2012年02月28日
【From America】「ワースト5の仕事」

世界的に経済状態が悪いですが、アメリカの失業率は一向に改善の兆しが見えません。最初は職種を選んでいた人たちも、今は「仕事があるだけでも有難い」と思うようになったようです。
さて、2011年アメリカの職種ワースト5が昨年末に発表されました。
ワースト1位 Roustabout (石油を掘る、牧場、港湾などの肉体労働)
ワースト2位 Ironwork (鉄鋼業)
ワースト3位 Lumberjack(木材切り出し業)
ワースト4位 Roofer(屋根を葺く作業)
ワースト5位 Taxi Driver (タクシーの運転手)
タクシーの運転手以外 どれも肉体労働が多いですね。しかし、仕事があるだけでも良いと思えば何でも出来るのでしょう。これらの仕事に対する報酬はいかに? ワースト1位から5位までの平均年間収入は約250万円。12ヶ月で割ると一ヶ月当たり20万円ちょっとになります。
日本では昔、冬の間だけ東北地方から東京辺りに出稼ぎに来る人が居ましたね。それは雪深い東北地方では農作業が出来ないために、冬の寒い間だけタクシーの運転手を都会でして、暖かい春になったら再び農作業のために東北に帰るという人たちでした。アメリカでも、地元の仕事がなければ、他の土地に引っ越しても職を得たいと考える人が多いようです。
しかし、ここにリストアップされているのは職がある人のワースト5。実はこの上には、日雇い労働者。失業者というワースト0位の人たちがいることも忘れてはなりません。
早く世界経済が上向きになってくれると良いですね。
aokijuku at 00:00│コメント(0)│