2013年11月
2013年11月25日
【明日の世界 204】 中村江理子とパリ
元フジTVのアナウンサーの中村江里子(44才)さんの講演を聴きました。一般的に講演会にはいつも最近出版された本が入り口においてあるのですが、素直に購入しない筆者は講演を聞いて良いとなると求めます。江里子さんの「12年目のパリ暮らし」はすぐ購入しました。異文化を見事に語ってくれましたのでその一部をご紹介します。
パリジャンと結婚して12年経つのですが三人のお子さんのお母さんでそのファッションはさすがで大きなエリの白いYシャツにグレイのパンツに赤い靴、そして素足でした。Yシャツはご主人(化粧品会社経営)とお揃いとのことでした。偶々隣の席に12月に発売するパリとファッション中心の本の女性編集長が座っていましたが、彼女とのやり取りも見事なものでした。江里子さんの人柄がしのばれます。
パリはクリーニング代がべらぼうに高いので普段は手洗いが多く、白くなるベーキングパウダーも必需品とのことです。アイロンは下着、バスタオル、靴下なんにでもかけるので週2回ほど家政婦にきてもらうのが一般的とのことです。フランスにはハーロインはないそうです。そういえばボイトレの野口さんに聞きましたがウイーンにはマックもコンビニもないそうで国によってずいぶんと違いますねす。お子さんの学校は6週間行って2週間お休みのペースとか。
面白いことにフランスでは風呂に子供と一緒に入らないそうです。日本滞在中TVにも何回かでるようですが講演会場も満員でそれだけ人間関係を大切しているからと感じました。
パリジャンと結婚して12年経つのですが三人のお子さんのお母さんでそのファッションはさすがで大きなエリの白いYシャツにグレイのパンツに赤い靴、そして素足でした。Yシャツはご主人(化粧品会社経営)とお揃いとのことでした。偶々隣の席に12月に発売するパリとファッション中心の本の女性編集長が座っていましたが、彼女とのやり取りも見事なものでした。江里子さんの人柄がしのばれます。
パリはクリーニング代がべらぼうに高いので普段は手洗いが多く、白くなるベーキングパウダーも必需品とのことです。アイロンは下着、バスタオル、靴下なんにでもかけるので週2回ほど家政婦にきてもらうのが一般的とのことです。フランスにはハーロインはないそうです。そういえばボイトレの野口さんに聞きましたがウイーンにはマックもコンビニもないそうで国によってずいぶんと違いますねす。お子さんの学校は6週間行って2週間お休みのペースとか。
面白いことにフランスでは風呂に子供と一緒に入らないそうです。日本滞在中TVにも何回かでるようですが講演会場も満員でそれだけ人間関係を大切しているからと感じました。
2013年11月23日
ビュッケブルグ歳時記 73
世界学校
この意味ありげな名前の起こりは、世界という大きさから来たものではなく、在校生220人の国籍が21の国にわたるということからです。東ヨーロッパや中近東からの移住家族の子どもが多いのです。肌の色も、文化も、母国語も、宗教も異なる子ども達が集まっている学校なのです。それに輪をかけて、彼らの家庭の多くが下層階級に属するのです。経済的な貧困は勿論、片親だけというハンデキャップも多く、家には一冊の本もなく、その他の文化の香りもしない家庭環境なのです。家に帰っても誰も迎えてくれない、日本でいう鍵っ子なわけです。ちなみに数年前まではドイツの学校は午前中で終わっていたのですが、今は全日制が多くなっています。ただ、こちらの全日は日本のように午後も授業が行われるのではなく、共働きが多いので、子どもたちの午後を学校が管理する、という形です。これは、学校教師の仕事ではなく、一段下の幼稚園教師などが受け持っています。
世界学校は、上のような理由から、一般学習の他に、上記のような異文化の融合という課題が科せられています。そのためになされている教育を知っていただければと思います。
「子どもは、その一人一人が異なった個性を持っているが、一人一人の価値は同等である」「どんな子どもでも網から漏れない教育をする」のもとに方針が立てられています。学習の他に子ども達に教えなければならないことは、「マイノリテイーとして生きてゆくために、周りに起る困難を克服する力をもたせる。そのためには生徒同士が互いの気持ちになってみることをさせ、常に友達の立場を考えることで仲良しでいられるように各自に責任感をもたせる」です。これを一言で云うと、「psychosozialen (社会的心理でしょうか。ここでもsozialという言葉が使われています)の健全を保つ」と表現され、勉強と同じように重要視されているのです。目的は、平和なクラスの雰囲気の中で学校生活をさせることです。異文化が集まる所には、多くの摩擦が起きるのをわきまえての融和策だと思います。
この難しいことを克服するためには、次のようなことが行われています。苦情とよかったことを書いて投げ入れる2個の箱が,各教室にある。そして「褒めよう!」と「こぶし無し、にしよう」の2語がモットーです。この「褒めよう!」のためには、年に数回、子ども達による音楽会、朗読会、演劇会などが行われ、出演者には惜しみなく拍手が送られ、これによって子どもの自信を養おうというわけです。暴力を避けようというモットーは、3/4年生はクラスや学年で仲介議会のような機構を作り、いじめる子、いじめられる子の処分を、出来るだけ自分たちでしようとしています。この仲介議員には皆がなりたく、われ先にと立候補します。希望が叶ったモニカは、「今日の午後は臨時の会議があるので、ピアノには来られません」と、誇らしげに断りに来ました。また、生徒のボリスが指を怪我して来たので、理由を尋ねると、「デニスをやつける遊びのため」というので、よく聞いてみると、デニスを殴りたかったが、禁止されているから出来なので、落ちたリンゴをバケツに入れて、デニスに見立てて棒で叩いた時の怪我と、話してくれました。子ども達なりのやり方で、暴力を避けているのがわかります。
学習の面で他の学校と違うのは、「週の勉強計画表」が、一人一人の生徒別に
あることです。これは、受け持ちの教師によって、その子の程度を考えに入れて作られ、子ども達は表にそって勉強をし、充分と認められると次の段階に進むのです。能力の差だけではなく、できるドイツ語の程度を考えて計画表を作らなければならないなど、特別な考慮が必要なのです。
この意味ありげな名前の起こりは、世界という大きさから来たものではなく、在校生220人の国籍が21の国にわたるということからです。東ヨーロッパや中近東からの移住家族の子どもが多いのです。肌の色も、文化も、母国語も、宗教も異なる子ども達が集まっている学校なのです。それに輪をかけて、彼らの家庭の多くが下層階級に属するのです。経済的な貧困は勿論、片親だけというハンデキャップも多く、家には一冊の本もなく、その他の文化の香りもしない家庭環境なのです。家に帰っても誰も迎えてくれない、日本でいう鍵っ子なわけです。ちなみに数年前まではドイツの学校は午前中で終わっていたのですが、今は全日制が多くなっています。ただ、こちらの全日は日本のように午後も授業が行われるのではなく、共働きが多いので、子どもたちの午後を学校が管理する、という形です。これは、学校教師の仕事ではなく、一段下の幼稚園教師などが受け持っています。
世界学校は、上のような理由から、一般学習の他に、上記のような異文化の融合という課題が科せられています。そのためになされている教育を知っていただければと思います。
「子どもは、その一人一人が異なった個性を持っているが、一人一人の価値は同等である」「どんな子どもでも網から漏れない教育をする」のもとに方針が立てられています。学習の他に子ども達に教えなければならないことは、「マイノリテイーとして生きてゆくために、周りに起る困難を克服する力をもたせる。そのためには生徒同士が互いの気持ちになってみることをさせ、常に友達の立場を考えることで仲良しでいられるように各自に責任感をもたせる」です。これを一言で云うと、「psychosozialen (社会的心理でしょうか。ここでもsozialという言葉が使われています)の健全を保つ」と表現され、勉強と同じように重要視されているのです。目的は、平和なクラスの雰囲気の中で学校生活をさせることです。異文化が集まる所には、多くの摩擦が起きるのをわきまえての融和策だと思います。
この難しいことを克服するためには、次のようなことが行われています。苦情とよかったことを書いて投げ入れる2個の箱が,各教室にある。そして「褒めよう!」と「こぶし無し、にしよう」の2語がモットーです。この「褒めよう!」のためには、年に数回、子ども達による音楽会、朗読会、演劇会などが行われ、出演者には惜しみなく拍手が送られ、これによって子どもの自信を養おうというわけです。暴力を避けようというモットーは、3/4年生はクラスや学年で仲介議会のような機構を作り、いじめる子、いじめられる子の処分を、出来るだけ自分たちでしようとしています。この仲介議員には皆がなりたく、われ先にと立候補します。希望が叶ったモニカは、「今日の午後は臨時の会議があるので、ピアノには来られません」と、誇らしげに断りに来ました。また、生徒のボリスが指を怪我して来たので、理由を尋ねると、「デニスをやつける遊びのため」というので、よく聞いてみると、デニスを殴りたかったが、禁止されているから出来なので、落ちたリンゴをバケツに入れて、デニスに見立てて棒で叩いた時の怪我と、話してくれました。子ども達なりのやり方で、暴力を避けているのがわかります。
学習の面で他の学校と違うのは、「週の勉強計画表」が、一人一人の生徒別に
あることです。これは、受け持ちの教師によって、その子の程度を考えに入れて作られ、子ども達は表にそって勉強をし、充分と認められると次の段階に進むのです。能力の差だけではなく、できるドイツ語の程度を考えて計画表を作らなければならないなど、特別な考慮が必要なのです。
2013年11月22日
家族旅行(新潟1日目)
今回は毎年この時期恒例のお墓参りを兼ねた温泉旅行です
そして、この2日間は、毎年お決まりの鉄板コース
昨年のブログと内容がほぼ同じですが!?お付き合いください
一日目のランチは、横川SAでおぎのやの峠の釜飯です
今年はゆうちゃん、釜飯デビュー
でも食欲の秋
お腹にまだ余裕があり、カレーパンを食べました
これ、三笠ホテルのカレーパンで、一つ350円
さすがにブランドとお値段が高級なだけあり、サクサクのパンはちっとも脂っこくなく、お肉がゴロッと入ったカレーは、マイルドで上品な味でした
それから、今度はお墓参りで上越へGO
不思議なもので、小雨だった天気も掃除をして、墓前読経をあげてもらってるうちに天気になりました
まさに因果応報ですね
お墓参りを無事終え、今度はお宿ふるやへ
数日前にニュースで、妙高市は大雪だったのを見たので、山の上にある赤倉温泉へは行くのが難しいかと思いきや、さすが観光地
道路はきちんと雪かきされてました
毎年、この宿をリピートしてしまうのは、温かい接客と美味しい食事、ゆったり浸かれる温泉で、宿のあちこちにおもてなしを感じる素敵なところだからです
家族みんな毎年楽しみにしています
今回もお料理を堪能させてもらいました
そして、温泉にゆっくり浸かり、のんびりさせてもらいました
2013年11月21日
【見たり聞いたり151】 「病院に見る」
「いてえ!、思わず叫びました、テーブルの下で娘がおやじCさんのひざを蹴ったときです。」
C夫人は子宮の具合が悪く最終判断をすべく病院に行った時です。看護士の資格を持つ娘も同行しましたがそのとき応対した女医さんが言いました
「もう子宮も奥さん(歳ですから)必要ないからこの際思い切って切除しましょう」この言葉を聴いたときCさん思わずかっと来ました。たとえ年齢的にそうであってももう少し優し言葉が欲しかったので思わず女医に食って掛かろうとしたので看護士の資格を持つ娘がそれを察知してテーブルの下でおやじさんの足を蹴りました。娘曰くどうであろうが医者と喧嘩してよいことはないとのことでした。
我が家の近くの内科女医さんは50半ばで、老人学の専門医でもあって患者さんに対応する態度は見事なものです。
短い会話の中に人を捕らえるものがものがあります。先日も「河辺さん、先日言われた大井町駅近くのラーメン屋学会の帰りに行ってきました。美味しかったですよ」、これには参りました。
C夫人は子宮の具合が悪く最終判断をすべく病院に行った時です。看護士の資格を持つ娘も同行しましたがそのとき応対した女医さんが言いました
「もう子宮も奥さん(歳ですから)必要ないからこの際思い切って切除しましょう」この言葉を聴いたときCさん思わずかっと来ました。たとえ年齢的にそうであってももう少し優し言葉が欲しかったので思わず女医に食って掛かろうとしたので看護士の資格を持つ娘がそれを察知してテーブルの下でおやじさんの足を蹴りました。娘曰くどうであろうが医者と喧嘩してよいことはないとのことでした。
我が家の近くの内科女医さんは50半ばで、老人学の専門医でもあって患者さんに対応する態度は見事なものです。
短い会話の中に人を捕らえるものがものがあります。先日も「河辺さん、先日言われた大井町駅近くのラーメン屋学会の帰りに行ってきました。美味しかったですよ」、これには参りました。