2022年05月03日

【From America】「春の訪れとウッドチップ」

wood chipsアメリカのウインドゲイト緑です。
アメリカのニューイングランド地方の春は日本より遅くて、イースターの時期になりやっと水仙が咲き始めました。あちこちの庭には春の訪れを知らせるクロッカスと黄色い水仙が咲き乱れています。そして、庭の手入れを始める印にもなっていて、これからがアメリカ男性の出番です。映画でみるような青々とした芝生は一夜にしてならず、かなりの手入れが必要です。また、庭の花壇や低木の周りには伐採した木を崩してウッドチップを作った木片を敷き詰めます。

このウッドチップですが、背の高い木々が溢れるこの地方では嵐で倒れた木、不要な場所に伸びてきた木を伐採して小さくして、ウッドチョッパーという機械に入れて木片を作ります。丁度、オフィスで不要になった書類をシュレッダーにかけるのと同じだと考えて見てください。本来の木の色と木の香りがして庭がとても素敵になります。

ウッドチップというと、もう昔の話になりますが1986年にコネチカット州で起きた殺人事件を今でも人々が思い出して話題になることがあります。
掻い摘んでお話するとパイロットの夫と客室乗務員の妻のカップルで幸せそうにコネチカット州に暮らしていましたが、ある日突然、妻が行方不明になります。死体が見つからず捜査は難しいとさえ思われていました。しかし、思いがけない展開になったのです。ご主人が妻を自宅で殺し、冷凍庫で冷凍した死体を小さく切って、上記のウッドチョッパーで、伐採した木をウッドチップにするのと同じ要領で死体を細かく砕いて破棄した為に証拠の死体が出てこなかった、と言う事件です。ご主人がウッドチョッパーをレンタルしていたことが分かり、その糸口から捜査が進み、死体全部が出てこなかったとは言え、小さく切り細裂かれた指や髪の毛などからそれが妻のものである、と判明した、という事件です。

日本では考えられないような事件ですよね。ニューイングランド地方の殆どの人はもう出来上がったウッドチップを袋詰めで買ったり、トラック一台分を運んでもらったりするのが普通で、ウッドチョッパーをレンタルして自分で木片を作るということは稀だと思います。しかし、なんでも自分でやる、というアメリカ男性ならレンタルすることも出来るのです。木を切る業者が来て木を切った後に道端にある機械を使いその場ですぐにウッドチップを作ってくれるサービスなどもあり、私も良く目にする光景ですから決して珍しい機械ではありません。

なんだか、春の訪れの嬉しい話題にはふさわしくない殺人事件の話に発展してしまいましたが、この時期、長い冬の間 雪に閉ざされていたニューイングランド地方の人達は、ここぞとばかりに外に出て庭の作業をしている姿をあちこちで見かけます。
日本は桜が終わり、今度は新緑が美しい季節になってきたことでしょう。
場所はそれぞれ違っても、春は何だか元気に活躍したい気分になりますね。

aokijuku at 00:30│コメント(0)

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