2013年05月

2013年05月14日

【From America】「いちごの新しい食べ方」

Strawberryアメリカのウインドゲイト緑です。

日本の「いちご」と言えば、最近はクリスマス頃から市場に出始め、春には終わってしまう時期の短い果物です。昔から石垣イチゴなどのハウスものがありましたが、春になって路地もののイチゴが出始めると値段も安くなり、イチゴジャムを作ったり、小さな小粒のイチゴをつぶして牛乳と砂糖を入れて食べたりするのが楽しみでしたが、それはもう遠い昔の話。今は「とちおとめ」を代表するような「ブランドいちご」がたくさん出てきて、粒は大きくなり、甘さはグーンと甘くなり、昔のイチゴとは別物の高級果物にとって換わった感じがします。

アメリカのイチゴというと、日本よりも市場にでている時期が長いような気がします。クリスマス頃から出始め、7月の独立記念日頃までずっと手に入ります。そしてそのお味は? 果物は酸味と甘みのバランスが大切で、両方があってこそ口に入れた時に美味しい! と感じると思うのです。私の個人的な意見としては、アメリカのイチゴは日本のイチゴに比べて、いまいち酸味も甘みも足りないような気がします。そこでひと工夫。アメリカではイチゴにバルサミコ酢をかけるという食べ方があるのでご紹介したいと思います。

えー? お酢をかけるの???? と不思議に思われるかもしれませんが、これがなかなかの美味。日本には「イチゴミルク味」の飴があり、イチゴのショートケーキに代表されるような生クリームやミルクと砂糖との組み合わせが大人気だと思います。勿論、アメリカでもイチゴのショートケーキは定番ですが、ちょっとヘルシーにイチゴだけを食べようと思ったときに、リキュールをかけて大人の味にしたり、このバルサミコ酢をかけたりすると、イチゴが大変身して美味しくなります。

酢をかけることにより、イチゴ本来の持つ甘みが引き出され、更に美味しく感じるようです。日本の皆さんも騙されたと思って一度お試しください。きっと新しいイチゴの食べ方を発見することになると思います。

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2013年05月13日

【明日の世界176】 「ある大型本屋」

「伝え方が9割」の著者、佐々木圭一さんの講演を聴きました。最近大型本屋さんが話題の本(または話題の本にしょうと)の著者を呼んで講演をしますがその一つでした。
講演から;「この領収書、おとせますか」
      「いつも有難う、山田さん。この領収書、おとせますか」

     「これはあなたの勝利だ」
     「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ」 ちっとした表現の違いどう思いますか。

さて、MCの女性がいたのですがとつとつと話す佐々木のほうにより関心を持ちました。本を買わないと会場に入場させない時もあります。自分の本を買ってくれと何回も言う人もいます。前に「舟を編む」の三浦しをんの講演を聴いたとき彼女は一度も買ってくださいといいませんでしたが、講演終了時に買ってみたくなるムードを醸し出していました。辛口の林真理子も三浦のフアンだと言っていますがここまで来ると本物ですね。舟を編むにしても映画も見ましたが良く辞書つくりの地味な題材をここまで見事に書くなと感心しましたがやはり人柄が良くて皆が題材の提供もふくめ、応援しようとなるのでしょうか。
 佐々木圭一さんが最後に自分の本ではないお勧めの本二冊を挙げていましたので素直に買ってみました。参考までにご紹介させてください。
「冒険に出よう」        安藤美冬 ディスカバートエンティーワン  1200円
「レバレッジ・リーディング  」 本田直之 東洋経済            1450円


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2013年05月11日

ビュッケブルグ歳時記 60

英語の授業

 日本で始められた小学校からの英語授業が云々されているのを耳にします。ドイツでも10年前には5学年で始めた英語授業が、今は小学校1−2年で始められています。ヨーロッパが統合されたことから高度の英語力が問われるようになったのです。このように、始める学年は同じですが、大きな差があるのが授業の形です。
今回はこの差についてお知らせします。 

 日本では大学入試のための学習が第一となり、読解英語を学ぶことは避けられないことなのだと思われます。ドイツでは外国語の勉強の第一の目的は、「外国語でものを云う能力を付けること」なのです。
 英語は外国語ということから「語」を辞書で見た所「話すこと」とあります。話すには「言葉」が必要なので、言葉を見たところ「その社会のメンバーが思想・意志・感情などを伝え合うために,音声によって用いる記号」と、あります。
 ここにドイツの外国語の勉強が「話せるようにさせること」を目的にしているのが見えるのです。外国語も,母国語と同じで、理解と伝達のための道具として考えられ、何よりも先ず話すことを訓練させるのが、ドイツの外国語授業の目的なのです。日本の「読み書き」とドイツの「話す」英語の違いです。
 人は話すことを自然に学びます。幼い子共が家族の中で,特別な教えがなくとも話すことを覚えて育ちます。ここからこの国では、英語の授業時間をこれに近い環境にすることで、小さくとも英語の時間を外国圏にするのです。ということは、授業が英語で行われるのです。難しい文法を教える場合にはドイツが使われる例外はありますが、教師、生徒とも全て英語を使うことを努めます。

 ある日、参観した6学年生の英語の時間の様子を書いてみます。このクラスは既に1年間、週5時間の英語授業を受けて来ています。
 参観者のわたしを珍しげに見ている生徒達に,先生は、何か聞きたいことがあったら質問してよいといいました。活発に上がる手。次がたどたどしい英語での会話です。生徒A.「あなたの趣味はなんですか」 わたし「読書と庭仕事」生徒B.「どういう本が好きですか」わたし「・・・そうね、旅行記など」
 このわたしの答えを捕まえて「丁度、今、このクラスはツーリストについて学んでいる所です」と、授業につなげた先生の手際は見事でした。
 このように内容はとても幼稚なテーマでも、驚くことは10歳の子共他達が英語で会話することに何のわだかまりも持たないということです。
 日本ではある日突然、英語を話さなければならなくなったとき、なんとなく面映いという経験をした方は多いと思います。学校で英語の授業では皆が英語を聴き、英語を話さなければならないということであれば、このような違和感がなくなるのはないでしょうか。
 小学生の英語授業が云々される今は、外国語を学ぶことの意味、即ち、「違う国の言葉で、話すことを学ぶ」という定義をよく考える時だと思います。存在感を周囲に与えるのは、話すことで、意志を伝えることから出来ることだと思います。読解英語だけでは「語」の持つ用途を果たしていないと思います。


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2013年05月10日

レーザーラモンと共演!?

真穂としみokゴールデンウィークは、日帰りで毎日いろいろなところに出かけました

アンパンマンミュージアム
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ファンタジーキッズリゾート
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フラダンス体験会
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ジブリ美術館
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ソレイユの丘
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子連れでライブ(ダイヤモンドユカイさんが自作の童謡!?を歌ってくれました!)
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昭和記念公園

そして最終日は恵比寿ガーデンプレイスでやってるきずなアートフェスタに出演

センター広場で、子育てのあるあるを一般のパパママが発表するというイベントに夫を出演させちゃいました

うちのあるあるは、「お風呂のお湯を飲んじゃうこと」

実は前日に会った友達たちにもネタ提供してもらい、それを基に考えました

そして、事前に控え室で夫と二人で描いた絵を使って発表
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司会のレーザーラモンに絵のセンスについて笑われながらも、夫もうまくトークしてくれました

そして、一名だけあるあるな子育てを選ばれるのですが、まさかまさかの優勝をしてしまいました

商品はこちら

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毎日ハードに過ごしましたが、楽しいゴールデンウィークでした

toshimi_maho at 06:00|この記事のみを表示コメント(0)

2013年05月09日

【見たり聞いたり123】 「歌舞伎通」

元NHKアナウンサー山川静夫さんの講演を聴きました。
2月27日で80歳になりましたが溌剌としたトークは若か若かしく聞く者を魅了しました。
2月27日はエリザベス・テイラーと同じ日なんですよ、母親が小学校の先生だったので生まれる前から学校通いをしていましたと軽い「つかみ」
から入っていきました。
学生時代からコネもない海老蔵、勘三郎等一流の歌舞伎役者から可愛がられたのですがなぜか?その理由を聞くだけでも今日の会費の元は取れたと
思いましたので(みみっちいですね)ご紹介させてください。
彼が歌舞伎通であることは有名ですがそのきっかけはある出会いから。静岡の神主の息子だったので大学は国学院に行き入学した時に偶然歌舞伎フアンの新入生と仲良くなりました。そして初めて歌舞伎座に連れて行ってもらい友人がタイミングよく「音羽屋!」と声をかける姿に魅せられて彼の指導で山川さんも始めました。そのうち歌舞伎座や新橋演舞場にほぼ毎日のように通うようになって行き、舞台裏にも顔を出すようになりました。やがて役者のせりふもすっかり覚えてしまうどころか声色までマスターしてしまいました。芸は身を助けるといいますがあるとき勘三郎が二役からやる時にかごの中から声をかけるところは山川さんやってくださいといわれました。その間にもう一人の役に勘三郎は早代わりするのでが、かごの中からの声の主は山川さんですから姿は見えません、当時歌舞伎の有名な評論家がそのようなからくりは知らずに見事な早代わりとほめたそうです。余技もそこまで行くと本物ですね。80歳になっても元気に講演できる原点はここにありました。


aokijuku at 00:05|この記事のみを表示コメント(0)
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