2010年03月29日

【明日の世界】その13「小林一三と小川甲子」

先日小川甲子さんの講演を聞きました。彼女は現在宝塚歌劇団の東京支配人で、現役時代甲にしきと言う芸名で男役のトップスターでした。中村錦之助の夫人でもありました。小林一三さんについて先代青木塾長がいつもお話していましたが、時代の少し先を行くのが良い、生駒山のトンネルは当時大きすぎてなんであんな馬鹿デカイものをつくるのかと左遷になったといつもお話くださいました。
阪急鉄道ひいて乗客を増やすために沿線に住宅を建てたことは有名で、住宅ローンは一三が初めて日本に導入しました。明治44年に大きなプールをつくって人を呼びましたがそのうちにシーズンが終わった時の有効利用にパラダイス劇場を水の無いプールを活用して立ち上げ、大正2年に15歳から16歳の女子を募集して宝塚歌劇学校を創設しました。当時芸を教える制度は徒弟制度しかなくて宝塚歌劇学校は優れた家庭婦人を育成する花嫁学校としても注目されました。女の財布を狙う仕事をするのかと批判されたそうですが、小林一三は政治や経済と同じくらい娯楽は大事なものと反論したとのことです。その後順調に発展して大正13年には4,000人収容の大劇場を建てました。
彼の発想はいつも時代の先を行くものでした…続く


kiyoshi_kawabe at 00:00│コメント(1)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by sutadsio 21   2010年11月01日 22:32
わたくし、同級生である、下里昭子さん
を、大事に思っていた、物ですが、今年1月8日亡くなりました、会社経営しております。付き合いが,28年になりました。個人的ですが、貴方様の、同窓会の事、聞いています、銀座のすし屋、今でも傍に、いるようで、恥ずかしですが。素晴らしい、仲間がいて幸せ
でしたね。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別の記事一覧
最新コメント