2017年02月

2017年02月28日

【From America】「ホワイト・デーのアイデア」

bedアメリカのウインドゲイト緑です。

バレンタイン・デーが終わり、そろそろ男性はお返しのホワイト・デーをどうしようか? と悩まれている方も多いと思います。バレンタイン・デーに女性からチョコレートを贈る習慣は日本独特のもので、更には「お返しに」ということでホワイト・デーなるものまで作ってしまった日本の製菓業界のアイデアは素晴らしい作戦でしたね。欧米ではバレンタイン・デーにプレゼントを贈るのは男性から女性へ。そしてその品物もチョコレートに限らず、花束だったり、宝石だったり、様々です。

ホワイト・デーのアイデアに悩んでいる日本の男性諸君へ、今年は男性からのお返しにこんなアイデアはいかがでしょうか?
アメリカでは、バースデーや母の日など特別な日にはお母さんにゆっくりとベッドで寝てもらい、朝ごはんをベッドまで運ぶ、ということをするのを映画などで観たことはありませんか? アメリカには「ベッド・トレー」と呼ばれるお盆に小さな足が付いたベッド用のものがあります。日本人が見ると、多分 ロマンチックな感じがしなくて「介護用?」と思ってしまうかもしれません。しかし、アメリカでは特別な人に特別な日にしてあげる愛の表現ともいえることなのです。
自宅にある普通のお盆でも大丈夫ですから、ちょっと早起きをしてやってみませんか? いつも家族や自分のために朝ごはんを作ってくれるお母さんに、ベッドまで朝食を運んで愛情を表現してみましょう。きっと素晴らしいサプライズになるでしょう。そして、赤いバラの花を添えることをお忘れなく! そうすれば介護のイメージはなくなり、ロマンチックなお盆に変身すること間違いなしですね。




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2017年02月25日

ビュッケブルグ歳時記 149

2016年の終わりに考えること 3


 間違った標題のように見えますが・・・
 ドイツの学校教育では、2月の終わりが一学期の終了期です。それと今、9月の総選挙のための選挙戦が繰り広げられていること、この2事項を機会として、「2016年の終わりに考えること 1+2」で書き足りなかったことをお伝えしたいと思うのです。


 先ず、この国の現在の政治状況を大まかにお伝えしてみます。
 トランプ大統領当選の時は、国民の多くが、メルケル首相は、起こり得る騒動を冷静に鎮める力を持っているとして彼女を支持する気配を濃くしました。しかし、その後、それまで外務大臣であった社民党のシュタインマイヤー氏がドイツ連邦大統領に就任し、社民党首のガブリエル氏が党首の席を辞任したことで、それまでEU議会長官であったシュルツ 氏が社民党の次期首相候補者として立候補したことにより事情が変わってきているのです。シュルツ 氏は、度々書いていることですが、この国の教養人の持つアビチュアーを持たず、大学勉学暦もないのですが、小市民のための公(平)政治をすることをモットーとし、国民の心をつかんだのです。その結果、世論調査では、首相を直接選挙出来る場合には国民の半々が両氏に票を入れるという意志表示がありました。しかし、この国では直接ではなく、首相の属する党を選ぶというシステムなので、実際にはメルケル氏の党、保守政党への票数がほんの僅か多いだろうという現状になっているのです。


 このような大要を書いたのは、この国では政治の状況が誰にでも判る、ということを知っていただきたいと思ったからです。多分小学生でも高学年生は、興味をもって、注意してTVや新聞を見ていれば、誰がどんな考えをもって立候補して、票を集めようとしているかがわかると思うのです。要して言うと、政治が易しいのです。そこから政治が国民の近くにあると言えると思うのです。


 「国民に政治が解る」ということはとても大事なことだと思います。
 日本での選挙権年齢低下を聞いた時には、それよりも先に、政治を市民に説明出来るような形にすることを心がけ、政治と国民の間隔を近くする政治教育をするべきではないかと思ったのです。ほとんどの若い人達が「誰に投票したらいいか判らないから、選挙には行かない」と言っていることを聞く時、するべきことがこれだと思うのです。票を入れる人が判らないということは、政治が身近ではないので、どの党がどういう政治を志しているかが明瞭ではないからだと思います。このような若い人達を選挙に往かせるためには、この点を明瞭にすることが必要です。
 選挙年齢低下を決めたお役人や、「若い人の票に期待している」という政治家のことを聞くと、党や政治家の政治方向が若い人に解らなくても、票を集めることで国情が変わるとお考えなのでしょうかと、訊きたくなります。
 これと同じように「公共」時間を必修にするとのニュースを読むと、なんとなく的が外れているように思えるのです。これでは過程を省いて、目的を急いでいるように見えます。
 選挙年齢低下は政治教育がなされた後にされるべき政策で、「公共」教育は(とても良いことだと思います)政治教育(この中では共産主義などの多々の思想主義を勉強するとともに、民主主義を奥深く思考し、学習するべきだと思うのです)の後、なされても遅くはないと思われます。もしかしたらこれは、されるべき教育ではなく、民主主義を良く知ることで、教育されなくとも、「公共」がどのような意味を持つか、自ずと解ってくるのでは、とも思えるのです。


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2017年02月21日

【From America】「How RU」

How aアメリカのウインドゲイト緑です。

日本でもアメリカと同じく核家族になり、一人暮らしの老人が増えました。実家が遠い場合は勿論、スープの冷めない距離に住んでいても、それぞれが忙しくて毎日顔を合わせないこともあると思います。

アメリカでは「HowRU」という無料のサービスがあり、契約をしているシニアの人達の家に一日一回「お元気ですか?」と電話を掛けて安否確認をしてくれます。もし応答が無かった場合には、すぐに対応が出来ますから安心ですね。
日本でもアメリカでも、一人暮らしの老人が自宅で転んでしまって、助けを呼ぶことが出来ずに何日間も床に倒れたままだったという残念な話を聞きます。そんなことが無いように、このサービスは実に効果的です。

日本でもお友達同士で、電話を掛け合って安否確認しあうのも一策かも知れませんね。

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2017年02月14日

【From America】 「ハンバーガーのオーダーが変わります」

ファーストフード01アメリカのウインドゲイト緑です。

皆さんはハンバーガーのお店に行くと、元気な声で「いらっしゃいませ」と言って注文を受けてくれるクルーに出会うことが多いと思います。ニコニコした笑顔で接客してくれると、こちらまで嬉しくなりますよね。

ところが、アメリカではこのクルーの仕事が機械に代わろうとしています。
写真をご覧になればお分かりの通り、ハンバーガーを注文する場合、タッチパネルのボタンを押してオーダーします。特別注文で、レタスとトマトを入れて、とかオニオンは抜いて、ソースなし、などの細かい注文もタッチパネルで出来るので、本当に人間が居なくても用が済むように出来ています。
この変化を「便利」と見るのか? それとも人間と触れ合うことが無くて「寂しい」と見るのか? 受け取り方はいろいろだと思いますが、自分でオーダーすれば間違いがない、というのも事実ですね。

今でこそ当たり前のATMですが、銀行の窓口でのお金の出し入れが普通だった時、「銀行員さんがやる仕事を私達が入力しているのに、どうして手数料を取るの? その分、安くして欲しい」と不満を言っていた頃のことを懐かしく思い出しました。すぐにこのオーダーのやり方にも慣れていくのでしょうね。

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2017年02月11日

ビュッケブルグ歳時記 148

闇の中に見えるもの


 大西洋の向こう側の国では新大統領が就任以来、数々の数奇な布告が出されたり、こちら側の大陸では、EU同盟国々間の結合や、NATOの行く先が脅かされるなど、今の世界は薄闇に包まれているような気がします。
 アメリカで出されている、全ての国民への健康保険保障案は中止にするとか、メキシコとの間に壁を建設予定とか、中近東7カ国からの人民に入国を禁止するとかの大統領指令は世界を驚かせるに十分な内容で、それらが施行された時には世界が闇に包まれると思うと空恐ろしくなります。この布告が作るだろう闇に対して、世界形成の一国としてのドイツがどのように対応したら良いかに付いては、新聞TVなど、全メデイアが様々な意見を持って取り上げています。
 

 この中の一意見に、庶民の一人としてわたしが驚いたことがあります。今日はそれについてお伝えしてみます。
 世界が闇に向かっていることは、蔓延っているテロ行為が根源にあることは確かだと思います。ここで思い出していただきたいのは、2016年の大晦日にベルリンのクリスマス市場で起った、大型トラックによるテロ事件です。この事件の容疑者は、チュネジア国籍のA.Aということが判っていたそうですが、証拠希薄のため逮捕におよばず、また書類不足のため強制国外追放も出来ず、現在は地下潜伏となっているとのことです。 この事件がきっかけとなり、今、予想テロリストたちに対する「電子足枷」使用法が議会にかけられているのです。


 「電子足枷」とは、発信機が入った小さな容器と受信基地とが繋がれている機具で、発信機が足首に巻かれているため、核当者は常時、居る場所がコントロールされるわけです。ドイツでは5年前から合法となり、5州で施行されているということです。主に児童に対する性犯罪者と少数の重刑者に使用されているようです。


 この、今まで知らなかった「電子足枷」がTVの画面に映し出され、軽くはあっても一種の刑罰具を、危険発揮予想*テロ容疑者に装着する法規が作られようとしていることに、この国にも闇が迫っているような気配を感じるのです。*の予想とは、Gefaerder=危機を起こしそうな、という疑いのある人の意で、事件を起こしたという事実のある人物だけを対象にしているのではないのです。テロの疑いがあるというだけで、足枷を付けるということが法治国でもあるのかと驚いたのです。
 

 ここで標題ーー闇の中に見えるもの、に戻っていただきたく思います。テロ災害を避けるために、この法案に賛意を示す国民の数も多いようですが、闇の中に光る意見もあるのです。「今までは「足枷」付けには、3年間の刑期全うの後も安全が疑われる場合や、再犯が予想される場合のみとの条件があったが、それを変える法規を新たに作ることは、テロの武器に、法変更という武器で対抗することになり、これは法治国がIS国と同じ水準になることを意味する。我々は武器をもってではなく、精神をもって対応するべきではないか。そして、我が国の憲法2条に記されている『個人の自由は不可侵である』は、ドイツ人だけを対象にしたものではなく、この国に居る全ての人を対象にしていることを忘れるべきではない」です。


 ここで米国新大統領の中近東国人入国拒否布告が、法官が最後の決定をすることで拒否されたことを知り、その国の持つ憲法の重要さを改めて知らされました。








aokijuku at 11:19|この記事のみを表示コメント(0)
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