2021年02月09日

【From America】「コロナワクチンの接種」

アメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカでは医療関係者の次に老人のコロナワクチンの接種が始まっています。
前回のリポートでは、なかなか予定通りに進んでいない、ということをお伝えしたと思いますが、毎日のようにワクチンの接種場所も増えて、かなり進んできています。
私が現在居るコネチカット州では、75歳以上、という条件で老人のワクチン接種を始め、それが終わったら65−74歳の人たちの番が来ることになっています。

ワクチン接種先日、親しい友人がワクチン接種に行ったので、その写真を含めて話を聞きましたのでお知らせします。ワクチン接種はとてもスムーズに行き、アメリカならではの楽しい写真を撮るパネルまで用意してくれていたそうです。観光地で顔だけをだして写真を撮る場所が用意されていますが、こんな真剣な医療現場でもユーモアを忘れないアメリカ人魂には一瞬クスリと笑いたくなります。ワクチン接種は本当に思い出に残る大切な瞬間ですから、これはなかなか良いアイデアですね。接種した後は別室に行き、そこで20分くらいの間、副作用が出ないか?を確かめてから帰宅できるというシステムだそうです。そこには制服を着た消防士たちが接種後の老人たちを見守ってくれていたそうです。現在は、二回の接種が必要なワクチンで、3週間後に二回目を接種する予定だそうです。彼女の場合は、全く副作用もなく快適にスムーズに接種が終わったといっていました。

勿論、全てがスムーズという訳ではなく、低温で保存しなければいけないワクチンは常温で5時間の命だそうです。予約をしていた人がキャンセルした場合、余分が出てしまうこと。コネチカットは雪が深く、予定していた接種が道路事情でキャンセルになるなど、思いがけないことで、せっかくのワクチンを無駄にして捨てなければいけない事態も発生しています。とにかく、ワクチンを無駄にしないで出来るだけ大勢の人の腕に注射したい、と色々工夫をしています。

また、この無駄になりそうなワクチンが出た場合には、年齢に関係なく誰でもワクチン接種をしたい人に注射する、という方法をとっているため、その日の無駄になりそうなワクチンを目指して、予約をしていない人が列を作ってワクチンを求めて毎日通うという事態も起きています。その一方で、人口の約30%の人はワクチン接種が可能でもしない、という意見を持っているため、TVでは「このワクチンは安全です。実験のために人々に接種しているわけではありません」と呼びかけています。

一日も早く、大勢の人がワクチン接種をして、安全な日々が戻っていることを祈るばかりです。



aokijuku at 21:41│コメント(0)

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