2021年09月21日

【From America】「Katydid」

アメリカのウインドゲイト緑です。

花と蝶9月に入り、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、少しは秋の気配になってきたのでしょうか? 私の住んでいるアメリカ、コネチカット州は日本に比べると秋の来るのが早いです。秋を感じさせる日本の虫の音といえば、鈴虫とかこおろぎでしょう。

アメリカには「Katydid」という名前の虫がいます。この虫の音は何と表現したらよいか難しいですが「ジー、ジー、ジッ」という音に聞こえます。その音が「ケー、テイー、デイッ」と聞こえることから、この名前が付いたようです。
本当の名前はBush Crickets つまりは日本のこおろぎと似たようなものだと思いますが、残念ながら私は姿を見たことがありません。

興味深いのは、「このこおろぎの音を聞いたら6週間後には秋が来る」と言われているという部分です。今年は7月下旬からこの音が聞こえ始め、8月には毎晩この音を聞いていました。

日本でも、夏の真っ最中には油蝉がジージー鳴くと「あー、夏真っ最中だな」と感じます。ヒグラシが鳴くようになると「夏も終わりに近づいたな」と感じます。そして、鈴虫やこおろぎは秋を告げる虫の音です。
アメリカにも、こんな風に自然界の音が季節を知らせるという事を感じる習慣があるのだと、風情を感じました。


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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