2022年01月22日

ビュッケブルグ歳時記 265

パンデミー世代の若者たちの不安

 ウクライナ問題や、ひどい勢いで伸びているオミクロン感染者数は日本でも同じだろうと思われるのですが、今週のこの国の議会の様子がTVに映されると、ずいぶん違うだろうと思われるのが議員年齢が若いということと女性が多いということなのです。演説者は女性も多く、また議員世代が若返っているということに気が付きます。

 そこからコロナ感染時代に生きる若い人がこの国ではどのように問題化されているかを今回のブログでお伝えしてみたいと思います。

 14歳から29歳までの若い人たちの生きる道はパンデミーによって非常に不安定になっているというのが結論です。
 若い世代の人たちは、精神の健康、人生設計の自己コントロール、友人達との付き合い、経済面での安定、家族的団結など全てが脅かされているというのが自分達が置かれている状態だと言っているそうです。このように全ての環境が否定的であることや、また「将来に経済的な保証のない若者たちには右(右翼)からの勧誘が大きい」との風評があり、このことはパンデミー時代にも言えることである。経済的保障が無いということは「貧乏」ということの重荷を意味し、この重荷を軽くするということであり、この2年間のコロナ時代には自分の持つ重荷を軽くするためにクラスで暴力を振るう生徒が増えているとの教師達の報告が多く聞こえる、ということです。そしてこれが政治化した場合は右翼からの勧誘が多くなるということです。 

 また半面では、「若い」ということが自由を求める時代であるとも言えるのにも関わらず、60%の若者が国の規則とそれを守る団結には背かないとの意見であることは見上げたことである、との優等生的な調査結果も示されています。 

 そして若い人たちの政治的方向は幸いに建設的で、実用的で、テーマに沿った、党の意向に従った方向で、昨年の選挙での温暖化政策、自由権利確保、経済の将来確保がこれを証明しているということです。
 またここで思い出していただけると思いますが、交通信号機色の連立政府となったドイツですが、その中のFDP(自由民主党)が票を多く得たのは若い人たちの期待と賛成が多かったからだということです。選挙戦で FDP 党はこの国の基本権を重要視し、選挙前の政府のコロナ政策への批判が、右翼のA fD (ドイツのための選択肢党)の票を大幅に奪って今回の連立党を制作させたとも言えるということです。 

 最後に、今回の選挙で AfD 党は7%の票を獲得したのですが、ドイツのコロナ時代を生きる若い人たちは確固としてデモクラシーを支持しているので、国としても、若い人の声を忘れてはならない。
 国としてコロナ時代の若い市民の声を聞き忘れることなく、彼らの政治に対する意欲を育ててゆくことが大切である、と論じられています。

 ここに書いたこの国の「若い人」の様子は、日本の若い人たちととても違うように思われるのです。若い人たち自身よりも、その人達を扱う周囲の違いが大きいのかもしれません。
 このブログに登場する若い人たちは、子供ではなく、次の時代のこの国を作る人達のように自分も、周囲も思って、そのように扱われているように思われます。
 未来の政治家が子供の時から生育されているような感じなのです。
 この国では政治が明け透けで、一人一人が自分の思うとうりを発言できる権利が履行されているのです。この履行は子供の頃からのしきたりなのです。                                                                                                                                                                                  民主主義についての討論が出てきている時代ですが、まずこの主義を若い人たちと徹底して協議することが必要なのかもしれません。 


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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