2014年06月16日

【明日の世界233】 「仙山線」

「仙山線は世界一安全な新幹線の重要な役割を果たした路線です」と専門家に言われその解説を聞きましたのでご参考までに下記に記します。
想定外の偶発事故で云々と言い逃れするケースが多いのですが仙山線で徹底的に調査したJRはさすがと素人なりに感心しました。

 仙山線は山形と宮城の県境付近の約50キロの今新緑と渓谷美の試験線路にはもってこいのところです。

日本には電車にも直流と交流がある事知りませんでした。
以下やや専門的過ぎるかもしれませんが辛抱して解説をお読み下さい。

 電車における交流と直流の比較について
 
 
1.長所(交流)
  電車用の変電所が少なくて済む。(直流は約10km間隔、交流は約50km間隔)
  理由 トロリー線電圧を高く出来る。
      交流は電圧変換可能のため、トロリー線電圧約2万ボルト(直流は約1500ボルト)。
      電圧が高いと逆比例して電流が(同じ電力を送るのに)少なくて済む。
      トロリー線の損失は電流の自乗に比例するため。
2.短所(交流、直流は長所)
(1)周辺への電波障害が多い
  特に車両運行用の情報(特に信号)への妨害が多い。
  理由 電流は変化すると電波を出す。
      直流は変化しないが交流は1秒間に60回変化する。
(2)セクション(送電区間分割場所)が必要。
  直流は単純なため分割不要。
  交流は電流方向の変わり方が変電所毎に違うので、列車長分のセクションが必要。
注 在来線の交流電化区間では、このセクション通過時注意していると、
   瞬時社内が暗くなることに気付く。
  新幹線ではこのセクション通過時細工して無電圧にならないようにしている。
  このような細工が必要なのも短所。

以上仙山線を使って徹底的に直流、交流の長短所を調べて交流で行くことになりました。今日世界一安全な新幹線が走っている裏にはこのような技術者の並々ならない御苦労があることをご紹介しました。


aokijuku at 01:54│コメント(0)

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