2012年02月19日

「太陽の恵み−エネルギーと風景」

まぶしく輝く太陽は核融合反応で生じた膨大なエネルギーを日々宇宙空間に放出しています。無料で、何の見返りも求めず。恵み深いお天道様です。

地球に届く光は太陽が放出する光のほんの一部です。地球に届いた光の、そのまたほんの一部を利用して37億年の長きにわたって生命活動が営まれてきました。

何の公害を引き起こすこともなく37億年も生命活動が維持できたのは光には重さがないためです。光は引力により地球上にたまることがないためです。

植物は光エネルギーを利用してデンプンをはじめとする必要な物質を光合成しています。ただ使えなかった緑色の光は廃棄物としてどんどん放出しています。  
あの美しい緑の山々の風景は実は木々が捨てたごみの山なのです。それでも公害が生じないのは光に重さがないため地球上にたまらないからです。

あの青い空も、あの美しい夕焼けも実は空気中に漂う小さな微粒子(ゴミ?)と太陽光のいたずらから生まれます。
持続可能な社会ではエネルギーと風景が一体になっているようです。そうでないと持続可能は不可能だからです。

地球に届いた太陽光エネルギーは太陽電池を使うと約15%の効率で電気に変えることができ、砂漠の面積の7%に太陽電池を張り巡らすと人類が必要とする全電力を賄うことがでるという試算があります(清水浩:脱「ひとり勝ち」文明論)。

光は風景とともに私たちを救ってくれるのではないでしょうか。


aokijuku at 00:03│コメント(0)

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