2015年03月17日

【From America】「予防接種を受けるかどうかの自由」

vaccineアメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカではこの冬に流行するインフルエンザの型を予測し間違ってしまったために予防接種があまり効かない、ということが起きました。それと同時にこの冬には子供たちの間で麻疹(風疹)が大流行。これには皆驚いてしまいました。昔に予防接種を受けた大人達ももう一度予防接種を受けたほうが良い年齢の人もいるようで、アメリカ全土がこの麻疹(風疹)の広がりに大いに関心を持つようになりました。

そこで話題になったのが「予防接種を受けるかどうかの自由」についてです。麻疹は基本的に子供がかかる病気ですが、その伝染力はとても強く幼稚園、小学校、小児科のクリニック、デイズにーランドを代表する遊園地など子供が集まる場所ではどこにでも危険性が潜んでいます。生後日数が浅くて予防接種が受けられない子供、生まれつきの病気をもっていて予防接種が受けられない子供を除いて、全ての子供に予防接種を義務化することが麻疹の広がりを食い止める最善の方法とは分かっていても、宗教的な理由や考え方の違いで予防接種を受けたくない人に強制することが出来ないのです。それがネックになり予防接種をなかなか義務化することが出来ないことにアメリカ政府は頭を痛めています。

個人の自由を尊重するアメリカでは予防接種を受けない自由を認めなければならない。一方、公共衛生の観点から予防接種を受けない子供は学校に来てはいけない、と予防接種の義務化を打ち出したいが、そうなれば教育を受ける自由を奪うことになる。というわけで、困り果てているのです。

世界が狭くなり国をまたがって人が移動することが多くなってきた現代生活では、自国の中だけで「、、、病はもう無くなった」と思っていても、いつ外国から新たな病原菌が入ってこないとも限りません。次々と登場してくる新しい病気と闘うためにも、昔からある予防接種で食い止めることが出来る病気はなんとか食い止めたいですね。


aokijuku at 00:00│コメント(0)

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