2010年02月04日

【青木塾便り】No.34「山元雄二郎博士」その11

「ゼロックスの発明者、チェスター・カールソン博士」
東のMIT、西のカルテックといわれますがカルテックはロスアンジェルスの北に隣接するパサデナ市にあります。数ある有名科学者を輩出していますが今日はゼロックスの発明者、チェスター・カールソン博士について山元博士からお聞きしたお話をご紹介させてください。
 彼がゼロックスの原理を発明して、その証明つまりデモのために紙に粉をまいて操作するとあら不思議コピー出きると言う今のゼロックスの原型を出資者に示しました。山元博士にお聞きしましたがこの状態をbread board(パンを粉ねる台)と言います。アイディアをこねくりまわしてああでもないこうでもないと最初の原理をかたちにする段階を言います、その後が試作品作り。プロトタイプとも言います。開発者と話をするとよくこの言葉が出てきますが博士から聞いていましたのでどのステージかある程度分かりました。
 さてチェスター・カールソン博士に話を戻しますと、世の中に無いものを開発したのですからなかなか理解されず、出資者を求めて87人あってみな断られました。88人目の人がようやく出資に応じたそうです。山元博士は言いました。確かにゼロックスの発明はすごいのだがカールソン博士の素晴らしいところは87回断られてもあきらめずに可能性を求めたことです。世に出すためにはこちらのネバーギブアップの才能の方がはるかに大切とのことです…続く


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2010年02月03日

【JAL問題(5)】

JALは1月19日に会社更生法の適用申請を行い、法的整理が決まった。負債総額は2兆3千億円で金融機関を除く事業会社では過去最大とのこと。法的整理の決定までに時間がかかり、ここまで負債が膨れあがったのは、次のような理由によるものである。
昨年6月に資金繰り悪化で経営危機が表面化したときに、まもなくの衆院議員選挙を控えて自民党政府は思い切った手を打てなかった。
9月から民主党政権の手にゆだねられたが、JAL問題はマニフェストに掲げられていない課題であり政権内部での焦点が定まらなかった。
また労働組合を支持基盤とする民主党内部の問題として、再建のための思い切ったリストラに対するJAL8組合の反発も大きかったと推測される。
JAL再建は、企業再生支援機構の主導下で、京セラ稲盛会長が2月1日に最高経営責任者A(CEO)に就任し経営の采配を振り、歩み出すことになった。
企業再生支援機構は、JALを2012年3月期には営業黒字に転換させて、3年間で事業再生を実現し、保有株を売却し投下した公的資金に損失はきたさないとしている。ただし会社更生法適用による債権放棄で、日本政策投資銀行融資のうち政府保証分の400億円強の国民負担はただちに発生する。もし企業再生支援機構がJALの事業再生に失敗すればさらなる巨額の国民負担が生じる。
これまでマスメデアが報じてきた、JALの年金問題や私的整理か法的整理かなどの問題は全て内部事情である。燃料高とテロ・感染症による国際間の移動不安、さらにリーマンショック後の不況などによる旅客需要の落ち込み、収支悪化という航空輸送業界を取巻く厳しい環境、またオープンスカイ化による空の規制緩和と低価格航空会社(LCC)の台頭による競争激化という外部事情を克服しうる経営でなければ、現今の航空会社は生き残れない。全日空といえども昨年4月〜12月の決算は減収減益で、赤字である。
国民の足がなくなると困るとして、政府はJALを救済したわけであるが、もとから認識が間違っている。JALが経営に失敗して飛べなくなりそうであれば、参入を希望する航空会社にどしどし門戸を開き、空のベンチャーを育成して新たに国民の足を確保することで混乱をきたさないように政策を立てることが政府の役割である。そのことにより、競争力のある日の丸LCCが生れアジアの空を飛び回るかもしれない。JALの撤退した地方空港を生かしてそのような新たな空のビジネスが出現するチャンスもある。国際的に異常に高い航空燃料税と空港の発着料の引き下げ、発着枠規制の透明化などの思い切った行政措置をとり作りすぎたとされる地方空港を遊ばさずに逆に活用することで、日本の空の競争力は蘇る可能性がある。
しかし、政治が自民から民主に変わっても、頭が内向きから外向きに変わらない限りは、国民はまたツケを払わされることになりかねない。(JAL問題おわり)


aokijuku at 11:44|この記事のみを表示コメント(0)

2010年02月02日

【From America】「バレンタイン・デー」

Valentine04アメリカのウィンドゲイト緑です。
2月14日といえば、バレンタイン・デーですね。日本では「一年に一回だけ女性から男性に愛を告白しても良い日」ということで女性から男性にチョコレートをプレゼントする日、とされています。最近は「義理チョコ」が横行していますから、この「女性から男性に愛を告白うんぬん」の意味は少々薄れてきたかもしれませんが、それでもチョコレートの売り上げは確実に伸びています。しかし、この習慣は世界的に見ても「日本だけのちょっと不思議な習慣」のようです。

過日、NHKのテレビ番組で「日本のバレンタイン・デーにチョコを贈る文化を創った仕掛け人」がインタビューされているのを見ました。やっぱりそうだったのですね。製菓会社の仕掛け人でした。2月は売り上げが落ちる月なので何とか売り上げを上げたい、と考えたのがこの人です。その仕掛けは大成功を収めましたね。

Valentine03では、欧米ではどのようにバレンタイン・デーを祝っているのでしょうか? 
アメリカのバレンタイン・デーでは、基本的に男性から女性にプレゼントを贈る習慣になっています。しかも、チョコレートとは限りません。女性の好みそうな品である、お花、動物のぬいぐるみ(テディー・ベアーなど)、風船、ジュエリー、チョコレート、中にはセクシーな下着などもプレゼントの対象になります。狭い意味でのバレンタインは男性から女性へ、でしたが、それが広い意味で「愛しています」ということを表現する機会に変化してきて、幼稚園の子供たちが両親や祖父母に「I love you」というメッセージのカードを作成したり、女友達同士が友情を表現する意味でカードを贈り合ったり、という具合になってきました。今のアメリカでは誰から誰へという決まりはなく、皆がカードを贈り合っています。アメリカのカード・ビジネスは実に盛んです。奥さんやガールフレンドがご主人やボーイフレンドにカードを贈ることはありますが、日本のようにチョコレートを添えなければならない、ということはありません。

日本では「愛しています」という言葉はなかなか言い難い言葉であり、男女の愛に限られるというイメージがあります。従って、ちょっと恥ずかしくて言えない言葉、ということになります。一方、英語のLOVEにはもっと広い意味での愛(神の愛、家族間の愛、友情などを含む)の意味があります。アメリカのバレンタイン・デーは、身近な人、親しい人に対して愛を表現する機会になっています。

日本には「以心伝心」という言葉があり、「言わなくても判るだろう」と思ってしまうことがあります。しかし、アメリカでは、普段、気にかけている人に「アナタのことを思いやっていますよ」ということをカードやプレゼントで表現して、きちっと伝えることをよしとする文化があるので、このようなバレンタイン・デーの祝い方になったのではないかと思います。

midori_windgate at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2010年02月01日

【明日の世界】その5

「プロの世界」
1月11日の新聞に民主党の小沢一郎幹事長が10日に日本棋院で史上最年少で囲碁の名人位を獲得した井山名人(20)と三石(ハンデで石を三つ置く)で対局して勝負は小沢氏優勢で終盤に入ったが最終的に引き分けたとありました。名人に三石置いてジゴ(引き分け)なら確かに県代表クラスでしょう。幹事長の腕は確かにアマとして相当の腕前でしょうがここで言いたいのはプロのすごさはちゃんとジゴに終わらせるところでしょうか。
前に聞いた話ですがプロの先生がホテルでアマ相手に泊り込みで指導するのですが三人の相手と同時に対局する時緊張感を持続するために一番強い人には一目、次には2目、三人めには三目勝と決めて指導碁を始めるそうです。見事そのとおりになるとしてやったりと次の指導碁にも緊張感を保って向えるそうです。真にプロの世界はアマとは違う一例でしょうか。


kiyoshi_kawabe at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2010年01月31日

おいしいご飯の召し上がり方   青木敏郎

(歛己法   15℃以下の場所(アミラーゼ酵素の維持)&密閉容器(酸化・乾燥防止)に保存がベスト。
∧童Δ    今の米は精米機の中で少しずつ削られ磨かれているため、ほとんどヌカは残っていない。したがって、水を入れた状態で5〜6回かき混ぜて水を捨てる。これを2−3回行えば十分。とぎ汁が透明になるまで米を研ぐとデンプンが減り、炊き上がりのご飯に甘みがなくなる。
*ただし古くなった米は、脂質が酸化して古米臭が出るので、軽く研いだほうが良い。
水に浸ける  米を水に浸けることで、酵素の働きによりデンプンが分解されて糖が出てくる。また、米粒の中まで十分に吸水させることで、炊飯中にデンプンが均一に糊化する。生米には15%前後の水分が含まれており、洗米時に約18%になる。その後水に浸けておくと新米でも古米でも最終的に25〜30%くらいの水分量に落ち着く。
夏場(水温30℃)なら30分。冬場(水温5℃)なら60分。春秋は45分くらいに浸水が目安。時間が無いときは40℃程度のぬるま湯に約15分でOK。アミラーゼは40〜50℃でよく働くため、ぬるま湯浸水の方が甘みのあるご飯になる。
* 60℃以上の温度では表層の糊化が始まるので厳禁。
* 浸けすぎは米が砕けてしまうので要注意。また、新米は洗米後にザルにあげてはいけない。
た罎 
はじめチョロチョロ・・・アミラーゼの働きやすい温度帯をある程度確保。
なかパッパ ・・・・・・・・デンプンの糊化。
赤子ないても蓋取るな・・・米粒内部まで十分に糊化。
蒸らし・・・余分な水分を追い出す。
イ竿咾諒歛  保温は食事をしている間(1時間ほど)にとどめ、ご飯が温かいうちにラップで包み、すぐに冷凍庫に入れるのがポイント。デンプンがもっとも老化しやすい温度は4〜5℃のため、冷蔵庫保存は食味を落とす。(急速冷凍が理想)

先日、私の知りうる中では最高金額の1kg=10,500円というお米を思い切って500g買って食べてみました。確かに米粒一つ一つが口の中で主張し、歯ごたえも心地よい美味しさでしたが、私の舌では通常の10倍以上の美味しさを感じることが出来ませんでした。お米マイスターの方に聞いたところ、「ご飯は炊き方でかなり味が変わる」とのこと。まずは従来のお米で、この「お米の炊き方」を忠実に行ってみてはいかがでしょうか。


aokijuku at 00:10|この記事のみを表示コメント(0)
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