2015年08月04日

【From America】「貝を他の湖に持ち込まない」

84アメリカのウインドゲイト緑です。

日本の各地の湖や田んぼなどに、もともと日本には生息していなかった海外種の生物が紛れ込み、繁殖して地元の生態系を乱すということが起きています。世界が狭くなり、海外との交流が多くなった昨今、故意にしたわけではなくても思いがけない方法で知らない間に海外から新種が日本に入り込むことが起こっているようです。

アメリカでも同じことが起こっていますが、ここで例に挙げるのは湖でのことです。日本の海でも船の底にフジツボと呼ばれる小さな貝が付着して害を及ぼすことがあるようです。私の住んでいるラスベガス近郊には人工湖のミード湖があります。湖には「Mussel」と呼ばれる小さな貝が生息しており、これが夏のスポーツであるボートの船体に付いて、こちらの湖からあちらの湖へと移動してしまうのです。

少々余談ですが、「Mussel」というとムール貝を思い浮かべる方々が多いと思いますが、食用にするあのムール貝とは大違いで、形は似ているもののこちらは小さな貝で食用にはなりません。

さて話を戻しますが、大きなクルーザーはマリーナに停泊しているために、殆ど移動することはありません。ところが、小さなモーター・ボートやクルーザーはトレーラーに乗せて自家用車のそれを後ろに取り付け、あちこちの湖を訪問することが出来ます。この時に目に見えないような小さな貝の卵が水の中に含まれていて、知らない間に移動してしまうことがあるというのです。それを防ぐには水分をよくふき取ることだそうです。国立公園であるミード湖のあちこちにはDon't move a musselの看板が掲げられています。

小さな努力の積み重ねが後に大きな違いにつながるのですね。皆で大切な自然を守りましょう。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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