2013年06月18日

【From America】「体重で航空運賃が決まる?」

Fat_personアメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカの国民病とも言える肥満。これは大きな問題で、ダイエットや運動で解決できない場合、胃を小さくする手術もいとわない、という取り組みが主流になってきています。

以前から「体重によって飛行機代を決めるのは、フェアーな考え方だ」「いや、それは差別である」という議論はあちこちでされてきました。航空会社は、太った人、痩せた人、子供など様々なお客様が乗っているので、平均体重でなんとか定員を決めてきたのでしょうが、年々アメリカ人の平均体重は増えるばかりのようです。

そこで、サモア航空が一足先に「体重と荷物の合計で航空運賃を決める」という方式を、正式に採用したことが明らかになりました。サモアの人たちはこの方式を肯定的に受け止めているようです。特に子供のいる人には好評だそうです。

この動きが他の航空会社にも広がっていくのかどうか? ということはまだ分かりませんが、果たしてどうなることやら??? 今現在でも チェック・インの荷物には制限があり、一定の重さを越えると「超過料金」を払わされますね。サモア航空は体重と荷物の合計で料金を決めていますが、乗客を体重で差別するのではなく、体重の多い人は荷物を減らして乗れば良いし、体重の軽い人は多めに荷物を持って良い、ということで、料金は一定、というような暫定的な手段も便利かもしれません。そうすれば差別された、という気分は減少するのではないでしょうか。

今後、世界的に航空運賃ルールがどのように変化していくのか? 楽しみですね。

aokijuku at 00:00│コメント(0)

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