2016年09月27日

【From America】「郵便泥棒対策」

mailboxアメリカのウインドゲイト緑です。

日本の皆さんは個人情報を盗まれて困った、という経験はありますか? アメリカは現金ではなくカード決済が多いので、それだけカード番号を盗まれる確立は高くなり、私の周りでも大勢の人が自分に覚えのない買い物をされて困った、という経験をしています。

一体、どうやって個人情報を盗むのでしょうか? 
一番目の可能性は買い物をしたり、食事をしたりしてカードを使った際に店員が番号を盗む場合です。カードを渡してしまった場合、名前から番号まで全て盗まれてしまいます。
二番目には、自宅でゴミを捨てる際についうっかりカード番号が印刷されている領収証などをそのまま捨てる場合です。しかし最近は番号を全て書かずに最初のほうだけを表示してプライバシーを守る対策がとられていますから、その点は安心かもしれません。また、書類を破るなどして対策をとる事も出来るでしょう。
三番目。これが今アメリカで問題になっている「郵便物の泥棒」なのです。アメリカの郵便受けはTVや映画でご存知の通り、丸いドーム型の大きなもので 鍵がかかっているわけではありませんから、誰でもふたを開けて中身を持っていくことは可能です。盗んだ郵便物そのものをどうこうするわけではなく、そこに書かれている住所、名前、電話番号、そして上手くすればクレジットカードの明細などから個人情報を盗むのが目的です。

その郵便泥棒対策として 写真のような鍵のかかる郵便受けが出回るようになりました。郵便配達人は小さな入り口から郵便物を入れられますが、そこから手を入れても中身を取り出すことは出来ません。郵便物を取り出す時には、鍵を開けて大きなふたを開けて取り出すことが出来るように仕掛けがしてあります。見た目は今までの丸いドーム型と変わりませんが、こんな工夫がしてあるところがミソです。

様々な防犯対策が必要な昨今ですが、郵便物もしっかりと守らないといけない時代になったのですね。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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