2012年10月30日

【From America】「毒蜘蛛」

アメリカのウインドゲイト緑です。
以前、このブログで「我が家にサソリが出た」というお話をしましたが、今回は「毒蜘蛛」! しかも刺されたら死んでしまうといわれている猛毒を持った「ブラック・ウイドウ」と呼ばれる怖い毒蜘蛛のお話です。

世界的に異常気象が報告されていますが、私の住んでいるラスベガス地方も今年は珍しく雨が多いように思います。どうやらその雨のせいで、地中に巣を作って生息しているサソリや蜘蛛たちの巣が水浸しになり、そこに住んでいられなくなり、彼らは仕方なく民家のほうに移動してきたようです。今年はご近所の人たちも口を揃えて「サソリが出た」と言っています。

お知り合いの方は庭で本を読んでいて、ついうとうとと居眠りをしてしまったそうですが、チクリと手が痛いことに気づき、目が覚めたそうです。すると傍に黒い蜘蛛が居たのを見つけ、慌てて近所の病院に駆け込みました。どうやら「ブラック・ウイドウ」と呼ばれる毒蜘蛛に刺された可能性が高い、ということで 早速その毒を消すために血清を打ってもらいました。幸い、その血清が間に合って、何とか命は取り留めたそうですが、今も身体の神経に毒が回ってしまったため、痛みが取れないそうです。

Black_Widow_01その話を聞いて「怖いわねえ」と言っていたすぐ後で、我が家の網戸の外側に黒い蜘蛛が這い上がっているのを家の中のガラス越しに見つけました。これは一大事! 早速、殺虫スプレーをかけて退治しましたが、黒い蜘蛛の死骸を割り箸でつまんで、ひっくりかえしてお腹の模様を見て、再びびっくり。お腹には赤い色で砂時計のような形をした模様が付いていたのです。実はこれがブラック・ウイドウの特徴です。家の中には入って来なかったから良かったのですが、庭に出ていてこの蜘蛛と遭遇していたら前述の被害者と同じ目に遭っていた可能性もあったわけで、怖い怖いと再び毒蜘蛛の怖さが身にしみました。

日本にはブラック・ウイドウのような毒蜘蛛は生息していないのでしょうが、最近は輸入品のカーゴなどに紛れ込んで外国産の昆虫類が日本に入ってきてしまうこともあるようです。蜘蛛は虫を食べてくれる良い昆虫、というイメージを少し改め、自分の身を守ることも考えてみる必要があるかもしれませんね。


aokijuku at 00:00│コメント(1)

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この記事へのコメント

1. Posted by TSUKASA   2012年11月02日 16:45
私は大の蜘蛛嫌いなんです(>_<)

大変なニュースですね…

絶対に遭遇したくないです(ノ-_-)ノ

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