2010年03月17日

笑うことで治癒力を高めよう、、、

46回となる「癒しの環境研究会」に参加しました。

主催者の医師、高柳和江先生は医師の立場から方々で自己治癒力と環境との関係について講演をされておられますが、私が関心を持ちましたのは先生の講演されるときの課題の一つに「笑い」をとりあげておられたからです。
 
 医療現場は最近、著しく進歩しています。最新の医療設備、清潔な病室、患者の知る権利の尊重、、しかし「何かが足りない」、それは日本の医療現場では後回しにされがちな心のケア、、、と。
 高柳先生は10年間のクエートの病院で小児外科医として現場での治療経験から患者にとつて笑いがもたらす効果に注目され日本でもその運動をはじめられ、笑うことで自然治癒力を高めよう!と「癒しの環境研究会」をたちあげられました。
確かに、日本人は真面目で正直、勤勉であるとか様々な美点があるけれど、私もそうだが笑顔を浮かべている人は少ないと感じています。いつかも海外でかなり親しい人から貴方は笑顔が少ない、、、と言われたことがあって思い出しては顔の筋肉を和らげるようにしてはいるのですが、、

 46回目になるという会にはじめて私は参加したわけですがそのきっかけになったのが偶然、表を通りかかり、出ていた看板の文字に魅かれて6階の私の小さな画廊に立ち寄られた青年から「癒しの環境研究会」のことをお聞きしたからでした。彼は最近、緑内障と診断され自分の人生を見つめなおし、臨床心理士になることを決心し勉強をはじめたということでした。

「笑い療法士」のめざすこと

今日のシンポジウムのテーマの一部は日本医科大学眼科教授であり「笑い療法士」でもあられる方の、手術における笑いと癒し、、そして「チャイルドライフセラピスト」であられる方の子供に優しい手術環境、、でした。「チャイルドライフセラピスト」も「笑い療法士」というのも私にとつては初めて聞く言葉で新鮮でした。

 この「笑い療法士」というのは患者から笑いを引き出し、自己免疫力を高めるサポートをする専門家ですでに全国で370人が認定され医療現場で活動されておられるようです。


aokijuku at 00:05│コメント(1)

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この記事へのコメント

1. Posted by いぶり みなこ   2010年03月17日 16:56
笑いを医療に生かすことはあちこちで行われているようですね。笑い学会というものさえあり、学会誌も発行されています。いまのお笑いタレントや芸人の話芸にはついていけない(面白いとは思えない)のですが、ちょっとした日常の笑いなどは、気分転換になりますし、気分だけでなく体も軽くなると思います。楽しくなくても笑うしぐさをするだけで免疫力が高まると言う研究結果も文献で読んだことがあります。笑うと体の緊張もほぐれてリラックスしますよね。それに笑っている人との会話は楽しいです。

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