2023年01月10日

【From America】「紫のリボンの意味」

アメリカのウインドゲイト緑です。

リボンといえばプレゼントに結ぶ、髪の毛に結ぶ、洋服の飾りにする、などデコレーションが一般的なリボンの使い方でした。しかし、最近ではリボンの色によって、ある意味を持たせてあるメッセージを伝える方法も出てきました。その一番分かりやすい例が、10月のピンクのリボンです。これは乳がんに関心を持って検査をしましょう。乳がんの人を応援しましょう、というメッセージが込められていて、乳がんを経験した人やその家族だけでなく、飛行機に乗ればキャビンアテンダントがピンクのリボンを付けていたり、様々な店舗の制服でも10月はピンクのリボンを付けていたりするのを見かけます。

紫のリボンリボンと言えば「黄色いリボン」を思い出す人もいるでしょう。アメリカでは「戦争に行った人が無事に帰ってきますように」という願いを込めて、木に黄色いリボンを結んでいるものを良く見かけました。
そして2022年には、紫のリボンを郵便受けなどに結んで「暴力(特に家庭内暴力)に関心を持ちましょう」というメッセージが行われた、とTVのニュースで知りました。

私はアメリカの東海岸に拠点を置いて生活していますが、自分の目でこの写真のような紫のリボンを見かけたことはありません。しかし、TVのニュースによれば、暴力が増加していることに対する人々の関心が高まって、2022年にはこの紫のリボンを結ぶことが盛んに行われたそうです。

色には様々な意味があります。これからも、様々な主張をリボンの色で表現することが多くなるのかもしれませんから、興味を持ってみていきたいと思います。

aokijuku at 12:15│コメント(0)

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