2022年07月23日

記事タイトルビュッケブルグ歳時記 277

希望の見えない未来 2

 残念ながら先回のブログの続きをお知らせすることになってしまいました。 

 最近のTVニュースの先頭は、ヨーロッパの、主に南の国々で多々起きている森や草地の大きな火災についてです。この火事の元はいろいろあるようですが問題になっているのは、地球温暖化からくる自然発火であるということなのです。
 ヨーロッパの北にあるドイツの気温も高くなっていると言われている時に、昨日は、2都市で今年最高の40°cを超したのです。

 そしてこれもタイミングよく、ボン市の近郊のペータースべルグで40カ国が集まって開かれている”地球気候対話会議”に出席している外務大臣からのメッセージ「地球温暖化は人類にとって最大の危機であり、今世紀最高の災禍である」の重みが市民に伝わっているのです。
 外務大臣はこれに続いて次のような発言をしています。
 「今年の11月にはエジプトで COP27 (世界気候会議)が開かれるが、それまでに我が国は今までの2倍の努力をしなければならない。ウクライナ戦争がもたらすエネルギー問題から、石炭発電を続けることになるがこれは非常策であって続ける政策ではないことをはっきりさせる。

 また燃料用液体ガスを作るまでには8年間の期間が与えられているが、経済大国はこの事業に力を注ぎ、その間、貧しい国々への援助を忘れてはならない。これには費用がかかるのだが」
 また先回276のブログで取り上げた G7 の行方もつまずいているとの批判です。集まった資金を後進国に役立てることに疑問があるように読めるのです。    
 また排気ガスを2030年までに65%少なくすると言っていたのに今年の量はこれより多くなっている、と国の政策の不実行を明かしているのです。 

  Fridays for Future は「我が国のショルツ首相は”化石の如き時代遅れの首相だ”」とここでも厳しい批判をしています。

 このようにペタースベルグ会合では、外務大臣からのメッセージ以外は残念ながらネガテイブな批判ばかりが現在の世界環境管理方法に挙げられているのです。  

 そして次の難題は高温に対する人間の健康維持の問題です。この国でも老人が多くなっているので、その人たちの住む施設や、病院の設備が問題になっているのです。個人の家で冷房のついている家は聞いたことがないのですが、公共の施設でも暖房は完璧でも、冷房は今まで必要がなかったと言って良いと思います。

 ドイツでは2,018年から2020年までの2万人の人が、暑病で亡くなったということです。南国のフランスでは7万人と多くなっているようです。この数から85歳以上で、心臓や循環器衰弱などの病気や慢性肺症候群、糖尿病を病む人は特に要注意と言われています。
 ですからこの頃の新聞には暑い日の心得として、「水を十分に飲むように」と「直射日光を避けるように」の注意書きが毎日見られます。
 また、労働組合からの休暇時間を長くするようにとの要求も見られます。

 「地球の温暖化は人類にとって第一の存在危機を示すもの」という外務大臣の言葉を忘れずに、世界中の一人ひとりが地球の将来を思って暮らすのを願うばかりです。 


aokijuku at 00:30│コメント(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別の記事一覧
最新コメント