2010年07月27日

【From America】「アメリカのサンドイッチマン」

Sandwitch_man_02アメリカのウインドゲイト緑です。

昔、日本にはチンドン屋さんとかサンドイッチマンという広告の方法がありました。チンドン屋さんは、音楽を演奏して人々の気を引きます。サンドイッチマンとは、体の前後に大きな広告を下げていますから、丁度 人間がパンに挟まれた形に似ていることから出来た和製英語でしょう。

日本は、公共の交通機関が発達していますから、こういう宣伝を行うのは駅前とか、人の集まる商店街に決まっていました。しかし、アメリカは交通手段が車ですから、車に乗っている人たちの気を引くことを考えなければなりません。そこで、アメリカでは交通量の多い主要道路の交差点で、車が赤信号で停まったときをめがけて気を引くために、広告が書いてある大きなボードを持ったり、振り回したりする「アメリカ流のサンドイッチマン」が立っています。赤信号で停まらなくても、大きな字を見せ、ぬいぐるみの格好をして人目を引けば、車が走っている間でも、運転手や同乗者が「あれ? 何だろう?」と目をひきつけることが出来ます。

コスチュームが奇抜なら、それだけで人目を引くことになりますが、そうでない場合には、細長い広告のボードをクルクルとアクロバットのように振り回したり、大きなスピーカーを傍に置いてダンスをしたり、なんとかして人目を引こうとする努力には涙ぐましいものがあります。「ご苦労様」と言ってあげたくて、手を振ってあげたりしますが、どのくらいの効果が上がるのか?

高速道路の脇には大きなビルボードが立ち並ぶアメリカですが、やはり生身の人間がやっていることは、ことのほか人目を引くのでしょうね。
Sandwitch_man01

midori_windgate at 00:00│コメント(0)

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