2012年12月
2012年12月25日
【From America】「黄色いリボン」
Merry Christmas from America!
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の皆さんはクリスマスをどのように過ごしていらっしゃるでしょうか? アメリカのクリスマスの祝い方は日本のお正月のようなもので、遠くに住んでいる家族が一同に会して祝う一年に一度の行事です。
写真にある「木に結ばれている黄色いリボン」はカリフォルニア州ビショップという町で撮影したものです。この黄色いリボンの意味は、「戦地に行っている兵士たちが無事に戻って来られます様に」との願いを込めて地元の母親会の皆さんが町中の木々、街路灯、フェンスなどに結び付けているものです。
日本に住んでいると、世界のどこかで戦争が起こっていると知っていても自分の生活に直接結びつくものではありませんから、ついつい人事と思ってしまいがちです。しかし、アメリカでは自分の夫、息子、娘、姪、甥などが兵士として海外で仕事をしている人が大勢います。この黄色いリボンを見ると、一年に一度家族全員が集まる時期に故郷に帰りたくても帰れない人たちが沢山居ることを再確認させられます。
その人たちのことを覚えて、来年こそは戦争のない平和な年になるように皆で祈りたいものですね。
アメリカのウインドゲイト緑です。
日本の皆さんはクリスマスをどのように過ごしていらっしゃるでしょうか? アメリカのクリスマスの祝い方は日本のお正月のようなもので、遠くに住んでいる家族が一同に会して祝う一年に一度の行事です。
写真にある「木に結ばれている黄色いリボン」はカリフォルニア州ビショップという町で撮影したものです。この黄色いリボンの意味は、「戦地に行っている兵士たちが無事に戻って来られます様に」との願いを込めて地元の母親会の皆さんが町中の木々、街路灯、フェンスなどに結び付けているものです。
日本に住んでいると、世界のどこかで戦争が起こっていると知っていても自分の生活に直接結びつくものではありませんから、ついつい人事と思ってしまいがちです。しかし、アメリカでは自分の夫、息子、娘、姪、甥などが兵士として海外で仕事をしている人が大勢います。この黄色いリボンを見ると、一年に一度家族全員が集まる時期に故郷に帰りたくても帰れない人たちが沢山居ることを再確認させられます。
その人たちのことを覚えて、来年こそは戦争のない平和な年になるように皆で祈りたいものですね。
2012年12月24日
【明日の世界156】 「青木塾長」
新人の登竜門と言われるJR西荻窪駅近くの奇聞屋で野口千代子門下生のライブコンサートがありました。会場40名定員ですが満席で、野口先生の門下生に期待するところ大が伝わりました。そこにわれらの青木塾長が出演し、サラリーマンの哀愁の歌4曲を唄いましたが、じっくりと聞かせる素晴らしいパーフォーマンスでした。歌もさることながら塾長のトークが実に面白く、さだまさしもびっくり?でしょうか。中西圭三さんも来られていて会場をさらに盛り上げました。
もともと青木さんと野口さんのご縁は青木さんのお嬢さんが雑誌にシングソングライターのコンクールにお父さんの作品を出され、200曲以上の応募の中から断然トップになって、そのご褒美に野口さんのボイストレーニングを受けられることになりました。特に作詞が見事と高い評価を得ています。
感心することは先代の塾長もご本人もそのような才能があることを一言も言わないことでした。筆者ならすぐ話してしまうことですが、人間出来ている方はそこが違うと改めて学ぶところでした。
もともと青木さんと野口さんのご縁は青木さんのお嬢さんが雑誌にシングソングライターのコンクールにお父さんの作品を出され、200曲以上の応募の中から断然トップになって、そのご褒美に野口さんのボイストレーニングを受けられることになりました。特に作詞が見事と高い評価を得ています。
感心することは先代の塾長もご本人もそのような才能があることを一言も言わないことでした。筆者ならすぐ話してしまうことですが、人間出来ている方はそこが違うと改めて学ぶところでした。
2012年12月22日
ビュッケブルグ歳時記 51
考えさせられること
先回の、ドイツでの歴史学習要項の2番目に参加関与という項目がありました。
「政治、文化、経済の構成について、全ての市民は参加関与する権利がある」という部分が頭に残りました。歴史を作るのは市民であるということなのだと、再認識したのです。本当にこの国では,何事かが起きると、政治家だけではなく市民が声を大きくするのです。賛否はさておいて、市民のデモが大きくなると、政治家も耳を塞ぐことが出来なくなるのです。これの行く末は、選挙をして票を入れた政治家に任せておけばよいということではなく、市民がそれぞれ意見をデモンストレーションすることで、事態を変える場合もあり、このようにして国民が自国の歴史を形作ってゆくのだと知らされた気がするのです。
一昨年の震災で原発問題が起こったとき、この国では直ぐに大きなデモが至る所で起こりました。ドイツに直接の被害はなかったにもかかわらず、デモの声はとても大きく、政府も原発中止を決議しました。それに反して、日本では市民によるデモの規模はとても小さなもののように報道されました。
このことを思うと、ドイツの教育で政治、文化、経済事項に参加する権利を子ども達の教えているのは見逃すべきではないと思うのです。
少し古くなりますが、ある日本の歴史社会学者の見解を読む機会がありました。「震災は日本の社会を変えただろうか」という問いに対して、彼は次のように云っています。
「震災は市民に不安感とリスク感を増大させた。これは政府や専門家はあてにできない。旧来の日本の象徴であった、任せておけばだいじょうぶ,であったのが震災をきっかけに雇用、家族、教育、預金全て、自己判断でリスクを取らなければならないということに市民が気がついた。お任せではなく、自分で知識を学んで行動しようという,よい動きが出てきた。自分で判断し、皆で討議を重ねることは面倒かも知れぬが、そうなることから新しい日本が出て来るのではないか」
これを読んだときには、災害地だけではなく、日本の国が復興に向かっているという明るい気持ちになりました。先回に書いた、戦後40年の記念日に行われたドイツ大統領も「過去から学んだことを進路目標とできることに感謝しなくてはならない」と云っています。日本は災害にまつわることから、ドイツはホロコーストからそれぞれが学び取って、良い方向に進めることになるよう心から希望します。そして、この希望が叶えられるには,ドイツの学習要項にあるように、日本でも子ども達に国の構成に関わる権利と意気を教えることが必要だと思うのです。必要なのは教育改革です。改革された養育は,災害の後兆している、市民の国構成への参加関与現象に拍車をかけることになり、近い時に新しい日本が出来上がる基になると思うのです。
先回の、ドイツでの歴史学習要項の2番目に参加関与という項目がありました。
「政治、文化、経済の構成について、全ての市民は参加関与する権利がある」という部分が頭に残りました。歴史を作るのは市民であるということなのだと、再認識したのです。本当にこの国では,何事かが起きると、政治家だけではなく市民が声を大きくするのです。賛否はさておいて、市民のデモが大きくなると、政治家も耳を塞ぐことが出来なくなるのです。これの行く末は、選挙をして票を入れた政治家に任せておけばよいということではなく、市民がそれぞれ意見をデモンストレーションすることで、事態を変える場合もあり、このようにして国民が自国の歴史を形作ってゆくのだと知らされた気がするのです。
一昨年の震災で原発問題が起こったとき、この国では直ぐに大きなデモが至る所で起こりました。ドイツに直接の被害はなかったにもかかわらず、デモの声はとても大きく、政府も原発中止を決議しました。それに反して、日本では市民によるデモの規模はとても小さなもののように報道されました。
このことを思うと、ドイツの教育で政治、文化、経済事項に参加する権利を子ども達の教えているのは見逃すべきではないと思うのです。
少し古くなりますが、ある日本の歴史社会学者の見解を読む機会がありました。「震災は日本の社会を変えただろうか」という問いに対して、彼は次のように云っています。
「震災は市民に不安感とリスク感を増大させた。これは政府や専門家はあてにできない。旧来の日本の象徴であった、任せておけばだいじょうぶ,であったのが震災をきっかけに雇用、家族、教育、預金全て、自己判断でリスクを取らなければならないということに市民が気がついた。お任せではなく、自分で知識を学んで行動しようという,よい動きが出てきた。自分で判断し、皆で討議を重ねることは面倒かも知れぬが、そうなることから新しい日本が出て来るのではないか」
これを読んだときには、災害地だけではなく、日本の国が復興に向かっているという明るい気持ちになりました。先回に書いた、戦後40年の記念日に行われたドイツ大統領も「過去から学んだことを進路目標とできることに感謝しなくてはならない」と云っています。日本は災害にまつわることから、ドイツはホロコーストからそれぞれが学び取って、良い方向に進めることになるよう心から希望します。そして、この希望が叶えられるには,ドイツの学習要項にあるように、日本でも子ども達に国の構成に関わる権利と意気を教えることが必要だと思うのです。必要なのは教育改革です。改革された養育は,災害の後兆している、市民の国構成への参加関与現象に拍車をかけることになり、近い時に新しい日本が出来上がる基になると思うのです。
2012年12月21日
こんなものが屋上に
11月1日にシアル鶴見がオープンしました
あまり利用することはないのですが、たまたま行ったら屋上庭園があると聞き、お昼を買って食べることにしました
素敵だったのが枯山水庭園
枯山水は、回遊式庭園や露地などの庭園と違って散策などはできませんが、静かに対峙して鑑賞することで、日ごろの忙しさから解放され、ホッと一息できるのがいいですよね
この日は天気がよかったのでおいしくランチをいただくことができ、意外なところで素敵な一時を過ごすことができました
★おまけ
今日は冬至ですね。
我が家はある農家さんから50円で大きなゆず(おにゆずと言うみたいです)を
50円買ってきたので、これからお風呂に入れて楽しみたいと思います!
あまり利用することはないのですが、たまたま行ったら屋上庭園があると聞き、お昼を買って食べることにしました
素敵だったのが枯山水庭園
枯山水は、回遊式庭園や露地などの庭園と違って散策などはできませんが、静かに対峙して鑑賞することで、日ごろの忙しさから解放され、ホッと一息できるのがいいですよね
この日は天気がよかったのでおいしくランチをいただくことができ、意外なところで素敵な一時を過ごすことができました
★おまけ
今日は冬至ですね。
我が家はある農家さんから50円で大きなゆず(おにゆずと言うみたいです)を
50円買ってきたので、これからお風呂に入れて楽しみたいと思います!
2012年12月20日
【見たり聞いたり103】 「英国首相の年収」
イギリス駐在1合計10年の大手会社の現地法人のY社長に示唆に富む話をいろいろ聞きましたのでご紹介させてください。
英国首相の年収はいくらと思いますか。国会議員は皆国会にはタクシーで来るか自分の車で来ます。いわゆる公用車はありません。先日ラジオを聞いておりましたらアメリカに比べて日本は国会議員が3倍、そして高収入の美味しい職業と考えている人が大多数ではないかと言っておりました。
ラジオを聴いた後すぐに上記社長に会いましたので話がフレッシュでした。答えは後ほど申し上げます。
小学校1年生と二年生の子供をつれてのロンドン住まいです。日系の学校もありましたが現地小学校に入れようとしたとき、両親で校長先生に会ってくださいといわれました。校長先生に言われた最初の言葉が忘れられません。「よろしいですか子供の教育は家庭でするものです。学校はヘルプするところです。どうか間違えないで下さい」
日本ではモンスターペアレントに悩まされて小学校の教員の三人に一人が3年以内にやめていくそうですが教育の基本姿勢が違うのでしょうか考えてしまいます。
Yさんは高校、大学と英語は抜群の成績でしたがビジネスの世界では傍目にはネイティブクラスと思わているハイレベルでも現地の国際会議では毎回悩まされたそうです。トップ会談、会議でもトップはまず高飛車に言ってくるそうです。それにどう対応するのか いつも悩まされたとのことです。(答1200万円)
英国首相の年収はいくらと思いますか。国会議員は皆国会にはタクシーで来るか自分の車で来ます。いわゆる公用車はありません。先日ラジオを聞いておりましたらアメリカに比べて日本は国会議員が3倍、そして高収入の美味しい職業と考えている人が大多数ではないかと言っておりました。
ラジオを聴いた後すぐに上記社長に会いましたので話がフレッシュでした。答えは後ほど申し上げます。
小学校1年生と二年生の子供をつれてのロンドン住まいです。日系の学校もありましたが現地小学校に入れようとしたとき、両親で校長先生に会ってくださいといわれました。校長先生に言われた最初の言葉が忘れられません。「よろしいですか子供の教育は家庭でするものです。学校はヘルプするところです。どうか間違えないで下さい」
日本ではモンスターペアレントに悩まされて小学校の教員の三人に一人が3年以内にやめていくそうですが教育の基本姿勢が違うのでしょうか考えてしまいます。
Yさんは高校、大学と英語は抜群の成績でしたがビジネスの世界では傍目にはネイティブクラスと思わているハイレベルでも現地の国際会議では毎回悩まされたそうです。トップ会談、会議でもトップはまず高飛車に言ってくるそうです。それにどう対応するのか いつも悩まされたとのことです。(答1200万円)