2020年05月23日
ビュッケブルグ歳時記 227
若い人たちとコロナ
5月の第一週目は、政府が行ったコロナ制限制度緩和に対して不満をぶちまけるデモが数々の大都市で行われ、その様子がニュースの初頭に立っていたのですが、先週は年齢を少し下に置く若者とコロナ騒動との関係を調査した結果が新聞記事になっていましたのでお知らせしてみます。
「コロナが氾濫する現在、我が国の15歳以上の若者が感じているのは自分たちは無視されている」というものと、もう一つは「わたしは今までに、今感じている失神したような、人事不肖な気持ちになったことは一度もない」という表題です。
これは学校閉鎖とか、コミュニケーション禁止とか、それぞれの未来への不安などからくる孤独感から出てくるものであることが一人の社会環境研究家の調査で分かったとあります。たったの2週間のオンラインでの質問に、パンデミー時期に経験する孤立感や孤独感を長い文章で訴える15歳から30歳までの若者の多いことに、出題者が驚いたということです。これは同時に、いかに政治が若者層を片隅に押しやったということを示すことでもあるということです。
また、今までの社会では”若者” を生徒、高等学校卒業生、受験者などという、ある種の枠にはめ込んで取り扱うだけで、周囲社会が彼らが持つ意見や要望に耳を傾けようともしないことへの不満でもあるとあります。
70%の若者は、それぞれが家庭で世話をしてくれる家族がいるということなのですが、これを良い兆候だと思うのは偏った考えで、13%は自分の話を聞いてくれて、それについて一緒に考え、協議するという話し合い相手はいないということの方が大きな問題であるということとあります。
またこの調査から「学校」というものが欲求不満とか挫折感を作り出すことは皆が思っていることであって、学校というものが生徒に与える圧迫感は今昔変わりないことであるが、ここで問題になるのは「教師の、今=現在の世情に沿った生徒への認識が欠けていることである」多くの生徒はデジタル授業をどうこなすかもわからず、毎日を価値あるものにする方法もわからずにいるのに、これらの問題を生徒と協議する教師が居ないのが問題なのであると調査官は言っています。現在では、考慮する教師が居た場合でも、その効果は統計が示す、0から10のスカラで4.9という中間点だということも考えるべき事項だと警告しています。
今回の学校閉鎖も、若い人たちにとっては学校という、ある意味では生徒にとって最も重要な居場所で、友達のいるところ、コミュニケーションと意見の交換のある場所という学校を閉鎖された生徒たちの困惑は、精神社会障害となる可能性があるほど大きな問題であり、生徒たちにとってこれが未来への不安とつながる可能性が大きいと思われる。学校閉鎖は生徒たちから将来の見通しを奪い、卒業後のこと、見習い仕事のこと、大学教育のこと、就職のこと、海外実習や研修などの実体が空中に見えるだけで、実際の形にならないのがコロナ騒動がもたらした残骸だと思われる。またこれは最近の政党の対若者政策が疎かになっていたという証拠であるような気がする。
これらの形をはっきりさせ、若者に希望を持ってそれぞれの対象に挑戦させるには政治の力が大切で、この機会に若者とのコンタクトを積極的に進め、彼らの意見を真面目に聴く努力をすることが必要だと思われる。若者と同席して意見の交換をするのは大人にとって居心地が悪いことも多いかもしれないが、不可欠なことである。若者はアイディアに富んでいる、そのアイでイアを引き出し、役立てる役目は大人の役である。
今年、小学校から大学まで、全ての教育機関を終了して次に進む若い人たちの未来には相当なハンデキャップがあると思われます。彼らへの心からの応援を含むブログです!
5月の第一週目は、政府が行ったコロナ制限制度緩和に対して不満をぶちまけるデモが数々の大都市で行われ、その様子がニュースの初頭に立っていたのですが、先週は年齢を少し下に置く若者とコロナ騒動との関係を調査した結果が新聞記事になっていましたのでお知らせしてみます。
「コロナが氾濫する現在、我が国の15歳以上の若者が感じているのは自分たちは無視されている」というものと、もう一つは「わたしは今までに、今感じている失神したような、人事不肖な気持ちになったことは一度もない」という表題です。
これは学校閉鎖とか、コミュニケーション禁止とか、それぞれの未来への不安などからくる孤独感から出てくるものであることが一人の社会環境研究家の調査で分かったとあります。たったの2週間のオンラインでの質問に、パンデミー時期に経験する孤立感や孤独感を長い文章で訴える15歳から30歳までの若者の多いことに、出題者が驚いたということです。これは同時に、いかに政治が若者層を片隅に押しやったということを示すことでもあるということです。
また、今までの社会では”若者” を生徒、高等学校卒業生、受験者などという、ある種の枠にはめ込んで取り扱うだけで、周囲社会が彼らが持つ意見や要望に耳を傾けようともしないことへの不満でもあるとあります。
70%の若者は、それぞれが家庭で世話をしてくれる家族がいるということなのですが、これを良い兆候だと思うのは偏った考えで、13%は自分の話を聞いてくれて、それについて一緒に考え、協議するという話し合い相手はいないということの方が大きな問題であるということとあります。
またこの調査から「学校」というものが欲求不満とか挫折感を作り出すことは皆が思っていることであって、学校というものが生徒に与える圧迫感は今昔変わりないことであるが、ここで問題になるのは「教師の、今=現在の世情に沿った生徒への認識が欠けていることである」多くの生徒はデジタル授業をどうこなすかもわからず、毎日を価値あるものにする方法もわからずにいるのに、これらの問題を生徒と協議する教師が居ないのが問題なのであると調査官は言っています。現在では、考慮する教師が居た場合でも、その効果は統計が示す、0から10のスカラで4.9という中間点だということも考えるべき事項だと警告しています。
今回の学校閉鎖も、若い人たちにとっては学校という、ある意味では生徒にとって最も重要な居場所で、友達のいるところ、コミュニケーションと意見の交換のある場所という学校を閉鎖された生徒たちの困惑は、精神社会障害となる可能性があるほど大きな問題であり、生徒たちにとってこれが未来への不安とつながる可能性が大きいと思われる。学校閉鎖は生徒たちから将来の見通しを奪い、卒業後のこと、見習い仕事のこと、大学教育のこと、就職のこと、海外実習や研修などの実体が空中に見えるだけで、実際の形にならないのがコロナ騒動がもたらした残骸だと思われる。またこれは最近の政党の対若者政策が疎かになっていたという証拠であるような気がする。
これらの形をはっきりさせ、若者に希望を持ってそれぞれの対象に挑戦させるには政治の力が大切で、この機会に若者とのコンタクトを積極的に進め、彼らの意見を真面目に聴く努力をすることが必要だと思われる。若者と同席して意見の交換をするのは大人にとって居心地が悪いことも多いかもしれないが、不可欠なことである。若者はアイディアに富んでいる、そのアイでイアを引き出し、役立てる役目は大人の役である。
今年、小学校から大学まで、全ての教育機関を終了して次に進む若い人たちの未来には相当なハンデキャップがあると思われます。彼らへの心からの応援を含むブログです!
aokijuku at 00:30│コメント(0)│