2014年03月25日

【From America】 「シニアの自動車事故死」

imageアメリカのウインドゲイト緑です。

皆さんは飛行機に乗る時にはちょっと緊張しませんか? 「飛行機が落ちたら命は助からない」と思うからだと思います。しかし、実際には交通事故の死亡率のほうがずっと高いそうですが、車に乗るたびに飛行機の時のような緊張をする人は少ないと思います。

その交通事故死を考える時、当然 若い人の無謀な運転が事故を招く確率が高いと思われることでしょう。実際、自動車保険も若いドライバーが運転する場合には掛け金が高いですね。しかし、これからのデータは自動車社会であるアメリカの場合だということを念頭に入れてお読みください。交通事故死の統計数を取ると 16−19歳のグループの事故死が4.6に対して、80歳以上のグループの事故死は5.5と若い人よりも高くなっています。つまり、老人の運転がいかに危険であるかを表していると思います。

若い人の死因のトップは交通事故に対して、老人の死因のトップは病気であることに変わりはありませんが、交通事故死も有力な死因の一つと言えそうです。視力が衰えた、運動神経が鈍くなったためにいざという時の対応が遅れてしまうなど様々な原因で、お年寄りの車の運転は若い人に比べると危険だということがわかると思います。

日本では、運転初心者は若葉マーク。シニアには紅葉マークをつけるようにしています。あれは実に良い方法だと思います。特に紅葉マークを見かけたら、周りのドライバーが「お年寄りが運転しているらしいから 気をつけてあげよう」という心配りができるからです。アメリカにはこのようなルールがありませんが、ぜひとも見習っていただきたいものです。しかし、差別を好まないアメリカでは難しいことなのかもしれませんね。

aokijuku at 00:00│コメント(0)

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