2016年05月24日
「これなあ〜に」

アメリカの高速道路の飾りは地域によって様々ですが、この写真でご紹介するものはラスベガスの高速道路に造ってあるサボテン(?)です。
日本の高速道路は排気ガスに強い種類の街路樹が多く植えられています。緑があったり、季節によっては花が咲いたり、して美しいことは確かです。でも、それが伸びてきたら、今度は道路の標識を覆いかぶさるようになると危険、ということで剪定のメンテナンスが生じることもあるでしょう。また、路肩の崖の草むしりをしている作業で車線が狭められていることもあります。
ラスベガスは砂漠気候ですから、自然には草木が育ちません。木を植えれば貴重な水をイリゲーション・システムで引いてきて、朝晩水を与えないと枯れてしまい、莫大なお金と貴重な水の浪費につながります。
そこで考えられたのが、このワイヤーで形を作りその中に石を入れるオブジェのアイデアです。高速道路だけでなく、大きな通りの交差点やバイク専用道路の脇などに 様々なこのワイヤーの中に石を入れるオブジェが設置されています。見る人の目を喜ばせ、メンテナンスも実に楽なこのアイデアはなかなか良い方法だと思いました。
地域によって工夫をするとエコで美しいものが造られるのだと感心しました。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│