2018年03月06日

【From America】「リハビリ病院」

リハビリ病院アメリカのウインドゲイト緑です。

日本の健康保険がどんなに素晴らしいか、ということは海外に出て初めて分かることの一つです。アメリカでは各人が加入している保険によって、診てくれる医師が異なります。ちょっと分かりにくいかも知れませんが、日本の自動車保険や生命保険のように会社がいろいろある、ということなのです。評判の良い医師に診て貰いたくても、その医師が自分の保険を使っていない場合には自費で支払う以外には診ていただくことが出来ません。

一方、65歳になると「メデイケア」という老人保健が使えるようになります。こちらは全国一律で、日本の後期高齢者の保険のような感じと思っていただけば良いでしょうか。殆どの医師や病院がこの保険を認めてくれるので、ほぼどこの医師や病院にかかっても心配はありません。

欧米では入院費用を軽減するために、日本に比べると直ぐに退院させる傾向があります。しかし、病気の種類や病状によっては 直ぐに自宅に戻ることが難しいケースもあります。そのような場合、アメリカにはリハビリ病院という場所が用意されていて、急性期を過ぎた患者は転院して、そこで歩行訓練をしたり、体力を回復させたり、それから自宅に戻ることになっています。この段階でICUや手術室を備えた大病院は必要ないけれど、依然としてケアは必要で、むしろリハビリ訓練に重点が置かれます。

一人暮らしの主人の母が転んで大腿骨を骨折した時には、このリハビリ病院で日常生活に戻る訓練をしていました。帰宅前には自宅を視察に来てくれて、バスタブやシャワーの高さを測り、その高さまで足が上がるようにその人それぞれの自宅の状況に合わせて細やかな訓練をしてくれました。帰宅後にも、訪問看護師や訪問リハビリの方が尋ねてきてくれて、日常生活に戻れるまで面倒を見てくれるので、退院しても安心でした。

義理の母の場合には、このリハビリ病院の良さが分かりましたが、他の方の例を取ると内臓の病気などの場合、病状が急変する場合もあり リハビリ病院では手に負えない状態になって再び大病院のIUCに戻る、という可能性もあり、このリハビリ病院の制度の良さと悪さが浮き彫りになります。

日米の健康保険や病院の入院制度が違いますが、それぞれの良さを上手く取り入れて、患者さんが快適にしかも安全に回復して帰宅できる方法が見つかると良いですね。



aokijuku at 00:00│コメント(0)

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