2022年10月22日

ビュッケブルグ歳時記 283

「Zusammen mit ”Fridays for Future” auf den Strasse ! 」

 紅葉した葉が散るようになった今日この頃、「Fridays for Future と共に進もう!」というスローガンのもとに、先週は全国の都市で三十万人の人がこの国の地球温暖化政策を促進させるためのデモを行っているのがドイツの毎日です。
 戦争の話でもちきりの国民に向かっての啓蒙の意味もあると思われます。また、しばらく姿が見えなかった先導者 Greta Thunberg が19歳になって、出版された自筆の本を手にまた姿を表したことが原因の一つかもしれません。

 ドイツの、地球温暖化に関するアクチビストたちが自国の政治の温暖化阻止政策に対してどのようなことを要求しているかは次の通りです。

1. 石炭、ガス、石油、原子力から手をひき、修復できるエネルギーにする。
  これと同時にエネルギーを倹約することを奨励し、大気汚染の無い(少ない)暖房法の研究を進め、実行に移す。 
2. 交通機関の変革として全ジーゼル車の使用を禁止する。また公用車の使用も停止する。
  これらに使われていた費用を、新しいバスや電車の制作に、又は自転車のための新しい交通網を作ることに用いる。
3. 3回目の国民への「援助小包」は、低給料の国民だけを対象とする。
4. 地球高温化に苦しんでいる、地球の南に位置する国々を助ける努力は大切であるので、次の温暖化阻止の世界会議にはドイツは資金の面で南の国を援助するべきである。

 これらの事項が現実となることを望んでいるのです。

 また「Last Generation」とか 「Scientist Rebellion」とか「Debt for Climate」などの呼び名をつけたグループは、経済省の入り口で経済大臣との面談を要求し、面談が叶うまで座り込んだりしているのです。 

 ウクライナ戦争が始まってからは、本当に地球温暖化に対する政策が影を潜めているのは事実なのです。

 「地球という一つの惑星を救うには何が必要か」という新聞記事に書かれていることは次の通りです。
* 地球温暖化は惑星をどう変化させるのか・・・乾燥と火災は北の針葉樹林を焼き払い、それまではCO2の倉庫としての役を果たしていた樹林の役から反対 にCO2を吐き出す役目をするというネガテイブな役をする結果となっている。
  また熱帯の常緑原生林がなくなることは、ここでもCO2の発生を生むことになる。CO2の発生を少なくすることが重要事項であるにもかかわらず。
* 温暖化とは・・・地球の温度が上昇していることで、全体数は1、1度Cドイツは工業国になって以来1、9度C上がっている。
  北境圏の温度はもっとあがっていて、これは人間が研究のために使った燃料用液体ガスが原因である。   

 このように海も大陸も人間によって温顔化されたのであると結論を出しているのです。 

 そこから地球を守ろうとの組織、Fridays For Future の発議者でありアクチビストの Greta TH.が「富と権力を持った人たちは、あなた方が為したことに対しての弁償をするべきだ」と言っていることの意味もわかるような気がするのです。

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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