2011年03月12日

スペイン体験記 その7

3カ月、スペインの地方都市、サラマンカで語学を学び、音楽院を目指してマドリッドに居を移しました。

サラマンカでの生活はとにかく、マドリッドでの生活のために無駄使いをしないように生活は非常に質素に過ごして過ごしました。銀行口座などもサラマンカでは作らず、とにかく“全てはマドリッドで準備しよう“と、今、思えばサラマンカで馴染めない自分は未知なるマドリッドに対して、とんでもない幻想を抱いていました。

そんな理由でお金は出国した際、持ってきた現金のみでした。
母親がジーンズの裏に隠しポケットを作ってくれていたので紙幣は全てその隠しポケットに入れてマドリッドを目指しました。私の計算では諸々の出費も見込んでマドリッドでも1カ月はどうにかなるだろうという金額を残しての出発でした。

季節は秋から冬になる肌寒い季節でした。
所持品はトランクひとつとギターのみで、まずは宿を探しました。全く訳も分からず、土地勘もない状態でしたが、気持ちの上では“さあ、ここからだ!”と、いう希望と頼るのは己のみでしたので、とにかく、歩き廻りました。

スペインは観光都市なだけあって、ホテルがたくさんあります。その他、ホテルより、ランクは下がりますが、オスタルという安宿もたくさんあります。
当然、私はオスタルを目指して探しまくりました。
3カ月とはいえ、ここで語学を学んだ成果が少し、役に立ちました。
その頃のオスタルの1つ星の値段の相場は一泊シングル、約1500円前後でシャワー共同という形を取っていました。また、交渉次第では更に安くすることも可能です。

何件も廻るうちに一泊900円、シャワーを使うごとに10分100円という格安のオスタルを見つけ、交渉して一泊900円にしてもらい、もうこれ以下の安いところは望めないという場所に決めました。流石に、ごつごつした石畳の上をトランクをガタガタいわせてギターをぶら下げての宿探しは疲れたらしく、緊張もほどけたのか、その日は泥の中で眠ったように過ごしました。

あくる日からとんでもない時間を過ごすとはこの時点では全く想像もしていませんでした・・・。



aokijuku at 00:03│コメント(0)

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