2024年06月22日

ビュッケブルグ歳時記 323

サッカーのヨーロッパ大会


 6月14日(金)にドイツ対スコットランドで幕を開けたこの大会は、2006年の世界大会と同じように、スポーツ界だけではなく産業界にも、大きな輝かしい ”真夏の夢” を持ってきてくれることを期待するような幕開けでした。ちなみに5:0でドイツが勝ちました。

 この大会についてのコメントを見つけましたのでお知らせしてみます。


* 2006年のワールド・カップは経済界発展がすでに限定されていて財政危機は過ぎ去っていたのだが、産業沈滞の現在には、景気つけや、産業イメージを促すロケット・ブースター(発進用の助けロケット)などような役目をする ”真夏の夢”がくれば、この大会では淀んでいる世情を晴らすことに大きな効用があるはずだ。

* サッカーヨーロッパ大会が持ってくる得点を見てみよう。650000人が観戦のために来独する。この人たちの飲食、Trikot(選手の着るその国のシャツ)の購入、宿泊ホテル、飲食店 etc. がもたらす使用料による利益。
 またサッカーボールや旗などのその他の商品売買による利益なども、経済界に大きな利益を与えると思われる。

* このような利益を小売業者でさえ 今年のローロッパ大会での利益として3、8Milliarden と予測している。

* 残念ながらこの予測を ”相対化” する懐疑者もいて、その人たちは ”なんの利益も持ってこない大会” と言っていることも事実なのだが・・・

* これは観戦のための Ticket にお金を使ったのでその他のモノやコトは倹約するというサッカー・ファンが多いことと考えることからくる結果論。

* 何はともあれ ”しめったー(この国ではアルコールの入った飲み物を表現する時にこのような表現をすることが多いのです)楽しげなー飲み物” は、競技場でも、Public Viewingでも無くてはならないものであるから、ここからの収入が多いことは期待できる。アルコール無しのビールの販売が大きく伸びるだろうというのが業者の見解。

* 最後に経済的な第一の勝者は Europaeische Fussballverband UEFA であろう。この機関は、今年のドイツでのヨーロッパ大会の利益は 2 Milliarden(十億)Euro と見通ししていて、この額は先回のフランスでの大会利益より26%多い。

* UEFA はスイスの ”公益奉仕をする協会” に席があり、この協会では税金を節約することが可能。今年の利益もこの協会に払い込まれる。

* このような状態の中でのドイツでのサッカー・ヨーロッパ大会はドイツの良い姿、例えば客に対して友好的であるとか、大会がよく組織立っているなどと公表できる。


 このように国技のサッカー・ヨーロッパ大会を楽しんでいるのが今のドイツです。対スコットランド、対ハンガリーと勝ちました!

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2024年06月18日

【From America】「アメリカの東海岸は初夏の賑わい」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本は美しい新緑の時期を楽しんでいると、あっという間に梅雨になってしまいますね。アメリカの東海岸地方は、日本より少し季節が変わるのが遅いのですが、梅雨がないので晩春というか初夏の美しい季節になりました。

鳥の巣木々の葉が青々と茂ってくる頃、野鳥たちは巣作りに精を出します。鳥たちはあちこちから細い木の枝や草を集めて、巣を作り始めます。聞くところによると、青い色のブルーバードはオスが一人で頑張って巣を作り、出来上がった時点でメスを連れて来て見てもらいます。メスが気に入れば、そこで交渉成立。卵を産んで育てます。でも、メスはなかなか気難しくて、OKを出してくれないこともしばしばあります。可哀相に頑張ってオスが作った巣は無駄になってしまうのかな? と思っていると、ちゃっかり物のフィンチなどは、この出来上がった巣をしっかりと貰って、巣を作る作業をスキップして子育てを始めるのです。

そんな自然界の営みを毎年興味深く見ているのですが、今年は我が家のデッキの外灯にロビンが巣を作ってしまいました。人間にとっては不便なのですが、せっかく作った巣を取り払ってしまうのは気の毒で、そのままにしています。果たして、ここで子育てしてくれるのか? 楽しみでもあります。

人間たちはというと、秋にしっかり枯れ葉掃除をしたにもかかわらず、冬の間の強風でしっかりと庭の低木の下にはたくさんの枯れ葉が溜まっています。雪をかぶっていたので濡れて水分を含んでいる枯れ葉を丁寧に取り除く作業が最初です。次には、ウッドチップを低木や花壇の周りに敷き詰めていきます。見た目を美しくすることと草がなるべく生えない様にする、またそのウッドチップが順番に土になっていく時には肥料にもなるという利点があるために、せっせとこの作業をするのがこの時期の庭仕事です。

雨が多く降って、太陽が照れば、芝が伸びてきます。この芝の手入れも晩春から初秋までの間の大切なアメリカ男性のお仕事、ときまっているようです。アメリカは男女の差がなくて、なんでも男女平等にするのですが、何故かアメリカではこの芝生の手入れとBBQは男性の仕事、というのが定番です。

梅雨の時期がある日本では、こんな庭の作業は梅雨の前に済ませていることでしょうか。庭の花、或いはベランダで育てている草木が花を付けて綺麗に咲いてくれるのは本当に嬉しいですね。

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2024年06月11日

【From America】「女性ならではのがん検診」

アメリカのウインドゲイト緑です。

皆さんは定期的にがん検診を受けていますか? 仕事が忙しくてそんな暇はない、と後回しにしている人も多いことと思います。それは洋の東西を問わず皆同じで、仕事を優先していると、なかなかお神輿があがらないですよね。アメリカでは特に女性ならではの子宮がん検診と乳がんのマンモグラフィーは受ける人が少ないので、何とかその受診率を上げたい、と必死になっています。

今回取り上げるのは、二つの受診率を上げるアイデアについてです。
先ずは、子宮がん検診ですが、これは女性が女性の医師にお願いしても、やはり恥ずかしいと思ってしまう検診ですね。先日TVのニュースで報道していたのは、自宅でしかも自分一人で出来る検査キットが出来た、というニュースです。これなら、自分の好きな時に一人で安心して検査できます。画期的ですね。これで、子宮がん検診の受診率が上がると良いと思います。

女性がん検診次は乳がんのマンモグラフィーですが、検査方法が乳房をぎゅーと押されて痛い、という声も多く聞かれます。痛さをこらえることが出来る度合いは人によって違います。痛いけどいちょっとの間だし、平気よ。という人も居れば、痛くて耐えられない、という人もいます。こちらはやはり機械がないと出来ないので、自宅で、というわけにはいきません。そこで、自分磨きには余念がない女性を対象に、マンモグラフィー検査に来たら、併設されているネールサロンでマニュキアが出来ます。というオマケを付けることにしたそうです。その名も マンモグラフィーとグラマーラスという言葉を組み合わせて、「グラモグラフィー」と名付けました。

これらの新しいアイデアで、女性がもっと積極的に検査を受けてくれるとよいですね。

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2024年06月08日

ビュッケブルグ歳時記 322

「我々は今、”実証の時”に置かれている」


 との表題で、(Steinmeier )シュタインマイヤー ドイツ大統領は、5月24日のドイツ連邦共和国基本法(憲法)の75年記念日に、勢揃いした政治家と国民にたいして演説を行いました。

 ウクライナ戦争やガザ騒動などで不穏が大きい時の憲法記念日での演説内容は重要だと思われますのでお知らせしてみます。


* 大統領の演説について。

 1949年(敗戦)と1989年(東西統合)は我が国にとって大きな意味を持つ年であり、この2事を上手くマネージしたことによって現在の我が国は自由と平和の国として存在しているわけである。

 そこから国民が今しなければならないことは「我が国の、憲法によって与えられ、確保されている自由とデモクラシーを防護することである。75年前に与えられたこの憲法事項は残念ながら永遠のものではなく、これらを守ることは我々国民がしなければならない仕事である。


 与えられた憲法は”成果”ではなく”委任”であるので、成果に行き着くまでの道程は我々国民が見極め、その道程での努力を惜しまず、目的を見失うことがないように邁進することが、我々に義務として与えられているのである。

 そして今、敗戦で与えられた憲法が夢が覚めるように消えて、ロシアがウクライナに侵略したことで”戦争”と言うものがヨーロッパに入って来たのである。


 プーチン首相の「他の国を犯す」と言う欲求がいつ治るかと言うことは誰にもわからないので、我が国も自国を守るための軍隊を強力にしなければならない。

 パンデミー、インフレーション、経済危機、気候変化、中近東の不和などのニュースに耳を塞ぐ人が多くなっているのが現状だと思われる。

 「この頃のニュースは聞かない、見ない」と言う人が多くなっているということであるが、それで解決する問題ではない。


 大統領としては、現在の我々国民は ”確証試験をされている”と考えている。この”試験”は、以後、もっと大きく困難になると思われる。それに対する対策は”頭を砂の中に埋める”とか、昔のことを思い出して夢をみるとかの方法では解消できる問題ではない。

 我々は「現実感」と「功名心」を強く持って、我が国の憲法を守ることを主張するべきだ!!


 このようにこの国では敗戦で民主主義と、それを守る憲法が取り入れられ、それに沿った政治が行われていることがわかります。 

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2024年06月04日

【From America】「コネチカット州はピザの州」

アメリカのウインドゲイト緑です。

ピザは世界中の人が大好きな食べ物ですね。日本の皆さんもピザは大好きだと思います。
ご存知のようにピザは元々イタリア料理でした。所が、アメリカ合衆国にたくさんのイタリアからの移民が来て、ピザを広め、今ではピザはアメリカを代表する食べ物に発展しました。これは日本のラーメンの発展にとても良く似ていますね。元々は中国料理のラーメンが日本で進化を遂げて、今ではラーメンが日本を代表する食べ物になりました。

さて、日本ではどこがラーメンの発祥の地、という議論はされていなくて、様々な地域の様々なラーメンが特徴を持って競い合っている、という感じです。スープにこだわって、豚骨ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメンなどで変化を付ける、或いは、麺にこだわって、細い麺、太い麺、チリチリとカールした麺、など色々です。どれが好きかというのは個人の好みで決めることで、皆さんもそれぞれ個人的にこだわりがあるのではないでしょうか。

一方、アメリカのピザには大きく分けて、NYスタイルのピザ(ピザ生地が薄いものにトッピングが乗っている)とシカゴスタイルのピザ(デイープ・ピザとも呼ばれる厚みがあってトッピングも大量の分厚いピザ)があります。世界中の人々が知っているのはNYスタイルのピザは生地が薄いものですね。日本の皆さんもこれがアメリカのピザと思っていることでしょう。

このピザの発祥がどこであるか? というのはNYマンハッタンにあるリトルイタリーという説とコネチカット州ニューヘイブン(イエール大学がある街)という説があり、どちらも譲らないまま競い合っています。
コネチカット州のピザ職人がチャーター機でワシントンDCまで出向き、2024年5月22日(水曜日)に、ワシントンDCの米国連邦議会の議事録に「ニューヘイブンは全米でベストのピザである」と宣言して記録を残した、という事がニュースになりました。これにより「コネチカット州はピザの州」というのが公に認められた、と言っています。

CT pizzaアメリカと聞いた時に日本人の皆さんは即座に、フロリダのオレンジ、とかアイダホのポテト、というように特産物というかその地域のイメージが湧きますよね。これに加えて、「コネチカットと言えばピザ」といいうイメージを持って貰いたい、という事だと思います。
以前にもご紹介しましたが、ニューヘイブン独特のピザはイタリアのナポリからの移民が始めたもので、海岸に近いことから手に入れやすいアサリを使っていて、ソースはホワイトソースです。それから発生して、勿論赤いトマトのピザソースに様々なトッピングを乗せるピザが人気になりました。その名も「アピッザ」というナポリ独特の呼び方だったものが、現在では「ピザ」となった、という事です。長くて深い歴史がありますね。

アメリカのピザ発祥の場所はどこか?という議論は今後も続くと思いますが、夏休みにNY地方に旅行をするご予定があるようでしたら、ピザの食べ比べも旅の一つのイベントとして楽しいと思います。

aokijuku at 00:30|この記事のみを表示コメント(0)
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