2018年01月09日

【From America】「コカコーラの新たな取り組み その1」

コカコーラの宅配01アメリカのウインドゲイト緑です。

皆さん、おせち料理の食べすぎ、新年会で食べすぎ、とそろそろ胃腸を労わってあげる時期になりましたね。
日本では炭酸清涼飲料水の消費がどのくらいか? 分かりませんが、アメリカでは肥満が問題になっているにも関わらず、未だにソーダ類を飲む人が大勢います。しかし一方では、健康志向の人も多くなり、将来を見据えてソーダ業界も様々な取り組みを展開しています。

コカコーラの宅配02以前、アマゾンで注文した品物を受け取る形として、ロッカーをスーパーの駐車場に置く方式をご紹介しました。この方式を真似て、コカコーラ社はインターネットで食べ物と飲み物を注文、ロッカーで品物を受け取るという食べ物+飲み物の供給を始めたとTVで話していました。皆さん、TVドラマや映画で良く見かけるシーンに、フード・トラックと呼ばれる現代版屋台みたいな車がオフィス街の道路に停まり、ビジネスマンが並んで食べ物や飲み物を注文している姿を見かけることでしょう。これをロッカー方式に代えて、昼ごはんを食べることを想定しているようなアイデアだなあ、と思いました。
食事となれば、食べ物と飲み物の組み合わせは当然のことです。それを別々に売るのではなく、抱き合わせにすることで、ソーダ離れに歯止めを掛けたい狙いのようです。ネットで注文、ロッカーで受け取り、という方式にすることで、インターネットや携帯を自由に操る若者をターゲットにしているようです。

コカコーラの宅配03しかし、消費者は若者だけではありません。中高年にも目を向けなければいけないでしょう。もう一つの取り組みは、ブルーエプロンという食材の宅配大手の会社とタイアップ。こちらも食べ物+飲み物のコンセプトは一緒です。ブルーエプロンという会社は、料理のレシピ、それに必要な材料を自宅まで宅配するサービスですが、これにコカコーラ製品を付けて飲み物も一緒に宅配する方法です。食事とワインの組み合わせのように、このメニューにはこの飲み物をオススメします、というコカコーラ製品が入ってくるそうです。

今までは、喉が渇いたら自動販売機やソーダ・ファウンテンと呼ばれる機械をつかって飲みたいだけソーダを飲んでいたアメリカ人でしたが、肥満問題、ソーダ税などで離れていくお客をなんとか食い止めようというコカコーラ社の創意工夫が垣間見えるニュースでした。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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