2012年01月

2012年01月26日

【見たり聞いたり】56 「英語教育」

「僕英語が苦手です」と中学一年生の新入生が初めて習うはずの英語に対して言うのです、と中高一貫校のエリート学校の英語のベテラン女性教師が言われます。一斉に初めて英語を勉強するのではないばかりか、既に苦手意識を持っている子もいるので実にやりにくいとのことです。
早い子供は幼稚園、保育園から英語に接する時代ですがそれに対して母国語をしっかりマスターしてからと批判する人々がいることも確かです。
京都の妙心寺退蔵院にはハーバート大など米国の名門校の学生が団体で訪れる。目的は副住職の松山大耕(33)が英語で行う体験コース。座禅を組み、毛筆を走らせ、精進料理や沫茶を味わう。「日本の価値を五感で体験してもらい、世界で日本のフアンを増やしたい」と松山は言っています。
年間に人口の1・5倍の外国人が訪れる国ギリシャでは何故多くの旅人が来るのか、その最大の理由は英語による旅のしやすさとのこと。カフェの店員など接客する人の多くが挨拶やメニューの説明を英語でこなす。一般の人も進んで外国人に道を教えるとありますが
こうなるとコミニケイションと英語教育をどうするか考えてしまいます。

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2012年01月25日

箱の中のちいさな不思議な世界

 成田空港の5階にオープンギャラリーがありそこで小杉壯八展をみた。
小杉さんはなかなかのアイデアマンで面白いものを何点かみた。
114 自然の風を利用して水を浄水する機械という発想らしいがそれは水車のようでオブジエとしても美しい形であった。形だけをみせるのではなく用途としても役割を果たし、そこに置かれることにより周囲の環境を緊張感ある美的なアートとしても見られるし、実用化されたら本当に素晴らしいと思った。

そんな実験的な提案がマケツトとして木や粘土でつくられていた

110日本が経済的にとても潤っていたころ、意味のない彫刻をオブジエと称してあらゆる新しく出来る建造物に付随して造られたものもたくさんあって後に彫刻公害とまでいわれた。小杉さんのものは必ず用途を必要とするものらしい。

他に、boxアートと私は勝手に名付けたのだけど20センチくらいの正方形の箱のなかにさまざまな世界がレリーフとしてあり手前にドンキホーテがいたり門番がいたり物語の主人公がネンドで作られている。そしてバツクにスリツトがはいりそこからLSDから発する光がほのかにレリーフを立体的に浮かびあがらせることにより小さな空間が大きな想像力をかきたてていた。
108彼はまず100点制作することにしたという。


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2012年01月24日

【From America】「交差点にカメラ」

Traffic_cameraアメリカのウインドゲイト緑です。

ラスベガスのカジノ・ホテルにはセキュリテイー・カメラがあちこちに備え付けられていています。ギャンブルをするカジノは勿論、ロビー、エレベーターの中、レストランなど、あらゆるところにカメラが仕掛けてあります。それを見ていてくれるから安心だと思うか、いつも誰かに見られているから嫌だと思うか、それは受け取る側の感じ方ひとつですが、好むと好まざるとに関わらず、あなたは見られています。

では、ラスベガスのカジノ・ホテルの外はどうなのでしょう? 車に乗っていると、それぞれの交差点には信号の上にカメラのような物が取り付けられていることに気付きます。ある人は「交差点の交通量を調べて、信号が赤や青に変わるタイミングを見張っている機械だ」と言います。また、ある人は「TVドラマの刑事物で、逃走している車を探すときに映し出される画面と同じで、いつもビデオ撮影しているのだ」と言います。確かに、アメリカのある都市では、ビデオ・カメラで撮影した写真を証拠にして交通違反の罰金を課しているところもありますから、あの「カメラのような物」が、カメラである可能性は高いでしょう。

防犯カメラの進化と普及は素晴らしいですね。カメラと分からないような形をしているものが多く、ホテルの中はインテリアに上手く溶け込んでいます。大都市の歩道なども、街路灯などに似ている形の防犯カメラを備え付けて、外観を損ねることなく防犯に貢献しています。

日本でも防犯カメラの普及は目覚しいものがあるようです。アナタはどこに居てもいつでも見られているのわけですが、自分にやましいことがなければ見られても平気です。この際、見られていることを楽しんで(?)セレブの仲間入りをした気分で、素敵なアナタを見せてあげてはいかがでしょうか。いつも誰かがアナタを見ていますよ。

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2012年01月23日

【明日の世界】No.108 「世界のマジッシャン、MR,シマダ」

正月そうそう20数年ぶりにMRシマダに会いましたが愛くるしい眼と芸術を追いかける姿勢は少しも変りませんでした。島田さんのおかげでハリウッドにあるマッジックの殿堂、マジックキャッスルを紹介していただいて、めったになれない会員にも推薦してもらい、マッジックの世界を満喫したことは前にも書きましたが、又お会いすると教わること多々ありましたので1,2ご紹介させてください。日本で初めて見事なハト出しと大きな日本傘を出しをして一躍日本人のNO1にのし上がったのですが、今回も16歳のプロデビューの写真と17歳で三越劇場の初舞台の写真を見せてくださいました。16歳の写真には手に四つ玉があり17歳には両方の手に四つ玉があって合計8玉を操るのですが、4つ玉は出来る人いたが、8玉は自分が世界で初めてやったといわれました。常に新しい技術にチャレンジする精神がないとこの世界生きていけないとも言われました。
こんな話もしてくれました。マジックをする人をマジッシャンと言います。マジックで飯が食える人をエンターテイナーと言います。マジックをさらに芸術の世界まで高められたらいいと自分は努力しているが芸術の世界に入ってくると大衆は付いていけなくなるので、ビジネスとしては大変難しくなる、芸が枯れてくるとその葛藤の日々とおっしゃっておりました。世界のマジッシャンになっても常に前進する姿は少しも変りませんでした。

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2012年01月22日

なお続くNZの余震

クリスマスを控えた12月23日にNZのクライストチャーチでM5.8の地震があった。昨年2月22日、M6.3の地震で日本人28名を含む182名が死亡したことは記憶に新しい。6月にもM6.0の余震が起きている。昨年2月には各新聞ともNZ地震の記事ばかりであった。だがまもなく日本では3.11の大震災が起こり、NZ地震のことは、もはやほとんど報道されない。しかしNZの地震はなお続いていて影響は深刻である。昨年12月のNZクリスマス余震を報道したのは、5大紙(朝日、読売、毎日、産経、日経)では、朝日の国際版短信欄に小さく載せられたのみ。地方紙は知る限りでは西日本新聞、福井新聞、伊勢新聞など。なかでも福井新聞は写真入り5段の扱い、また英字紙のJapan TimesはWellington AP電により詳細に報道した。

筆者の友人は芦屋の自宅で阪神大震災に遭った後、NZに移りおもにそこで暮らしている。クライストチャーチ在住で、地震にとりつかれたのか揺られてばかりである。まず一昨年9月4日にクライストチャーチの40キロ西で起きたM7.0(これが本震とも言われる)、これは帰国中で免れた。約半年後の昨年2月の都市直撃地震では、家に居てもろに揺さぶられた。そして、彼の報告では、12月23日の余震は3時間のうちにM5.8、5.3、6.0、5.0の4連発だったという。これでは終わらない、元旦の深夜から1月2日午後7時まで間に、M5.48〜M2の地震が43回。1月6日にも、M5.0を含む余震に見舞われた。専門家は10数年は余震が続くと見ているという。

余震がクライストチャーチ住民に与える影響は、倒壊の進行、復旧工事の遅延など物理面だけでなく、医療ケアや個人の心身面でも深刻化している。手術設備、医師・看護婦不足に逆比例して心筋梗塞、心臓発作などの増加、そして人々のフラストレーションは溜る一方であると友人は伝える。彼は日本のことも心配して言う、「地鳴りの神様は執拗で不公平で意地悪です。3.11から1年が近づく日本にも警鐘となるでしょう」。
東日本大震災の復興が本格化しようとするとき、NZでなお続く余震の問題は果たして報道に値しない無縁のことなのか。彼のいう警鐘は、マスコミ大手の報道姿勢にも打ち鳴らされている。



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