2018年05月
2018年05月15日
【From America】「床屋さんで血圧検診」

日本人はアメリカ人に比べると健康に気をつけている人が多いように思います。日ごろから定期健診を行っている人も多いし、政府の補助があって検診も受け易い仕組みが整っているのは嬉しいことですね。
健康保険のシステムが日本と違うアメリカでは、保険に加入していない人も多くいるので、本当に重病にならないとお医者さんに行かない、という人も居るようです。医療にあまり気を使わない人が多い地域の床屋さんは、お客が床屋さんに来た時にそこで血圧チェックをすることを思いつきました。女性が美容院でおしゃべりするのと同じで、男性は床屋さんで髪を切ってもらっている時には気軽に色々話すようで、お医者さんには緊張して言えないような自分の健康のことも、床屋さんには気軽に話すそうです。
そこで、緊張しない環境の床屋さんで先ず血圧チェック。床屋さんならお客も結果を気にせず、気楽に受けてくれるようです。そこで、もし血圧が高いということが分かったら、髪を切りながらリラックスした気分の時に、お医者さんに診てもらったほうが良いですよ、とやんわり提案します。これが以外と効き目があるそうで、この床屋さんはお客さんの健康に一役買っているそうです。
素敵な床屋さんですね。
2018年05月12日
ビュッケブルグ歳時記 178
考えさせられる未来 続き
先回は人工知能の発達過程について学んだことを書きました。その中に、人間のしていた仕事を機械がするようになる社会がどのようになるのかが心配だと書きましたが、この心配はわたしだけのものではなく、現代の労働者社会全般の持つ、考えるべき大きな課題であるようです。
ある日刊紙が、「視点ーーデジタル化は大多数国民を失業者にするのか? それとも発展啓発の余地があるのか」という標題でこの問題を取り扱っていますので、この国では現時点でどのように考えられているかをお知らせしてみます。
先ず、次のような職業の将来が例として取り上げられています。
47歳のシュミットさんは時速200kmで都市間を走る急行列車の運転手です。
「子どもの頃の夢が実現した汽車運転手という職種は、”最初に無くなる職業の例”となるだろう」と、考え深い面持ちで語っているようです。すでに、ある地方で23kmが無人列車のテスト区間として用意されていることからの発言とのことです。
第2例は医学関係で、ここではある種の職が過多とされる可能性があるのではないか、とあります。例えば患者のレントゲン撮図を、コンピュータープログラムが医者よりも早く読み取り、分析が出来るようになれば、医者の必要はなくなるのではないか。また、ある手術が出来るロボットが作られた場合は外科医は不必要になると、いうわけです。
そして次には、弁護士が、例えば2会社間の分厚い契約書を作る場合、作成の場では機械の言語知識組織が、間違えなく、短時間で作り上げることになり、多くの人間の手が不要となるとの例が挙げられています。
また、中国のアリババ・オンラインデパートの繁盛振りは、以後3世紀間に800万の、今まで人間が扱っていた職場を奪うことになるだろうと予言しているとあります。
これらの例は、猛スピードで発展している人工知能技術が社会に与える、極端に云うとネガテイブな面を示していて、ここからは上記の”心配な面”だけが読み取れるわけです。
が、次に読み進むと”啓発の余地について”としてポジテイブな面が挙げられています。これは言い換えると、機械が働くようになる未来社会に対して国民の持つべき心構えを示しているような気がしますので、お伝えしておきます。
シーメンス会社で開発技術者として働いているS.さんは、「自分たちはModulと基礎用材のプログラムを作る仕事をしているが、この二つの組み立て方を工夫することで、我が社の製造物に特殊性をもたらせることが出来る。例えば、薬品関係の機械が、今までのように全ての患者に標準薬品を与えるのではなく、その患者に適した薬品を選ぶ機械を生産することが出来るということなのです」と云っています。そして、「今の仕事は大学で学んだとととは全く違うものなのですが、そこで止まってはいけません。このコトが示しているのは、止まること無く、新しいことに対する興味を持ち続けること。言い換えると学ぶことを面白いと思う心を忘れないことが、デジタル化する社会への心がけだと思います」と結んでいます。
社会が新しくなるという革命的!前提に対しての、実行が出来るような気になる
忠言はやはり慰めになります。
先回は人工知能の発達過程について学んだことを書きました。その中に、人間のしていた仕事を機械がするようになる社会がどのようになるのかが心配だと書きましたが、この心配はわたしだけのものではなく、現代の労働者社会全般の持つ、考えるべき大きな課題であるようです。
ある日刊紙が、「視点ーーデジタル化は大多数国民を失業者にするのか? それとも発展啓発の余地があるのか」という標題でこの問題を取り扱っていますので、この国では現時点でどのように考えられているかをお知らせしてみます。
先ず、次のような職業の将来が例として取り上げられています。
47歳のシュミットさんは時速200kmで都市間を走る急行列車の運転手です。
「子どもの頃の夢が実現した汽車運転手という職種は、”最初に無くなる職業の例”となるだろう」と、考え深い面持ちで語っているようです。すでに、ある地方で23kmが無人列車のテスト区間として用意されていることからの発言とのことです。
第2例は医学関係で、ここではある種の職が過多とされる可能性があるのではないか、とあります。例えば患者のレントゲン撮図を、コンピュータープログラムが医者よりも早く読み取り、分析が出来るようになれば、医者の必要はなくなるのではないか。また、ある手術が出来るロボットが作られた場合は外科医は不必要になると、いうわけです。
そして次には、弁護士が、例えば2会社間の分厚い契約書を作る場合、作成の場では機械の言語知識組織が、間違えなく、短時間で作り上げることになり、多くの人間の手が不要となるとの例が挙げられています。
また、中国のアリババ・オンラインデパートの繁盛振りは、以後3世紀間に800万の、今まで人間が扱っていた職場を奪うことになるだろうと予言しているとあります。
これらの例は、猛スピードで発展している人工知能技術が社会に与える、極端に云うとネガテイブな面を示していて、ここからは上記の”心配な面”だけが読み取れるわけです。
が、次に読み進むと”啓発の余地について”としてポジテイブな面が挙げられています。これは言い換えると、機械が働くようになる未来社会に対して国民の持つべき心構えを示しているような気がしますので、お伝えしておきます。
シーメンス会社で開発技術者として働いているS.さんは、「自分たちはModulと基礎用材のプログラムを作る仕事をしているが、この二つの組み立て方を工夫することで、我が社の製造物に特殊性をもたらせることが出来る。例えば、薬品関係の機械が、今までのように全ての患者に標準薬品を与えるのではなく、その患者に適した薬品を選ぶ機械を生産することが出来るということなのです」と云っています。そして、「今の仕事は大学で学んだとととは全く違うものなのですが、そこで止まってはいけません。このコトが示しているのは、止まること無く、新しいことに対する興味を持ち続けること。言い換えると学ぶことを面白いと思う心を忘れないことが、デジタル化する社会への心がけだと思います」と結んでいます。
社会が新しくなるという革命的!前提に対しての、実行が出来るような気になる
忠言はやはり慰めになります。
2018年05月08日
【From America】「家具の転倒」

日本は地震国ですから、地震のための準備は皆さん十分になさっていると思います。非常用の食料などの備蓄もそうですが、家の中では家具が倒れてくるときに備えて家具の転倒防止のために家具を固定しているお宅も多いと思います。一方、アメリカでは限られた地域にしか地震は来ない、とタカをくくっている人が多く、地震の準備はあまり出来ていないように思います。
アメリカでは家具の転倒というと地震よりも子供がタンスの引き出しを出してその上によじ登り、体重で家具が倒れて下敷きになり、死亡事故に繋がるという悲しい事故の方が多いようです。家具の転倒防止策はいずれも同じで、家具を固定することなのです。
地震はいつやってくるかわかりません。子供の行動も、予期せぬ時に大人が思ってもみない様な行動をする、ということを考えると、いつやってくるかわからない、という点で似ています。
備えあれば憂いなし、ですから 小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では、子供のこんな事故があることを知って、十分な備えをしたいですね。
2018年05月07日
2018年05月01日
【From America】「宇宙への旅」

ゴールデンウイークは一年で一番過ごしやすい時期であり、多くの人が旅行をする時期だと思います。国内旅行でゆっくりと、又は海外旅行を選んで急ぎ足で沢山の国を周る、など思い思いの旅の計画があるでしょう。
ここで夢とも現実ともいえる「宇宙への旅」のお話をしましょう。宇宙への旅なんてサイエンス・フィクションでのお話だと思っていたら、まあ 本当に実現可能になってきたそうです。それも、なんと身近な2020年には宇宙への旅が実現できるとあって、今から予約を受け付けている、とTVのニュースで報道していました。勿論、政府がやっているNASAから打ち上げる宇宙ステーションに行くわけではありませんが、プライベートな会社が初の宇宙旅行を12日間で10ミリオン・ドルというお値段で売り出したそうです。貴方だったらどうしますか? お金が有るか無いかは別にして、世界初の宇宙旅行に行きたいと思いますか?
この夢のような旅行がこの先どんどん市場に出回る日も近いのかもしれません。
参加者は宇宙飛行士が受けるような訓練が必要なのか? は分かりませんが、その日のために是非とも健康に気をつけて準備しておく必要はあるかも知れませんね。
Bon Voyage!