2020年01月25日
ビュッケブルグ歳時記 219
出現した奇妙な情景
先週、首都ベルリンの街路は奇妙な様相を呈出しました。農業省の近くに400台に及ぶトラクターがビッシリと並び、トラクターの通路となる道路は普通の車は交通止めになっていました。
そしてこのトラクター行列と、毎年ベルリンで開かれる「緑の週間」と呼ばれる、健康食を勧めるため会がある日、同じ日となったのです。
この展示会は、土産の食物やチーズやビールを展示奨励した後、訪問者に味見をさせる産物展示及び試食会という、訪問者にとっては魅力的な会なのです。そこから「中はチーズとビール!外は百姓デモ!」という政治風刺とも見える奇妙な街路風景が出現したというわけです。
「緑の週間」展示会には70以上の国がその国の代表となる産物を展示し、40万人ほどの訪問客があるということです。
トラクター団出現の理由は、昨年9月に政府から出された「農業改正政策」に対しての反対デモなのです。ですからベルリンだけではなくその他の大都市を始め、小さな村からでも、新しく出された政策に反対の農業関係者は一団となって、徒歩では足りないとしてトラクター大軍・デモンストレーションとなったのです。
新しく出された農業政策の主な項目は「動物と昆虫の保護」があげられ、殺虫剤として今まで農地で使われていた GLYPHOSATという薬の使用を2023までに完全禁止にする。この薬は草の中で生きる昆虫を殺し、人間には癌の病源をもたらすとされていることが大きな原因とされています。昨年あったドイツの製薬会社バイエルン社対米国のモンザント社との争いを思い出す方も多いと思います。また蜂の数をもっと多くするために努力するこの国の情景は、ブログでお知らせしたと思います。
また肥料のやり方について出された制限にも誤算があり、政府のやり方は農業者にとって概算だけを言っているようで、抗議せずにはいられないとのデモへの意見もあるようです。このような農業を続けていれば、我が国の農産物は高額となり、南米からの輸出が多くなり、これは不健康な食物や遺伝因子改良植物が入ってくる可能性も強いことになるわけで、それでもよいのかなどを、日ごとに規模を大きくしている反対デモへの意見としてあげています。
食物の価格高価化には連邦食品農業大臣K . 氏(女性で、学生時代に「ドイツワインの女王」として選出された経験があるということです。実を言うと、すらりと、ファッションの洋服で装った綺麗な女性は農業大臣には似合わないような気が、わたしにはありますが?!))も考慮に入れているということです。ドイツ国民は一人当たり、一年に平均75キロの食物を必要とするので、生産物価が消費価格より低い場合などには、農業者の採算が合わないことにもなり、考えなければならないと言っています。
またメルケル首相も「お百姓さんたちは社会的にとても重要な役目をしている人たちである」と発言し、農業改革は彼らの声を聞きつつ共に良い方向に向けたいとの意見のようです。
これに対し、野党からはそれぞれの反対意見が出ているようです。例えばみどりの党は補助金の分配について、大企業農業と個人農業者への分配率を考えるべきであると指摘しています。
「中と外が相い入れない奇妙な街頭情景」も消えた今、健康な地球上で健康な農業が営まれる国になってほしいと願いつつ・・・
先週、首都ベルリンの街路は奇妙な様相を呈出しました。農業省の近くに400台に及ぶトラクターがビッシリと並び、トラクターの通路となる道路は普通の車は交通止めになっていました。
そしてこのトラクター行列と、毎年ベルリンで開かれる「緑の週間」と呼ばれる、健康食を勧めるため会がある日、同じ日となったのです。
この展示会は、土産の食物やチーズやビールを展示奨励した後、訪問者に味見をさせる産物展示及び試食会という、訪問者にとっては魅力的な会なのです。そこから「中はチーズとビール!外は百姓デモ!」という政治風刺とも見える奇妙な街路風景が出現したというわけです。
「緑の週間」展示会には70以上の国がその国の代表となる産物を展示し、40万人ほどの訪問客があるということです。
トラクター団出現の理由は、昨年9月に政府から出された「農業改正政策」に対しての反対デモなのです。ですからベルリンだけではなくその他の大都市を始め、小さな村からでも、新しく出された政策に反対の農業関係者は一団となって、徒歩では足りないとしてトラクター大軍・デモンストレーションとなったのです。
新しく出された農業政策の主な項目は「動物と昆虫の保護」があげられ、殺虫剤として今まで農地で使われていた GLYPHOSATという薬の使用を2023までに完全禁止にする。この薬は草の中で生きる昆虫を殺し、人間には癌の病源をもたらすとされていることが大きな原因とされています。昨年あったドイツの製薬会社バイエルン社対米国のモンザント社との争いを思い出す方も多いと思います。また蜂の数をもっと多くするために努力するこの国の情景は、ブログでお知らせしたと思います。
また肥料のやり方について出された制限にも誤算があり、政府のやり方は農業者にとって概算だけを言っているようで、抗議せずにはいられないとのデモへの意見もあるようです。このような農業を続けていれば、我が国の農産物は高額となり、南米からの輸出が多くなり、これは不健康な食物や遺伝因子改良植物が入ってくる可能性も強いことになるわけで、それでもよいのかなどを、日ごとに規模を大きくしている反対デモへの意見としてあげています。
食物の価格高価化には連邦食品農業大臣K . 氏(女性で、学生時代に「ドイツワインの女王」として選出された経験があるということです。実を言うと、すらりと、ファッションの洋服で装った綺麗な女性は農業大臣には似合わないような気が、わたしにはありますが?!))も考慮に入れているということです。ドイツ国民は一人当たり、一年に平均75キロの食物を必要とするので、生産物価が消費価格より低い場合などには、農業者の採算が合わないことにもなり、考えなければならないと言っています。
またメルケル首相も「お百姓さんたちは社会的にとても重要な役目をしている人たちである」と発言し、農業改革は彼らの声を聞きつつ共に良い方向に向けたいとの意見のようです。
これに対し、野党からはそれぞれの反対意見が出ているようです。例えばみどりの党は補助金の分配について、大企業農業と個人農業者への分配率を考えるべきであると指摘しています。
「中と外が相い入れない奇妙な街頭情景」も消えた今、健康な地球上で健康な農業が営まれる国になってほしいと願いつつ・・・
aokijuku at 10:02│コメント(0)│