2011年08月23日

【From America】「牛肉騒動」

Beef牛肉アメリカのウインドゲイト緑です。
日本で、セシウムに汚染された餌を食べた牛が食肉用牛肉として出荷されてしまったことは、アメリカでも報道がありました。その影響かもしれませんが、アメリカ入国の際、荷物のチェックが厳しくなっていると聞きました。

以下は、日本からNYのJFK空港に着いた友人の体験です。
今までも海外からアメリカに入国する時に、肉類や果物など食品に関するチェックは厳しかったのですが、今回は「牛肉を持っていないか? ビーフ・ジャーキーなどビーフに関するものは持っていないか?」とかなりしつこく聞いてきたそうです。そういうものは持っていない、と申告したのですが、持っている食品を確認するからスーツケースを開けるようにと言われ、開けさせられました。中身をひとつひとつ厳しく検査され、日本から持ってきたインスタント・ラーメンのパッケージに「イメージ写真」が印刷されていると、これは肉が入っているのではないか? と質問してきたそうです。中身は麺とスープの素だけなので肉は入っていないと伝えると、通訳を呼んできてパッケージの裏に書いてある原材料を一つ一つ翻訳させたそうです。そして「ビーフ・フレーバー」と書いてあるのを見つけ、「ほら、ビーフが入っているじゃないか!」といわれ、そのインスタント・ラーメンは没収。

更には、違反したものを持ち込もうとしたとして罰金$300(1ドル80円の計算で約2万4千円)を取られたそうです。今は現金を持っていないからクレジット・カードで払っては駄目か? と尋ねると、現金のみしか受け付けないと言われ、そこのATMの機械で現金を作って来い、と言われたそうです。やっとの思いで罰金の現金を用意し、空港を後にしたというお話でした。

日本の牛肉がセシウムで汚染されているというニュースがこんなところにまで影響が出てきたみたいです。夏休みに海外旅行をご計画の方々は、どうぞくれぐれもご注意くださいね。没収だけでなく、罰金まで取られるという厳しい措置をお忘れなく。充分に気をつけてお荷物をご用意ください。

aokijuku at 00:00│コメント(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別の記事一覧
最新コメント