の運転をしていると、マナーも何もないような運転をする人がいて腹立たしくなることもあります。しかし、普通なら「あらあら、、、」と思っても、直ぐにそのことを忘れられると思うのですが、最近はこんなちょっとした事で、非常に腹を立てて、その怒りを抑えきれずに仕返しを試みるいわゆる「Road Rage」が増えてきました。
以前にも、子供に運転を練習させていたためにゆっくり走っていたことに腹を立てた人が、その家まで追っかけていき、銃で殺してしまった、という悲惨な事件がありました。今回もまた、腹を立てた人がその車をボコボコにした事件、他にも殺人に繋がってしまったという事件を報道していました。
世の中は自分の思うようにばかりは行きません。きっと、別のことで様々な怒りが溜まりに溜まっていたところに、ちょっとした運転マナーのイライラが加わって怒りが爆発した、ということなのかも知れませんが、実に悲惨な事件です。
いつ、どこで、そんな場面に直面するかも分からないので、とにかく 運転手の気持ちを逆なでしないような運転の仕方が自分の身をまもることになるのかも知れませんね。
2018年07月28日
ビュッケブルグ歳時記 183
WMの余波
フランスの勝利で終わったはずの(ちなみに勝負を別にして、一番きれいで、見応えがあったのが日本対ベルギー戦であったという評が多いことをここで皆様にお伝えしておきます)WMは、サッカーが国技のこの国では未だ終わっていないのです。理由を知ると驚いて、なんとなく不審な感じが先ずあったのですが、いろいろな面で考える点も多いように思えますので書いてみます。
2日前のTV夜ニュースの第一画面が一人のサッカー選手の選手でした。この選手がドイツ国テイーム脱退を発表したことが大ニュースとなったのです。
この選手はドイツ国テイーム中堅選手のMesut Oezil (以下Oe.) で、彼はトルコとドイツ両国の国籍を持つ、ドイツ生まれのトルコ人選手なのです。(現在はイングランドのFC アルゼナルに在籍)先回のドイツ優勝にも参与していました。それ以来、このことがサッカー界の「新しい、世界に開けたドイツを現すシンボル」と賞賛されてきた選手なのです。 それが今回の敗戦では「贖罪のヤギ(この国でよく使われる聖書から来る言い回し)」にされてしまったから、脱退するというわけです。
「贖罪のヤギ」にされたという大きな原因は、丁度あったトルコ総裁の選挙に勝利をとったエルドアンの招待を受け、背番号付きの上着を掲げて総裁と並んで微笑む写真がメデイアで広まったこともあるのです。この微妙な出来事を緩和しようとシュタインマイヤー大統領がOe. を招待したりしたのですが、時すでに遅しで多くの市民の反感をかうことになったのです。
Oe. の脱退は二つの明暗として、今の社会に様々な疑問を投げかけることになったのです。
この国の社会は本当に外国人差別を克服したのか、ということが大きな問いとなって国内だけではなく世界に向かって出されることになったのです。このことの元はやはり未だにホロコーストにあり、そこへ難民問題が重なり、社会が右傾してきていることなどで解決までには未だ長い時間がかかるように思えます。が、この国では避けることができない要注意点です。
またスポーツが政治に関与しているのも気にかかることです。Oe. は、総裁の招待を気楽に受けたのだと思われる一方では、総裁は、ドイツで人気のあるスポーツ選手を招待することから、ドイツに住むトルコ人たちの票を多く集めることなるとの権力増大策略に成功したと見なし、政治がサッカーに勝ったという味方をする人も多いのです。
又、難民を多く受け入れているドイツの大きな仕事は、彼らとの融合のための様々な問題解決です。Oe. は脱退文の中に融合について云々しているようですが、外務大臣は、英国に住む百万長者の選手に我が国の融合仕事を評価する資格はない、とはねつけています。この発言にまた多くの反対意見が出るという具合で、Oe. の脱退宣言がこの数日間、世間を騒がせているWM未終了のドイツのこの頃なのです。
このようないろいろなことを聞いたり、読んだりするとき、良く気をつけて考えると今の世界に大事なことが結構あるような気がしてきます。ドイツのように周りに多くの国があると外国人との接触は避けられないことで、そのための心得を持つこと。そのためには各自が意見を持って、人の意見も受け止めて、それをどのように融合としての結果に導くかなど、考えさせられることが多いように思われるのです。
フランスの勝利で終わったはずの(ちなみに勝負を別にして、一番きれいで、見応えがあったのが日本対ベルギー戦であったという評が多いことをここで皆様にお伝えしておきます)WMは、サッカーが国技のこの国では未だ終わっていないのです。理由を知ると驚いて、なんとなく不審な感じが先ずあったのですが、いろいろな面で考える点も多いように思えますので書いてみます。
2日前のTV夜ニュースの第一画面が一人のサッカー選手の選手でした。この選手がドイツ国テイーム脱退を発表したことが大ニュースとなったのです。
この選手はドイツ国テイーム中堅選手のMesut Oezil (以下Oe.) で、彼はトルコとドイツ両国の国籍を持つ、ドイツ生まれのトルコ人選手なのです。(現在はイングランドのFC アルゼナルに在籍)先回のドイツ優勝にも参与していました。それ以来、このことがサッカー界の「新しい、世界に開けたドイツを現すシンボル」と賞賛されてきた選手なのです。 それが今回の敗戦では「贖罪のヤギ(この国でよく使われる聖書から来る言い回し)」にされてしまったから、脱退するというわけです。
「贖罪のヤギ」にされたという大きな原因は、丁度あったトルコ総裁の選挙に勝利をとったエルドアンの招待を受け、背番号付きの上着を掲げて総裁と並んで微笑む写真がメデイアで広まったこともあるのです。この微妙な出来事を緩和しようとシュタインマイヤー大統領がOe. を招待したりしたのですが、時すでに遅しで多くの市民の反感をかうことになったのです。
Oe. の脱退は二つの明暗として、今の社会に様々な疑問を投げかけることになったのです。
この国の社会は本当に外国人差別を克服したのか、ということが大きな問いとなって国内だけではなく世界に向かって出されることになったのです。このことの元はやはり未だにホロコーストにあり、そこへ難民問題が重なり、社会が右傾してきていることなどで解決までには未だ長い時間がかかるように思えます。が、この国では避けることができない要注意点です。
またスポーツが政治に関与しているのも気にかかることです。Oe. は、総裁の招待を気楽に受けたのだと思われる一方では、総裁は、ドイツで人気のあるスポーツ選手を招待することから、ドイツに住むトルコ人たちの票を多く集めることなるとの権力増大策略に成功したと見なし、政治がサッカーに勝ったという味方をする人も多いのです。
又、難民を多く受け入れているドイツの大きな仕事は、彼らとの融合のための様々な問題解決です。Oe. は脱退文の中に融合について云々しているようですが、外務大臣は、英国に住む百万長者の選手に我が国の融合仕事を評価する資格はない、とはねつけています。この発言にまた多くの反対意見が出るという具合で、Oe. の脱退宣言がこの数日間、世間を騒がせているWM未終了のドイツのこの頃なのです。
このようないろいろなことを聞いたり、読んだりするとき、良く気をつけて考えると今の世界に大事なことが結構あるような気がしてきます。ドイツのように周りに多くの国があると外国人との接触は避けられないことで、そのための心得を持つこと。そのためには各自が意見を持って、人の意見も受け止めて、それをどのように融合としての結果に導くかなど、考えさせられることが多いように思われるのです。
2018年07月24日
【From America】「DNAが事件解決の糸口に」
DNAは様々な分野で活躍しています。医療の分野では、その人がどんな病気になり易いか? を見分けたり、DNAをちょっと操作するだけで病気が治ったり、と非常に貢献しています。また、犯罪の鍵を解くのにも、現場に残った血液から犯人を特定して逮捕に漕ぎ着けたというニュースも聞きますね。
さて、ここでは今アメリカで話題のgenealogy (系譜)が犯人逮捕に大活躍したという話題です。アメリカ人は移民の集まりですから、自分の祖先がどんな人だったのか? 自分は混血といってもどこの国のどんな血が何%混ざっているのか? などを知りたいと思う人が多いのです。TVではAncestry DNAなどの会社が貴方のDNAを鑑定(?)して、先祖はどんな人? というレポートを送ってくれるサービスもあります。
今回は、犯人の特定は出来ないものの、犯人の従兄弟が浮かび上がり、そこから祖父、祖母にさかのぼり、犯人を特定した、という何だか映画の世界のようなニュースが報道されました。この技術を駆使すれば、今まで不可能だと思われていたような未解決の事件も、犯人逮捕が出来そうなものが後20件くらいあるというのです。
昔だったら「指紋」はその人特有のものだから、指紋で犯人を特定する、という方法が一般的でした。時代は変わり、技術が進歩すると共に犯人を特定する方法も様変わりしていくのですね。
さて、ここでは今アメリカで話題のgenealogy (系譜)が犯人逮捕に大活躍したという話題です。アメリカ人は移民の集まりですから、自分の祖先がどんな人だったのか? 自分は混血といってもどこの国のどんな血が何%混ざっているのか? などを知りたいと思う人が多いのです。TVではAncestry DNAなどの会社が貴方のDNAを鑑定(?)して、先祖はどんな人? というレポートを送ってくれるサービスもあります。
今回は、犯人の特定は出来ないものの、犯人の従兄弟が浮かび上がり、そこから祖父、祖母にさかのぼり、犯人を特定した、という何だか映画の世界のようなニュースが報道されました。この技術を駆使すれば、今まで不可能だと思われていたような未解決の事件も、犯人逮捕が出来そうなものが後20件くらいあるというのです。
昔だったら「指紋」はその人特有のものだから、指紋で犯人を特定する、という方法が一般的でした。時代は変わり、技術が進歩すると共に犯人を特定する方法も様変わりしていくのですね。
2018年07月17日
【From America】「記念写真が3Dになる時代」
アメリカのウインドゲイト緑です。
旅行に行ったり、食事会をしたり、人が集まるときには記念写真を撮ることが多いですね。最近は携帯電話で写真も直ぐ撮れるようになりましたから、記念写真は以前よりぐんと身近になっています。
今までの写真は2D、つまり平面的な写真でした。所が、今度は3Dの記念写真が登場です。えー? 3Dの写真って? と思われるでしょうが、人の写真を元にして人形を作る、と言ったらイメージが沸くでしょうか? ブースに入って様々な角度から写真を撮ります。それを元に3Dプリンターの技術を駆使して、なんと本物そっくりの人形が出来上がります。
写真にあるように、子供の成長を記録に残すなどの時には、勿論 今までの写真でも楽しいものですが、こんな3Dの写真があったら、もっとリアルな成長の記念になるのではないでしょうか?
旅行に行ったり、食事会をしたり、人が集まるときには記念写真を撮ることが多いですね。最近は携帯電話で写真も直ぐ撮れるようになりましたから、記念写真は以前よりぐんと身近になっています。
今までの写真は2D、つまり平面的な写真でした。所が、今度は3Dの記念写真が登場です。えー? 3Dの写真って? と思われるでしょうが、人の写真を元にして人形を作る、と言ったらイメージが沸くでしょうか? ブースに入って様々な角度から写真を撮ります。それを元に3Dプリンターの技術を駆使して、なんと本物そっくりの人形が出来上がります。
写真にあるように、子供の成長を記録に残すなどの時には、勿論 今までの写真でも楽しいものですが、こんな3Dの写真があったら、もっとリアルな成長の記念になるのではないでしょうか?