【From America】

2023年08月15日

【From America】「エアーボート」

アメリカのウインドゲイト緑です。

フロリダといえば、湿地帯(湿原)のエバーグレイズ国立公園が有名です。フロリダにはこのような湿地帯があちこちにあります。そして、深さがない湿地帯を移動するにはちょっと珍しいボートが必要です。私たちがボートと聞いて思い浮かべるのは普通のプロペラを使うエンジンで動くものです。これはある程度の水深が必要ですが、湿地帯は深さがないのでそれが出来ないのです。ではどうやってボートを動かしたら良いのでしょう?水の中がダメなら水の上で何とかしなければなりません。フロリダではエアー・ボートと呼ばれる巨大扇風機を搭載したボートが有名です。

エアボート私はTVでこのエアーボートを見たことはありましたが、今回フロリダの友人を訪ねて初めてその姿と音を聞きました。巨大扇風機が起こす風でボートを動かすのですから、それには大変強い風が必要です。その風を起こすためにかなりの騒音を立てて移動します。その騒音はバイクに乗った大勢のバイカーのグループが街道を走り回る時の音のような感じです。

写真をご覧になればお分かりになると思いますが、ボートの後ろに風を起こす巨大扇風機があり、そのボートを操縦する人はかなり高い位置に座っています。私たちが普段目にするプロペラのボートだと、操縦する人はボートの前方で、或いは中央部に座りますが、これはボートの後方というか巨大扇風機のすぐ前あたりの高い位置に座ります。

このエアーボートは結構スピードが出て、湿地帯をスイスイ移動していく様子を見て、次回は見るだけでなくこのボートに乗ってみたいな、と思いました。

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2023年08月08日

【From America】「空の広告」

アメリカのウインドゲイト緑です。

広告には様々な方法があります。TVやラジオのコマーシャル、チラシ、アドバルーン、旗、日本の伝統的な方法としては「チンドン屋さん」なんて方法もありますね。アメリカは広大な土地がありますから、ビルボードと呼ばれる巨大な広告塔が高速道路の脇に掲げられる、という方法は決して珍しくはありません。しかし、その上を行く方法が小型飛行機を使って空を飛んで、飛行機の後ろに広告メッセージを付けて空を飛び回る、という方法です。

今回アメリカのフロリダ州の友人を訪ねて経験したのは、ビーチでのんびりしていると、ブーンと小型エンジンの音がします。当然のことながら、あれ? 何かしら? と空を見上げます。音楽など必要はなくて、エンジンの音で十分に人々の注意を引くことが出来ます。そして当然のことながら、その後ろについている大空を飛んでいく広告に目が行きます。広くて何もさえぎるものがない海岸線では実に効果的です。

空の広告勿論、お金を払ってこの小型飛行機をチャーターして広告をお願いするのですから、メッセージはなんでもオッケーです。スーパーマーケットのセールのお知らせや、イベントの公示などは実に効果的ですね。
友人の話によれば、あるカップルが素敵な結婚のプロポーズをしたそうです。小型飛行機をチャーターしておいて、女性をビーチにご招待。彼女はビーチで日光浴をしていると小型飛行機がブーンと飛んできました。当然のことながら、彼は「空を見てご覧」と一言。メッセージは「xxさん、結婚してください」と書いてある、という仕掛けをしたそうです。なんて壮大なプロポーズ大作戦だったことでしょう。アメリカの壮大な空に仕掛けられた壮大な結婚の申し込み。勿論 お答えはYES だったそうです。

日本ではちょっと考えられませんが、アメリカ的なスケールの大きさを感じますね。

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2023年08月01日

【From America】「オートミールの食べ方」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本の皆さんの朝ご飯はどんなものを召し上がっていますか? 和食党の人もいれば洋食党の人もいると思いますが、一般的な洋食党の人たちの朝ご飯はコーヒーにトースト。卵料理が加わったりヨーグルトや果物を加えたり、というところでしょうか? シリアルに牛乳をかけて食べるという人もいると思いますが、コーンフレークやグラノラが多いと思います。それが最近になって、日本でもオートミールが注目されていますね。

オートミールを朝食に食べるのは、アメリカでは定番メニューの一つで決して珍しくありません。オートミールとはオーツ麦を食べやすく加工したもので、オールドファッションタイプとインスタントタイプがあります。いずれを使った場合でも、水を加えて火を通して一種のおかゆのような状態になったものに、いろいろ味を加えて食べるのが普通です。または、クッキーに加えて焼くこともありますが、ここでは朝食としてのオートミールについてお話しましょう。

トッピングホテルに泊まると朝食付きのサービスがよくありますが、アメリカのホテルの朝食ビュッフェには必ずオートミールが出てきます。そのトッピングの多さに今回はびっくりしたので、ちょっとご紹介しましょう。

大きな保温用の入れ物にプレーンのオートミールが入っています。それを器に自分で取って、様々なトッピングを乗せていきます。アメリカの定番は甘くすることです。先ずは粉砂糖や黒砂糖です。次はナッツ類とドライフルーツ類です。写真にあるのは10種類のトッピングです。クルミ、アーモンド、パンプキンシード、ココナッツフレーク、ドライクランベリー、干しブドウ、シナモンパウダー、などなど。色々入れれば毎日違う味が楽しめますね。勿論、生のフルーツをいれるのもお勧めです。

そして日本人なら和風にアレンジするのもありです。例えば、梅干しを入れたり、ふりかけやお茶づけの素を振りかけたりするのも美味しいです。また、おかゆ風にするのも美味しいです。ファイバーたっぷりのオートミールは健康にも大変良い食べ物です。

皆さんもオートミールを試してみてください。洋風和風自己流なんでもありです。

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2023年07月25日

【From America】「アメリカのシニアは元気です」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本は世界的に見ても少子化が問題です。少子化と同時に高齢者の数が進み、どうやって年金で高齢者を支えていかれるか? が議論されます。学校は少子化に伴い合併したり閉鎖したり、という事が起っています。

アメリカには55歳以上の人たちが住むシニア・コミュニティーがあちこちにあり、元気なシニアたちが楽しんでいます。ある人によれば、町はシニア・コミュニティ-の開発を歓迎している、と言います。その理由は、年齢制限がないコミュニティーの開発をすると子供が増えて義務教育の為の学校を増やさないといけなくなり、町の予算がオーバーになってしまうから嬉しくないプランになるが、シニアの人口が増えても学校を増やす必要がないから歓迎している、というのです。学校が閉鎖になる日本とは全く反対のストーリーですね。

消費の面からみると、日本のシニアたちはお金を貯めることに専念して、持っている人は子供や孫に残すために貯金する。持っていない人は、老後の為にお金を貯めなければならないから自分の為にはお金を使わない。いずれの場合にも、消費はしない方向ですから、日本の商品開発やコマーシャルをするのは若い人をターゲットにしている場合が多いように思います。その方が儲かるからだと思います。
一方、アメリカのシニアたちは本当に元気で、人生を楽しむことを知っています。フロリダ州の友人を訪ねてみると、暖かい気候のせいもあると思いますが、屋外のアクティビティーを多いに楽しんでいて、テニス、ゴルフ、などは勿論、夕方からはバーやラウンジに行って軽い食事をしながらダンスを楽しむなど、実に元気で活動的です。そして、車いすの人でさえ、バーやラウンジのダンスフロアーの近くに席を取り、音楽を楽しんだりダンスを見て楽しんだり、と何でも若い人と同じに楽しんでいます。店の側も、シニアのお客様は夕方4時ころから早めに来店して夜の8時ころには早めに帰ってくれるので、平日のお客が少ない時間帯には大歓迎だと思います。

ダンス日本人は、「私はもう歳だから、xxxxはもう出来ない」と自らの選択でできる事を制限しているように思います。昔の日本人の女性は、「もう歳だから赤やピンクなどの派手な色は着られない」と自らの選択で洋服の色を暗い色に制限していました。それが、今では明るい色をお召しになる高齢者が増えて、私はとても喜んでいます。日本人の活動も洋服の色選びと同様に、もっと活動的になってくれたら良いな、と感じました。「もう歳だから」という言葉が死語になってくれるように祈っています。

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2023年07月18日

【From America】「フロリダの野生の孔雀」

アメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカは大きな国ですから、州によって気候が全く違います。なんといってもアメリカ国内で3時間の時差があることからして、国の大きさを推し量ることが出来ると思います。日本は大きさから言えばカリフォルニア州と同じくらいです。その日本でさえも北海道の冬の寒さ、沖縄の冬の温かさに違いがあるのですから、それと比べても違う州に行けばまるで外国のようでもあります。私は東海岸のコネチカット州とラスベガスのあるネバダ州を拠点にしています。アメリカの東と西の違いは肌で感じていたものの、今回はフロリダ州の友人を訪ねて、また改めてアメリカ大陸の大きさと気候の違いを感じています。

孔雀フロリダ州オーランドに来て初日、車を運転していると道端に孔雀があちこちに居ることにびっくりしました。友人に聞いてみると、いつもこの辺りを散歩しているけれど、あちこちで見かける、との話。地元の人たちにとっては決して珍しい事ではないようですが、動物園でしか孔雀を見たことがない私にとっては嬉しい驚きでした。

人間に慣れているようで、車の近くまで来て、全く人間を怖がっていないところにも驚きました。コネチカット州では野生の七面鳥が庭にくることも珍しくないので、私も慣れてしまいましたが、場所が変われば生息する野生動物たちも違っているのだなあ、と感じました。

日本国内でも北海道と沖縄では大きな違いがあるのだと思います。旅行の楽しさというのは、直に地元の人たちの生活を感じることが出来て、その土地ならではの食べ物を味わったり、その土地ならではの動物たちとの触れ合いをすることなのだな、と改めて旅行の良さを感じています。

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