【From America】

2023年12月05日

【From America】「サンクスギビング」

アメリカのウインドゲイト緑です。

11月の第四木曜日はアメリカのサンクスギビング(感謝祭)です。この祝日は日本のお正月に似ていて、遠くに住む親せきがみんな帰省して集まります。従って、道路は混雑し、空港も多くの旅行者でごった返すので、道路や空港が一年で一番混雑する日とも言われています。また、食べ物に関しても、各家庭で多少の違いはあるものの、アメリカ全土でみんなが同じメニューである七面鳥を食べる、という点でも日本のおせち料理と似ていると思います。

pumpkin pie感謝祭のメニューは七面鳥の丸焼きは勿論、スタッフィングと呼ばれる詰め物、パンプキンパイ、が定番です。それに、マッシュポテト、いんげんのキャセロール、ヤムと呼ばれる日本のサツマイモとは少し違うオレンジ色の芋などが定番です。そして、お腹いっぱいになったところで、フットボールの試合をTVで観る、というのがアメリカの一般的な感謝祭の過ごし方です。

footballサンクスギビングの次の日から、クリスマス・ショッピングが本格的に始まり、これが一年で一番の大きな買い物合戦となります。この金曜日を「ブラック・フライデー」と呼びますが、面白いことに日本でもこのブラック・フライデーだけは取り入れていることです。七面鳥は食べなくてもバーゲンセールだけは取り入れているのですね。週末はブラック・フライデーのバーゲンセールでお店が大勢の人で溢れますが、週明けの月曜日にはオンラインで買い物をするサイバー・マンデーもあります。オンラインの買い物が定着してきた昨今、このサイバー・マンデーも日本に取り入れられているのでしょうか。

日本人はなんでも海外のもの、特にアメリカの祝日や生活様式を取り入れて日本のものにしてしまうのが大変得意です。ハロウィンの仮装もその一つですね。ブラック・フライデーのバーゲンセールもまたその一つといえるでしょう。

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2023年11月28日

【From America】「アメリカでも味噌が人気」

味噌アメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカでは日本食が様々なところで人気を集めていますが、最初はシェフの間で隠し味のように使っていた味噌が、今では普通の家庭でも使われるようになってきました。
その良い例が、「サーモンの味噌グレーズ」。軽く塩コショウをした生サーモンを白ワインで蒸し焼きにし、その上に味噌とマヨネーズを混ぜたものを乗せて、軽くオーブンで焼き、こんがりと色を付ける、というものです。なんと1週間に一度はこれを食べる、というイタリア系アメリカ人の友人に聞くと、このメニューの時には白いご飯を一緒に食べるとのことです。びっくりですね。

更にびっくりしたのは、行きつけのイタリアン・レストランでのこと。お客をいつも同じメニューで飽きさせないように、と新しいメニューの研究に余念がないオーナーが見せてくれたのは、驚きの味噌でした。
「味噌を使ったソースを開発中なんだ。これ、見て」と見せてくれたのは、ひよこ豆の味噌。「味噌は大豆で作るのが本来の姿なのですが、、、、、。」というと、「それは分かっているよ。だけど、僕の行きつけの店では、ひよこ豆で作った味噌のほかに、玄米で作った味噌もあるんだ。色々使って新しいソースを開発しているんだよ」。と言います。

お寿司がアメリカに行って、カリフォルニア巻きのような姿になって人気を集めているのと同じで、味噌もアメリカに渡って、ひよこ豆の味噌や玄米の味噌が誕生して、それがイタリア料理に使われるようになっていくのでしょうか?
どんな新しいメニューが開発されるのか?楽しみですね。

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2023年11月21日

【From America】「スポーツのメッカになりつつあるラスベガス」

アメリカのウインドゲイト緑です。

ベガス皆さんはラスベガスという地名を聞いて何を思い浮かべますか?先ずはとにかくギャンブル=カジノだと思います。

ラスベガスの歴史を辿れば、最初はマフィアの経営するなんとなく怪しい感じがしないでもないカジノ街でした。
それが、様々なテーマパークのようなパフォーマンスを取り入れて、ファミリーが遊びに行かれる観光地に変身し、同時にマフィアは表から姿を消して、安全な楽しい観光地になりました。
そのラスベガスが、今度はスポーツ観戦のメッカに再度変身しようとしています。

フットボール:
ラスベガスには、レイダーズという名前のフットボールのチームがやってきました。最新のスタジアムが出来上がり、来年の2月に行われるスーパーボールの試合がこのスタジアムで行われることで、今ラスベガスは大いに盛り上がっています。

アイスホッケー:
ラスベガスには、新しいアイスホッケーチームが誕生して、その名前はゴールデン・ナイツ。チーム誕生から大いに活躍して、頂点のスタンリーカップを手に入れました。

バスケットボール:
女子バスケットボールのチームであるエーシズ。こちらも大いに活躍していて、過日 優勝パレードをストリップで行ったほどの実力あるチームです。

野球:
現在交渉中ですが、オークランドの「アスレチックス」を誘致するために、野球スタジアムを建設中です。メジャーリーグのチームがラスベガスにやってくるようです。

これ以外にも、車のレースはNAS Carのレース場があり、車のF1レースをカジノ街のストリップを使って行うとか、ボクシングの試合など、スポーツファンにとっては、見るものが盛りだくさんの場所になってきています。

今まではギャンブル一辺倒のラスベガスというイメージで来ましたが、ギャンブルあり、ショーあり、食べ放題のビュッフェあり、買い物のアウトレットあり、大きなコンサート会場あり、トレードショーが行われるコンベンションセンターあり、に、今度はスポーツ観戦あり、が加わります。

集客力を増やす工夫を惜しまずどんどん実行しているラスベガスです。常に進化するラスベガスから目を離すことが出来ませんね。

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2023年11月14日

【From America】「和牛が英語になった」

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本では英語をカタカナで表記して日本語化することがどんどん加速しています。お年寄りがニュースを見ていて意味が分からないといけないので、字幕にはカタカナの後にかっこ書きで日本語を添えている心遣いもありますが、日本語の語彙にどんどんカタカナ英語が入ってきていることを強く感じます。エビデンス(証拠)などは最近急速に大勢の人が使い始めたカタカナ英語ではないでしょうか。
和牛01
一方、アメリカでも沢山の日本語が英語の中にそのまま使われることが増えています。昔の例を取れば、豆腐や津波などが良い例でしょうか。醤油はSoy Sauceが正式ですが短縮してSoyと読んだり、キッコーマンと呼ばれたりしています。

和牛02さて、今回ご紹介するのは、和食ブーム、寿司ブームに加えて、最近は日本の牛肉の「和牛」が誰にでも通じる英語になっています。アメリカでは牛肉と言えばアンガス・ビーフが定番でした。所が最近では「WAGYU」が大人気です。メニューに和牛と書き込めば、勿論値段は跳ね上がり、大勢の方がこぞって「食べてみたい!」と思う牛肉なんです。

写真のように、アメリカのコストコで売っているひき肉にも「WAGYU」表示があります。お肉専門店で売っているビーフステーキもしっかりと「WAGYU」が表示され、こちらは値段もグーンとアップします。

日本の皆さんはいつでも和牛が手に入るので、ラッキーですね。
和牛 万歳!

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2023年11月07日

【From America】「ラスベガスのスフィア」

スフィア01アメリカのウインドゲイト緑です。

日本の皆さんにも報道があったと思いますが、ラスベガスに出現した大きな球体の形をした斬新なアリーナがスフィアです。

スフィア03形が珍しいだけでなく、この球体の中も外もたくさんのLEDが施されていて、内側はハイビジョンTVの100倍以上の世界最高の16万平方フォートのLEDのスクリーンが設置されているそうです。普通ならばその重さを支えるためには建物の真ん中に大きな柱が必要なのですが、世界初の支柱がない建物としても珍しいのです。そして、外側の光のエンターテイメントも素晴らしく、暗くなればひときわ引き立つ光のショーがどこからでも見ることが出来ます。

最初のステージを飾るのは「U2」のショーですが、全米各地からこのショーを見るために人々が集まります。
スフィア02U2のコンサートにフロリダから来たという人にお話を聞いてみると「素晴らしいコンサートで、飛行機に乗ってわざわざ来る価値があった」と言っていました。

しかし、混雑するラスベガスのストリップから一本入った場所に位置していることから、駐車場が限られており、駐車料金が100ドル(現在のレートでは1万4900円)とびっくりする金額であることなど、問題もありそうですが、それでも世界初の珍しいアリーナは、お金にはいとめをつけないから「一度は行ってみたい場所」になっているようです。

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