2013年12月31日

【From America】「手作りカード」

アメリカのウインドゲイト緑です。

手作りカード日本の皆さんは、クリスマス・カードを友人に送りますか? 年賀状は送りますか? 最近はE-メールでメッセージを送る人が増えて、昔のように年賀状を送る人の数が減ったと聞きます。ちょっと寂しい気持ちになりますが、それも時代の流れなのでしょうか。

さて、年賀状を送る場合、皆さんはどのような賀状を作るでしょうか? 印刷屋さんに頼んで印刷して貰う。コンピューターとプリンターを利用して自分で印刷する。これらが一般的な年賀状の作り方ではないでしょうか? 今の時代、墨を硯ですって、毛筆で賀状をしたためる、などという人は 居なくなってしまったのではないかと思います。それと同時に、昔ならその年の干支を芋で彫ったり、消しゴムで彫ったりして、自分流の手作り賀状などもありましたが、今はゴムのスタンプで済ませる人が殆どでしょう。手間隙をかける人が少なくなった、というのは ちょっと残念でもあります。

一方、アメリカは「手作り」に大変価値を見出す国なのです。クリスマスのクッキーも手作りが一番。そしてカードも手作りが一番、とされています。

この忙しい時に手作りだなんて冗談じゃない。時間が惜しいじゃないか。と思われるかもしれませんが だからこそ「手作り」に価値がある、と考えるのがアメリカ流です。

ちょっと時代に逆行しているように思えますが、日本の近代社会で見失っているものを発見する良いきっかけになるかも知れませんね。皆さんも昔に戻って、来年の干支である「午」の形を彫刻刀で芋や消しゴムに彫って、お子さんやお孫さんと楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか? 自分の芸術性を新たに見出したり、手作りの面白さを再確認したり、きっと貴重な時間になると思います。

来年もアメリカのラスベガスからのブログ「From America」をどうぞよろしくお願い致します。
どうぞ良いお年をお迎えください。

aokijuku at 00:00│コメント(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別の記事一覧
最新コメント