2021年07月20日

【From America】「BOGOとは?」

アメリカのウインドゲイト緑です。

皆さんは「BOGO」という広告を見たことがありますか?
これは「Buy one get one free」または「Buy one get one 50% off」
などの意味で、一つを買えばもう一つはただになります。或いは一つを買えば二つ目は50%引きます、などの意味です。
在庫品を処分する為でしょうか? 或いは販売促進のためでしょうか? 
最初の「Buy one get one free」とはこの商品は半額ですよ、という意味ですが、50%引きで一つだけを買ってもらうより、この広告をすれば二つ買ってくれる、というメリットがあります。一つだけ買おうと来店した人に、お得になっていますから二つ買ってください、というメッセージですね。
720次の「Buy one get one 50% off」は、結局は二つとも75%の値段で買えますよ、というメッセージです。目的は同じことで、一つだけを買いに来たお客様に二つ買ってもらおうという狙いがあります。私は、化粧品やビタミン剤などをこの方法でお得に買っています、

この言葉を聞くときに思い出すのは、クリントン元大統領が選挙戦でこの言葉をもじって「僕に投票すればヒラリーがただで付いて来ますよ」という表現をしてアピールしていたことです。とてもアメリカ的な発想ですね。

この広告を見ても二つ目を買わない場合、一つだけを買うと定価、もしくはその店で設定した値段になってしまうので、つい「それならこの際に二つ買っておくか」という気分にさせます。
一方、野菜などには「二つで5ドル」などの表示があります。こちらは必ず二つ買わなければいけないわけではなく、一つ買う場合、きちんと半額の2ドル50セントにしてくれますから、その表示に惑わされて無理に二つ買う必要はありません。

販売促進には様々な方法がありますが、このBOGO方式は売り上げを延ばしたい売り手にも、賞味期限があるようなものではないから買っておこうかなと思う買い手にも有利な方式だと思います。


aokijuku at 00:30│コメント(0)

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