2012年04月
2012年04月24日
【From America】「小さいお皿はファッショナブル」
アメリカのウインドゲイト緑です。
アメリカの食事といえば量が多いことで有名です。レストランで食事をしても、一人分の量が多くてとても食べ切れません。家庭で開かれるパーテイーでも、立食、或いはテーブルに座っての食事でも、大皿にこれでもかと言うほどの量の食事が出てきて、それを好きなだけ自分のお皿に盛り付けて食べるというのが一般的なスタイルです。
しかし今まで「質より量」で客寄せをしていたレストランが、最近になってだんだんと「量より質」に変わってきていると感じます。客の方も舌が肥えてきて、美味しいものを少しだけ食べたい、という風にアメリカ人の「味覚」が変わって来たのではないかと思われます。その証拠に、高級レストランでは確実に「量より質」というサービスを提供しています。更には、家庭で開くパーテイーでも、小皿に小さく美しく料理を盛り付ける、ということに心を砕くようになってきました。
その変化は写真にあるような「小皿シリーズ」の食器がデパートで売られるようになったことで、充分に感じ取れると思います。バケツのような大きな入れ物に入ってくるフライド・チキン。洗面器のような大皿に乗ったスパゲッテイー。金魚鉢のような大きな容器に入ったチョコレート・パフェ。それらは段々と姿を消して、写真のようなお洒落な小皿に綺麗に一人分ずつが盛り付けられた食事が魅力的に見えるようになりました。
日本の小皿、小鉢に盛られた食事。会席料理のようなたくさんの種類が少しずつ出てくる食事に価値を見出してきたようですね。アメリカの食文化は少しずつ日本が本来やってきたことへ近づきつつあるように思います。
アメリカの食事といえば量が多いことで有名です。レストランで食事をしても、一人分の量が多くてとても食べ切れません。家庭で開かれるパーテイーでも、立食、或いはテーブルに座っての食事でも、大皿にこれでもかと言うほどの量の食事が出てきて、それを好きなだけ自分のお皿に盛り付けて食べるというのが一般的なスタイルです。
しかし今まで「質より量」で客寄せをしていたレストランが、最近になってだんだんと「量より質」に変わってきていると感じます。客の方も舌が肥えてきて、美味しいものを少しだけ食べたい、という風にアメリカ人の「味覚」が変わって来たのではないかと思われます。その証拠に、高級レストランでは確実に「量より質」というサービスを提供しています。更には、家庭で開くパーテイーでも、小皿に小さく美しく料理を盛り付ける、ということに心を砕くようになってきました。
その変化は写真にあるような「小皿シリーズ」の食器がデパートで売られるようになったことで、充分に感じ取れると思います。バケツのような大きな入れ物に入ってくるフライド・チキン。洗面器のような大皿に乗ったスパゲッテイー。金魚鉢のような大きな容器に入ったチョコレート・パフェ。それらは段々と姿を消して、写真のようなお洒落な小皿に綺麗に一人分ずつが盛り付けられた食事が魅力的に見えるようになりました。
日本の小皿、小鉢に盛られた食事。会席料理のようなたくさんの種類が少しずつ出てくる食事に価値を見出してきたようですね。アメリカの食文化は少しずつ日本が本来やってきたことへ近づきつつあるように思います。
2012年04月23日
【明日の世界】No.121「丸の内タニタ食堂」
「どうしてここに来られたのですか?」
「新聞に載っていて、冥土の土産になると思ってね。あら、私のチケットは11時45分だわ、あなたは?
「12時です」
「じゃ、お先に」
話題のタニタの社員食堂の丸の内が満員で、その打開策に4月11日〜17日期間限定で銀座三越に、特製ランチボックス販売とイートインなる座席6人、待ち席6人のコーナーが生まれました。特製ランチボックスは長い列が出来て飛ぶように売れていました。イートインは整理券を出して順番待ちでした。メニューは二つあって、お肉の定食:ふわふわつくね定食562カロリー塩分3.4g、お魚の定食:さわらの野菜あんかけ定食489カロリー 塩分3.2G値段は1000円でおつりが数十円来ました。翌日フジTVが朝のニュースで報道していましたが、ますメディアを賑わしてよきPRになったことでしょう。
先ほどのおばさんは食事終わった後「ああ美味しかった」と定員さんに伝えていましたが元気のよいお話はあたりを明るくしておりました。
ベストセラー「体脂肪計タニタの社員食堂」は累計300万部を売っていますが初めは少し売れればよいと社内でたいして期待されなかったそうです。
「新聞に載っていて、冥土の土産になると思ってね。あら、私のチケットは11時45分だわ、あなたは?
「12時です」
「じゃ、お先に」
話題のタニタの社員食堂の丸の内が満員で、その打開策に4月11日〜17日期間限定で銀座三越に、特製ランチボックス販売とイートインなる座席6人、待ち席6人のコーナーが生まれました。特製ランチボックスは長い列が出来て飛ぶように売れていました。イートインは整理券を出して順番待ちでした。メニューは二つあって、お肉の定食:ふわふわつくね定食562カロリー塩分3.4g、お魚の定食:さわらの野菜あんかけ定食489カロリー 塩分3.2G値段は1000円でおつりが数十円来ました。翌日フジTVが朝のニュースで報道していましたが、ますメディアを賑わしてよきPRになったことでしょう。
先ほどのおばさんは食事終わった後「ああ美味しかった」と定員さんに伝えていましたが元気のよいお話はあたりを明るくしておりました。
ベストセラー「体脂肪計タニタの社員食堂」は累計300万部を売っていますが初めは少し売れればよいと社内でたいして期待されなかったそうです。
2012年04月22日
ビュッケブルグ歳時記 32
大学への入学
大学への進学制度も日本とは随分違います。日本の過激な競争を知っていると信じられないことかもしれませんが、一口で云うと入学試験はないのです。
これに変わるものはアビトウアー試験です。昨年の歳時記を思い出していただくと判ると思いますが、8年*(未だ9年の州もあり)の高校終了のための試験にパスすると、高校卒業証明書及び大学入学資格書でもあるアビトウアーをとれるのです。大学入学選抜がこの試験の点数にかかっているということになりますから、生徒はここでよく勉強をします。この試験に合格することは,ドイツのどの大学でも勉強出来るということなのです。日本と違う所は、大学の格差が日本のように大きくないということです。ドイツでは大学は原則として水準はどの大学も同じと考えられているのです。
次に選抜ですが、アビトウアーをとった生徒は、その成績表で希望の大学に応募します。文学部、商・経済科のような普通の科の場合には、アビトウアーの成績の良い生徒から、その大学の収容空席の数だけ選抜されますが、特に医学、歯科学、獣医学、薬学など応募者が収容空席より遥かに多い学科には特殊な入学者制限制度があります。
第一はアビトウアーの成績に対して Numerus clauses(ヌメルス クラウセス)(NCと略) という点数制限が敷かれます。(NC とはラテン語で、制限された数を意味し、今では入学許可に使われるだけということです)例えば、医科を志望する生徒の平均成績値は,今年は1−1.5(ドイツでは1が優で、5が可です!)と決められます。応募生徒の成績は大部分がこの点数内ということになりますから、選抜生徒数が制限されるわけです。収容空席と応募者の数によってこの数値は毎年変わります。NCに足り無い成績だが、どうしても医学が志望という生徒は「待ち年組」になります。成績如何によりますが待っていれば、いつか医学部に入れるのです。
このように約20%が、今年のNCに入る生徒から選抜され、20%は待ち年組となり、残りの60%が、最近行われるようになった大学が条件を出して選択するという方法で決まるのです。この条件には例えば、応募前に期間に、数都市で行われる「医者に合うかどうかの試験」の結果や、学生が考えている将来の仕事の形の口頭試験などが含まれます。
ここでNCの他の使い方も書いておきます。法学部の卒業生が多すぎて、就職難となっているのが現在の社会現象なのですが、このため法科の学生を少なくするためにNCを敷き、法科学生数を制限するなどに使われるのです。
次に、SfH と呼ばれる公的分配機関があります。この機関は40年の歴史を持ち、ベイビーブームで学生数の多かった時代に活躍したのですが、2000年には進学生の数が減り,分配数も減ってはいますが、既述のように分配の難しい場合によく使われる機構です。分配が難しいと書きましたが、これは各州でそれぞれ違った教育をしていることから来る差を考えると、軽視することは出来ないのです。SfH では、各州毎に応募者を選抜し、州間での競争差を無くす方法をとっているのです。日本のような,文部省一本の線で行われる教育ではない、地方分散教育の生む困難点であるかもしれません。
このようにドイツの選抜方法はとてもおおらかと云う感じです。ある種のゆとりがあるように思えます。
次回に続く
大学への進学制度も日本とは随分違います。日本の過激な競争を知っていると信じられないことかもしれませんが、一口で云うと入学試験はないのです。
これに変わるものはアビトウアー試験です。昨年の歳時記を思い出していただくと判ると思いますが、8年*(未だ9年の州もあり)の高校終了のための試験にパスすると、高校卒業証明書及び大学入学資格書でもあるアビトウアーをとれるのです。大学入学選抜がこの試験の点数にかかっているということになりますから、生徒はここでよく勉強をします。この試験に合格することは,ドイツのどの大学でも勉強出来るということなのです。日本と違う所は、大学の格差が日本のように大きくないということです。ドイツでは大学は原則として水準はどの大学も同じと考えられているのです。
次に選抜ですが、アビトウアーをとった生徒は、その成績表で希望の大学に応募します。文学部、商・経済科のような普通の科の場合には、アビトウアーの成績の良い生徒から、その大学の収容空席の数だけ選抜されますが、特に医学、歯科学、獣医学、薬学など応募者が収容空席より遥かに多い学科には特殊な入学者制限制度があります。
第一はアビトウアーの成績に対して Numerus clauses(ヌメルス クラウセス)(NCと略) という点数制限が敷かれます。(NC とはラテン語で、制限された数を意味し、今では入学許可に使われるだけということです)例えば、医科を志望する生徒の平均成績値は,今年は1−1.5(ドイツでは1が優で、5が可です!)と決められます。応募生徒の成績は大部分がこの点数内ということになりますから、選抜生徒数が制限されるわけです。収容空席と応募者の数によってこの数値は毎年変わります。NCに足り無い成績だが、どうしても医学が志望という生徒は「待ち年組」になります。成績如何によりますが待っていれば、いつか医学部に入れるのです。
このように約20%が、今年のNCに入る生徒から選抜され、20%は待ち年組となり、残りの60%が、最近行われるようになった大学が条件を出して選択するという方法で決まるのです。この条件には例えば、応募前に期間に、数都市で行われる「医者に合うかどうかの試験」の結果や、学生が考えている将来の仕事の形の口頭試験などが含まれます。
ここでNCの他の使い方も書いておきます。法学部の卒業生が多すぎて、就職難となっているのが現在の社会現象なのですが、このため法科の学生を少なくするためにNCを敷き、法科学生数を制限するなどに使われるのです。
次に、SfH と呼ばれる公的分配機関があります。この機関は40年の歴史を持ち、ベイビーブームで学生数の多かった時代に活躍したのですが、2000年には進学生の数が減り,分配数も減ってはいますが、既述のように分配の難しい場合によく使われる機構です。分配が難しいと書きましたが、これは各州でそれぞれ違った教育をしていることから来る差を考えると、軽視することは出来ないのです。SfH では、各州毎に応募者を選抜し、州間での競争差を無くす方法をとっているのです。日本のような,文部省一本の線で行われる教育ではない、地方分散教育の生む困難点であるかもしれません。
このようにドイツの選抜方法はとてもおおらかと云う感じです。ある種のゆとりがあるように思えます。
次回に続く
2012年04月21日
スペイン体験記 その20
登録手続きをした授業が本格的に始まりました。
時間に教室に入ると、真っ先に目に飛び込んできたのがアンドレスでした。
良い意味でも悪い意味でも何かひと際、目立つ存在感をもっていました。
私は内心、“同じクラスか〜”と、アンドレスに対して敬遠した感情を抱いていました。
当然、アンドレスから離れた席に座りました。
ところが、私に気付いたアンドレスは私の近くに席を変えて「よう!同じクラスでウレシヨ!」と、私が抱いている彼に対してのマイナスの気持ちなど一向に気にかける様子はありません。
私は救いを求めるように他に知った顔はいないかクラスの中を見回しましたが、アンドレス以外に知った顔はありませんでした・・・。
仕方なくその席で授業を受けたのですが、初めての授業はチンプンカンプンでした。
90分の講義はあっという間に終わってしまいました。
ノートを取るコツも掴めず、分からないスペイン語はバンバン出てくるし、分からないスペイン語を調べているうちに話しは先へ進むしで、このままの状態では全く何も出来ないと思いしらされました。
ここで単位を取りこぼすと当然、ギターも上に進むことは出来ません・・・。
そんなことを考えて少し、落ち込んだ状態でした。
そんな私の不安を察してかどうか、アンドレスは笑顔で私の肩をたたきながら、
「ムズカシ、でもダイジョブ、ダイジョブ」
と、元気づけてくれました。
とても下手くそなスペイン語なのですが、とても温度がありました。
きっと母国語であれば頭に浮かぶ限りの言葉をそのまま口にして、不安を発散させることもできたでしょう。
しかし、ジタバタしたところで現実は変わりません。
アンドレスのダイジョブで、お互い言葉のハンデを持つ異国の人間同士ならではの連帯感のようなものが、一クラス一緒に過ごしたことによって生まれました。
それからアンドレスのことを少しずつ知っていくのですが、凄い奴でした。
時間に教室に入ると、真っ先に目に飛び込んできたのがアンドレスでした。
良い意味でも悪い意味でも何かひと際、目立つ存在感をもっていました。
私は内心、“同じクラスか〜”と、アンドレスに対して敬遠した感情を抱いていました。
当然、アンドレスから離れた席に座りました。
ところが、私に気付いたアンドレスは私の近くに席を変えて「よう!同じクラスでウレシヨ!」と、私が抱いている彼に対してのマイナスの気持ちなど一向に気にかける様子はありません。
私は救いを求めるように他に知った顔はいないかクラスの中を見回しましたが、アンドレス以外に知った顔はありませんでした・・・。
仕方なくその席で授業を受けたのですが、初めての授業はチンプンカンプンでした。
90分の講義はあっという間に終わってしまいました。
ノートを取るコツも掴めず、分からないスペイン語はバンバン出てくるし、分からないスペイン語を調べているうちに話しは先へ進むしで、このままの状態では全く何も出来ないと思いしらされました。
ここで単位を取りこぼすと当然、ギターも上に進むことは出来ません・・・。
そんなことを考えて少し、落ち込んだ状態でした。
そんな私の不安を察してかどうか、アンドレスは笑顔で私の肩をたたきながら、
「ムズカシ、でもダイジョブ、ダイジョブ」
と、元気づけてくれました。
とても下手くそなスペイン語なのですが、とても温度がありました。
きっと母国語であれば頭に浮かぶ限りの言葉をそのまま口にして、不安を発散させることもできたでしょう。
しかし、ジタバタしたところで現実は変わりません。
アンドレスのダイジョブで、お互い言葉のハンデを持つ異国の人間同士ならではの連帯感のようなものが、一クラス一緒に過ごしたことによって生まれました。
それからアンドレスのことを少しずつ知っていくのですが、凄い奴でした。
2012年04月20日
久々の収穫祭
十月の始めに植えたほうれん草の種
芽が出るところまでは順調にいったのですが、間引きをしてからなかなか育たず、ちょっとがっかりしていました
ところが、かなり遅れること数ヵ月
なんと少しずつ、芽が伸びてきて、ついに3月下旬に無事収穫祭をむかえることができました
素人が作ったにしてはなかなかではないかと、勝手に思っています
今は毎日朝採りして、息子の離乳食に入れています
味はというと・・・
お店で買ったほど濃くはありませんが、一応ほうれん草の味がします
二つ畝を作ったのですが、一つは全て取り、もう一つは土をならしてタネイモを植えました
ちなみに、いつも化成肥料使っていたのですが、せっかく土を入れ替え、無農薬で作ってたのに肥料でアウトじゃ悔しいので、今回から有機肥料に変更しました
これで正真正銘の無添加、無農薬野菜ができるはず。
今度はどれだけとれるか・・・・
ジャガイモは大好きなので楽しみです
芽が出るところまでは順調にいったのですが、間引きをしてからなかなか育たず、ちょっとがっかりしていました
ところが、かなり遅れること数ヵ月
なんと少しずつ、芽が伸びてきて、ついに3月下旬に無事収穫祭をむかえることができました
素人が作ったにしてはなかなかではないかと、勝手に思っています
今は毎日朝採りして、息子の離乳食に入れています
味はというと・・・
お店で買ったほど濃くはありませんが、一応ほうれん草の味がします
二つ畝を作ったのですが、一つは全て取り、もう一つは土をならしてタネイモを植えました
ちなみに、いつも化成肥料使っていたのですが、せっかく土を入れ替え、無農薬で作ってたのに肥料でアウトじゃ悔しいので、今回から有機肥料に変更しました
これで正真正銘の無添加、無農薬野菜ができるはず。
今度はどれだけとれるか・・・・
ジャガイモは大好きなので楽しみです